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 今回の小沢氏騒動、ゲンダイさんフィルターを通すと、『米国の圧力』が原因なんだそうです。お前は一体、何と戦っているんだ。

( ・ω・) ある意味、俺の妄想と大差無いけど、新聞一面で書くのはどうなんだろう

 で、でも僕と違って兄さんは、何があってもやり遂げる男だよ、本当。
「平たく言おうかの、お姉ちゃん」
 ふと、お爺さんは目を細めた。
「儂は四年前、アレル殿がこの地に訪れた時、その宝石を見付けたと考えておる」
「!?」
 言葉の意味を理解するのに、時間を要した。
「察するに、それはエルフに伝わる秘宝の類なんじゃろう。息子と娘さんは、そいつを奪って駆け落ちし、南の洞窟で発見された、と」
「ちょ、ちょっと待って下さい」
 情報量はともかくとして、気持ちの方がついていかなかったので、間を取る為に声を掛けた。
「何で、そんなことが分かるんです?」
「そりゃ、分かるわい」
 いえ、僕の方がさっぱり分からないからこうして問い掛けてる訳ですけど。
「私も昔、似た様なことを言ったからでしょう」
 サラリと、衝撃的な発言を聞いた気がした。
「子供の頃の、他愛無い約束です。『私が将来、女王になったら一緒になろう。その証である宝石に約束だよ』、とね。幼い時分には、誰もが通る道でしょう?」
 う、小さい頃、トウカ姉さんと結婚すると、ちょっとだけ思ってた僕には否定しきれない話だ。
「たしかに、娘が『夢見るルビー』を持っていったことは事実です」
 あ、この宝石、そんな名前だったんだ。
「そして、勇者アレルさんが見付けたことも、推察の通りと言って差し支えないでしょう」
 兄さんのテキパキとした仕事っぷりは、教科書に載せるべきだと思うんだ。
「ですが、それが一体、どうしたというのですか。事情が込みあっているというだけで、良くある駆け落ち話でしょう」
 そう言われてしまうと、返す言葉が無かった。
「いや、『夢見るルビー』が手元に帰ってきた時点で、話は少し変わってきおる」
 お爺さんが、口を挟んできた。

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