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 定額給付金でいける海外ツアーというのがあるそうですが、基本的な突っ込みとして、『海外に金を落としてどうするねん!』というもの。本来の目的を考えるなら、国内企業に対して使いましょう。常識的に考えるまでも無く。

( ・ω・) 私は、何に使えば一番良いのか、未だ試行錯誤中

「い、今の何?」
「わたくしに分かる訳がありませんわ」
 うん、ご尤も。聞いておいてなんだけど、僕も全然、分からないもの。
「ですが、一つ言えることはありますの」
「うん?」
「あちらは、ノアニールの方角ですわ」
「……」
 只今、思考が迷走中――。
「あー!?」
 そ、その通りだよ。動揺して、そんなことも分からなくなってたよ。
「シス、起きて!」
「う……ん……くかー」
 普段、寝起きだけは驚くくらい良いのに、何でこういう時だけ熟睡なのさ。
「良いから、目を開けて!」
「なーご?」
 猫? 今の、猫の真似?
「ドラゴラムってさ。巨大な竜に変化するのは良いんだけど、着てた服がどうなるかってのが永遠の謎だよね」
「あれはね。裸の肉体そのものが変質するっていうより、魔法を使った術者自体の概念が竜化するっていうのが正しい表現になるのかな。だから、解けた後はちゃんと服を着た状態に戻るらしいよ――じゃなくってさ!」
 何で、寝惚けた人の発言に、解説なんてしてるのさ、僕!
「ほら、行くよ!」
「うなー……」
 何処か、この世でない別の場所を見ている感さえあるシスの手を取り、森を抜け出す為、駆け出した。それに続く形で、アクアさんやお爺さん、女王様も後についてくる。
 一体、何が起きているのか。気持ちばかりが先行して、何が何だか分からない。それでも僕達は、ことの成り行きを見届ける為、絶えることなく足を動かし続けた。

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 最近、ブログの更新が遅延気味で申し訳ありません。いえ、とりあえず、色々と思ってしまうことはあります。締め切りって、一度破ってしまうと、あとは奈落を落ちるが如しとか。

( ・ω・) 冨樫氏の気持ちが、少し分からんでもない訳でありますよ

「くーくー……」
 ところで、この状況で眠れるシスってどういう神経してるんだろう。状況を全く理解してないだけって感じもするけど。
「何にしても、だ」
 逸れかけた思考を、強引に引き戻した。
「僕は兄さんを信じてる。僕の知ってる兄さんは、そんな判断をしたりしない」
 吐き捨てる様に言葉を言い放った途端、何か、熱いものを感じた。
 あ、あれ。何か痛いくらいなんだけど、これって――。
「――!」
 反射的に、僕は手にしていた『夢見るルビー』を放り捨てていた。あ、熱くなったの、この宝石なの? 地面がジュージュー言ってるから、間違いないと思うんだけど――。
「不可解な、魔力の波動を感じますわ」
「魔力?」
 ほんのり淡い光さえ放っていると思える宝石に、視線を向けた。
「何が起こっていると……言うのです」
「え、これって『夢見るルビー』本来の何かじゃないの?」
 も、もしかして、口伝で継承していく内に忘れ去られた力とか……だとしたら、真相を知る術がないじゃない。
「もしかすると、この熱を使えば、美味しい目玉焼きが作れるかも知れませんの」
 敢えて聞かなかったことにするって、大事なことだと思うんだ。
「!?」
「ですの?」
 瞬間、光が弾け飛んだ。宝石から放たれた、赤い、帯状の虹は、そのまま日が昇る方向へと伸びていく。

 昨日だか一昨日だか、北朝鮮で、日本の総選挙に相当する選挙が行われたそうですが、もちろん、金総書記の信任率は100%中の100%だったそうです。

( ・ω・) だから、民主主義国家でそれは有り得ないと、何度言わせる気かと……

 物凄い、違和を感じた。
「兄さんが、その言葉で引き下がったの?」
「ええ、勇者と言えど人の子。出来ることと出来ないことの差はわきまえているということでしょう」
「冗談じゃない」
 自然と、口が動いていた。
「兄さんの口癖は、『勇者ってのは、勇気ある人って言うけど、俺はそう思わない。勇者は、見も知らぬ他人に勇気を与えてこそ勇者って呼べるんだと思う。だから、一見、不可能なことにも臆せず挑戦して成功させないといけない』だ。そんな兄さんが、ちょっと困難なくらいの状況で諦める訳がない」
「身内を贔屓されるのは自由ですが、それが真実です。こんなところで偏った脚色を加えても、私達には何の益も無いでしょう?」
「う……」
 たしかに、それも正しい理屈だ。ノアニールの人達を元に戻すつもりが無いのなら、素直にそう言えば良いだけで、兄さんを出汁にする必要はない。
「分かりましたか。今の私に、かの者たちを世界に戻す術はありません。そのことを理解し、この地より立ち去りなさい。贖罪は、我々が請け負います。あなた方は、あなた方の進むべき道をお行きなさい」
 高慢にさえ思える物言いの裏側に、重さを感じた。彼女は、自分の侵した罪を、死という単純な罰で償おうとはしていない。生きて全てを見届けて、その上で成すべきことを模索している。そんな心持ちを、感じ入ることが出来た。

 何でも、経済産業相の二階氏の担当者も捕まる方向で動いてるという話ですが、小沢氏を擁護していた野党の皆さんはどうするんでしょうか。彼らなら、『小沢の献金は無問題。だけど二階は議員辞職すべき』。その位は言ってくれます。

( ・ω・) ぶっちゃけ、この件を叩く権利があるのは、共産党だけという現実が実に虚しい

「だけど、私も意識せずに使った力……後悔したところで、元に戻す手段がある訳じゃない。世の中、そんな都合の良い魔法や道具がある訳じゃないのよ」
「え、そ、それじゃ、結局、ノアニールの人達を戻す手段は分からないってこと!?」
 そ、そうだよなぁ。四年前、『夢見るルビー』を兄さんが見つけた時点で、一方的に息子さんが悪いとは言い切れなくなった訳で。ノアニールの人達に贖罪する気持ちがあったなら、その時点で解放していたはずだ。
 ああ、もう。こんだけ苦労して、結局、無駄足だったなんて。
「引き下がりましたの?」
 ん?
「アレル様は、それでノアニールの方々を放置して引き下がりましたの?」
「あ……」
 そ、そうだよ。暴走熱血バカの兄さんが、それですんなり立ち去るとも思えない。
「嘘をつきましたから」
「嘘?」
「ええ。解呪の儀式には準備諸々を含めて二月は掛かる、と。それだけの時を無為に過ごす訳にはいかないと、二人はそれで立ち去りました」
「要は、騙しましたのね」
「ええ。嘘も方便。出来もしない夢を追わせるより、彼らには、もっと大きな世界を見て貰わないと困りますから。この狭い世界に閉ざされるのは、私達だけで充分です」

 何だか、『自民党に捜査が及ぶことは無いだろう』と言った政府高官が、漆間氏という方だと判明したそうですが、民主党はそこを攻撃材料にする気です。いやいやいや、一般国民が『誰やねん』という元官僚叩いたって、『次期総理候補』への逆風は防げないだろうに。

( ・ω・) 軍船でいうと、船底にでっかい穴が空いたのに、総出で攻撃しまくってる感じですかね

「止め切れなかった力が思い出の町を包み込んでしまったというのに、何も出来なかった私の気持ちなんて!」
 怒りで唇を震えさせ、ギリギリと歯が擦れる音がした。その形相から今までの威厳は感じられず、逆鱗に触れるとは、こういうことを言うのだと感じさせられた。
「やはり、お姉ちゃんじゃったのか」
「薄々、気付いてはいたんでしょう」
「ああ、お姉ちゃんと遊ぶ時は、いつも急に眠くなって別れとったからの」
 う、又、段々と置いてけぼりを食らってる気分になってきた。
「あれは、ラリホーとは違う、私だけが持つ眠りの力……だから、ザメハや叩いたくらいで目を覚ますことはないわ。尤も、普通に使うだけなら、半刻もあれば意識が覚醒するけどね」
 女王様は、気分を落ち着ける為にか、踵を返して深く息を吸い込んだ。
「だから、そういうことよ。十年前、私はあの男が娘と『夢見るルビー』を奪い去ったと思った。それはあなたの息子だと知り、激昂した私の力は制御することが出来なくなった。四年前、アレルさんが『夢見るルビー』と娘の遺書を持ち帰り、二人の失踪が駆け落ちして命を絶ったと知り、洞窟の奥に墓を作った。そういう話よ」
 こちらに向き直り、元の冷え切った視線をこちらに向けてくる。だけど、その双眸は心なし潤んでいるようにも見え、別の意味で心が射抜かれる気分になった。



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