茨姫という物語があります。グリム童話の一つです。とある地に不妊で悩む国王夫婦が居ました。ある日、蛙が陸に上がって『一年もしない内に生まれますよ』と告げてきます。言葉通り玉のような女の子が産まれ、両親は狂喜乱舞しました。宴席を開き、十三人の賢女に祝福を与えてもらおうとします。しかし皿が一セット足りなかったので、一人だけ呼びませんでした。腹を立てた十三人目は宴会中に殴り込み、『その子が十五歳になった時に紡錘に刺されて死ぬ呪いを掛けた』と言って立ち去ります。他の賢女達の力をもってしても取り消すことは出来なかったので、せめてにと百年の眠りに和らげました。一応、国中の紡錘を燃やすなど対策を立ててはいたのですが、姫が予告の年齢に達して宣告は実現してしまいます。被害は個人に留まらず、城全体が時を止めてしまったかのように凍りつきました。いつしか茨で覆われ、茨姫の名を冠することになります。彼女が美しいという情報は知れ渡っていたので、諸国の王子が何度か突破を試みます。しかし誰も城内に入り込めないまま百年の時が流れました。そこで現れた気合充分な王子が決死の覚悟で潜入します。時間切れだったのか、真実の愛を持つ存在だったゆえかは不明ですが、ともかく目を覚まして、お決まりの結婚エンドで締めます。白雪姫と被る部分はありますが、しょうもない手落ちが原因なのは大きな相違点です。食い物というか仲間外れの恨みは深いものだと、統治者なら理解しておくべきでしたよね。 (・ω・) ここまでガチな復讐されるとは思わんやんってのは分かるけど 【要約するとイジメに分類される行為では】 月:私が学部長に推薦される噂を聞いた。 黄:ゴシップは耳目を集める為に、 有り得ない導入になりがちなんだよぉ。 月:残念教授として微妙に知名度がある事実。 黄:おちょくっても抗議する発言権なんて無いのが、 取り扱いやすい理由なんだよぉ。 【史上最低の組織運営を目指しかねない】 月:反主流派がパワーバランスを覆す目的で、 無所属を担ぎ上げるのなら理屈は通る。 黄:にしても人選ってものがあるんだよぉ。 月:私ほど好き嫌いで人事するのも居ないだろうに。 黄:自分達で祭り上げておきながら、 不利があると放り捨てる典型的権力闘争なんだよぉ。 【名ばかり大学に期待する方が間違ってる】 月:学生を如何に盲信させ、 業績を献上させるかが教授の手腕な訳だが。 黄:優秀なのが言うと悪辣だけど、 これだと酸っぱい葡萄なんだよぉ。 月:うまいこと掠め取る手筈は整えているが、 実績を残せそうなのがやってくる気配は無い。 【むしろ小物感に満ち溢れるのは良いのだろうか】 月:弟子を育て上げ道を開いてやるなんて、 理想論の綺麗事に過ぎないと思ってる。 黄:年寄りでもないのに、清々しい老害なんだよぉ。 月:私に関係ないところで大物と化したら、 師匠面してふんぞり返るのはやぶさかでもない。 最大派閥が過半数を超えていないなら、その他が協力すれば主導権を握ることは可能です。とはいえそれを取り纏めるのは最大派閥になるより難しい訳でして。政界やらでちょいちょい見掛ける現象ですが、この単純な本質を理解しているのか怪しく見えるのは何故なんでしょうね。 PR |
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