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 そういえば去年、マルチ献金という民主党の打撃があった時、私は『このタイミングでジャブ出すなんて、麻生の奴、必殺の右ストレートでも隠してるんじゃね?』と予見的なことをしました。もしやこの公設秘書逮捕がそれだったのでしょうか。

( ・ω・) 流石俺! 当たるも八卦、当たらぬも八卦!

 な、何ていう因縁。えーと、ざっと四、五十年位前の話? 僕の人生が十五年だってことを考えると、本当にクラクラしてくる。
「スライムの子はスライムと申しますけれど、これはもう宿縁と言って良いのやも知れませんわね」
 アクアさんが、コソコソと耳打ちしてくる。うん、さしものこの人でも、面と向かって口にする度胸は無かったみたい。
「そんなことは、どうでもいいのです」
 凛とした、声が響いた。
「あなた達には、ここに来ないようにと告げたはずですが?」
 有無を言わせない強い言葉に、気後れしてしまう僕が居た。
「変わったのぉ、お姉ちゃん。あの頃は、もう少し柔らかかったと記憶しておるがの」
「……」
 再び、間を取るように両目を閉ざした。
「立場が変わったというだけの話です。無邪気に生きていた子供の頃と、里を統べる今では態度が変わる。只、それだけです」
「人とは、いや、お姉ちゃんはエルフじゃが、長く生きようと、そうは変わらんものじゃ」
「あなたに、何が分かると言うのです」
「儂に分からんと言うのであれば、それはお姉ちゃんの心に問題があるのじゃろうて」
 うわーい、僕達、ちょっと置いてきぼりになってきたよ。
「アレク殿」
「は、はい」
 いきなり言葉を振られて、ちょっと驚いてしまう。
「件の宝石を頼む」
「こ、これですね」
 主導権が無い状態だけど、アクアさんとシスのことを考えてみれば、普段の僕と大差無いかもね。
「それは……!」
 明らかに、女王様の目の色が変わった。
「破廉恥な! 墓を、暴いたというのですか!」
「そ、それは――」
 反論のしようが無かった。シスが暴走したとも言えるけど、結果として黙認した以上、責を問われても仕方がない。

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