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 何だか、『自民党に捜査が及ぶことは無いだろう』と言った政府高官が、漆間氏という方だと判明したそうですが、民主党はそこを攻撃材料にする気です。いやいやいや、一般国民が『誰やねん』という元官僚叩いたって、『次期総理候補』への逆風は防げないだろうに。

( ・ω・) 軍船でいうと、船底にでっかい穴が空いたのに、総出で攻撃しまくってる感じですかね

「止め切れなかった力が思い出の町を包み込んでしまったというのに、何も出来なかった私の気持ちなんて!」
 怒りで唇を震えさせ、ギリギリと歯が擦れる音がした。その形相から今までの威厳は感じられず、逆鱗に触れるとは、こういうことを言うのだと感じさせられた。
「やはり、お姉ちゃんじゃったのか」
「薄々、気付いてはいたんでしょう」
「ああ、お姉ちゃんと遊ぶ時は、いつも急に眠くなって別れとったからの」
 う、又、段々と置いてけぼりを食らってる気分になってきた。
「あれは、ラリホーとは違う、私だけが持つ眠りの力……だから、ザメハや叩いたくらいで目を覚ますことはないわ。尤も、普通に使うだけなら、半刻もあれば意識が覚醒するけどね」
 女王様は、気分を落ち着ける為にか、踵を返して深く息を吸い込んだ。
「だから、そういうことよ。十年前、私はあの男が娘と『夢見るルビー』を奪い去ったと思った。それはあなたの息子だと知り、激昂した私の力は制御することが出来なくなった。四年前、アレルさんが『夢見るルビー』と娘の遺書を持ち帰り、二人の失踪が駆け落ちして命を絶ったと知り、洞窟の奥に墓を作った。そういう話よ」
 こちらに向き直り、元の冷え切った視線をこちらに向けてくる。だけど、その双眸は心なし潤んでいるようにも見え、別の意味で心が射抜かれる気分になった。

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