忍者ブログ
[335] [336] [337] [338] [339] [340] [341] [342] [343] [344] [345]

 皆様は、数ヶ月前、政府民主党が『(普天間問題は)沖縄県知事選の結果も参考にして考える』と言っていたのを憶えておられるでしょうか。その政府民主党が昨日、沖縄県知事選に独自候補を擁立するのを事実上、断念したそうです。ちなみに現状、有力候補二名は、どちらも県外移設派で、想像を絶する惨敗をする恐れがあって、それから逃げる為だというのは、誰の目にも明らかなところであります。

( ・ω・) 来年の統一地方選は、聞いたこと無い負け方するのではと、オラワクワクしてるんだぞ

「だから私は、何が何でもヒヒイロカネを手に入れる必要があるの。私達を嵌めたことなら水に流すこともやぶさかじゃないから、今すぐ持ってきなさい」
「ヒィィィ、わ、分かりました。仰せのままに致しやす」
 未だ地面に這いつくばったまんまの責任者は、おののきながら近くの鉱員に指示を出した。あ、ゴメン。色々と衝撃的なことが重なったせいで、存在そのものを完全に失念してたよ。本当、悪意とかはないんだよ、多分。
「それにしても、こんなことされて水に流すって、心が広いんですね」
 まあ、僕としても本気でケンカを売ったところで何の得も無いんで、ここらで手打ちにしても良いんですけどね。ある意味、仕事らしい仕事はしないまんま、目的は達成できる訳だし。
「何を言ってるの。私は、やぶさかでもないって言ったのよ。どう料理するかは、存分に誠意を見せて貰ってからでも遅くは無いわ」
「……」
 成程、ジャジャ馬でも、公女様は公女様。しっかりと政に携わるものとしての心構えが染み付いておられるようで。
「こんな殺風景なところで長話も洒落っ気が無いわ。村長のところにでも押しかけましょうか。今だったら、貴賓を扱うようにしてもてなしてくれるわよ。土埃も、払い落としたいしね」
 しかしこの人も大概、良い度胸してるよ。アクアさんと同年代だろうし、案外、気が合いそうな気がする。
「じゃあ、モロゾフさん達も行きましょうか」
 そして、こっちはこっちでどういった塩梅なのかさっぱり分からないし。ああ、もう、誰か颯爽と現れて状況を説明してくれないかなぁ。

PR

 国会論戦……と表現してしまっては、論戦という言葉に失礼な程、しょーもない議員同士の遣り取りが続いています。まあ、内閣側が日本語を使えてないんだから当然なんですけど。今からでも遅くないから、コミュニケーション系のカルチャースクールに通った方がいいんじゃないですかね。

( ・ω・) 正直、これを全国ネットで流すのは、放送事故になるだろってレベルにまで来てますね

「この国で有名な剣士でここ数年の内にモンスターに殺された人っていうと……まさか大剣豪ケインズ、とかじゃないですよね?」
 ポルトガにこの人ありとまで言われた稀代の英雄で、この業界に必ずしも明るくない僕でさえその名を知っている。老齢の為、バラモスを倒す為の旅には出なかったけれど、その分、後進を育てる為、出自を問わずに奮闘してるとは聞いている。
「驚いたわね。これだけの情報からそこまで推察するなんて。そっちの方で食べていけるんじゃない?」
 いえいえ。当てずっぽうがたまに的中することがあるだけですので、とてもとても。
「そうですか。あのケインズ翁の――」
「ジャジャ馬お嬢で、随分と手を焼かせた不肖の弟子だけどね」
 サバサバしてる様で、意外と根に持つ性格なのかも知れない。
「師匠の弟子は数多く居たけど、その大多数はかの大剣豪さえ屠った怪物に恐れをなして剣を捨てたわ。何人か居た蛮勇を誇るものも、今となってはその全てが消息不明――貴族の娘とはいえ、ここで怯えて引き下がるようじゃ、人間としての尊厳さえ踏み躙られると思わない?」
 正直、その類の話については、分からない部分が多い。だけどクリスさんの瞳は真剣そのもので、その強い決意だけは、容易に汲み取ることが出来た。
「幸いにしてその娘は第三公女。兄と姉が片手に余る程居て、多少の無理は通る立場だったというだけの話よ」
 冗談めかして言ってるけど、一族が余程の器量人じゃない限り、そんなことが許されるはずもない。クリスさんは貴族であることを捨ててでも師弟の仁義を重んじた。つまりは、そういうことだろう。

 北アフリカが特に有名なピラミッドは、奴隷の力で作られたものではなく、農業が暇な時期の公共事業だったという説があります。まー、あたしゃ歴史学者じゃないんで、本当かどうかは分かりませんが、思うことはとりあえず、何で墓なんて作るん? いや、ナイル川の灌漑とか、有意義な事業は幾らでもあるじゃないですか。人類は、やはり何も成長していないような。
 国威発揚とか、国力を見せつける為だったんでしょうか。まあ、二十世紀になってようやく、観光業的な意味で価値が出てきた訳で、必ずしも無駄ではなかったような……絶対、そこまで計算してませんけど。

( ・ω・) 高速道路も、千年経てば文化遺産って言い切るのが近道なのではなかろうか

「公女様だったんですか?」
「違うって、否定してるんだけど」
 言葉尻はそういうことになってるけど、目の方はどちらともとれない冷めたものだった。どうやら、暗黙の内に肯定する分には、さして問題無いみたい。
「やっぱり、目付けの人から、『このジャジャ馬が!』って言われたりしたんですかね」
「あ~。いいとこのお嬢さんに生まれたら、一度は言われてみたい台詞だよね~」
「どう反応していいか、本当に分からないんだけど」
 ある意味、そういう素の受け答えこそ、こちらにとっては一番、美味しいものだったりします。
「後、第三女ってことは、お姉さんが二人居るんですよね?」
「母親が違って、仲が尋常じゃなく悪いってのも、ありがちな展開かな」
「あなた達、普段からそんな会話してる訳?」
「これらは全て、仲間であるアクアさんの影響です」
 人格的な問題で困った時はあの人のせいにしておけば、大体のことは丸く収まると思うんだよ。
「一度、そのアクアって人に会ってみたいものね」
「あと数日でポルトガ城下町に戻ってきますから、御都合さえ合えばどうぞ」
 今後の人生に多大な影響を与えようと、自己責任であることは付け加えておくべきなんだろうか。
「ん、ちょっと待って下さい」
「今度は、何」
「お姫様ってことは、剣の師も、相当のもんだと思って良いですよね」
 素性のはっきりした親衛隊員クラスか、地元で名士の道場主か、少なくても、僕みたいにそこらの兵士じゃないだろう。旅に出た後に知り合ったっていうなら、その限りじゃないかも知れないんだけどさ。

 

 小沢氏問題が断続的に話題になって、もう二年近くになりますが、なぜここまで長引いているのか。中堅議員クラスなら切り捨てて終わりなのですが、小沢氏は大黒柱というか楔というか、あれが無くなるとガラガラガラっと音を立てて崩れるんですよね。まあ、有罪になるかどうかは分からず、判決が出るのも数年後ですから、鈴木宗男氏みたいに、国会議員として居座り続けることも出来るんですが。逆に言えば、先、数年、断続的に話題になり続けるということでもある訳で。

( ・ω・) 今の内に切り捨てて、再編して、解散した方が長期的に見ていいんじゃなかろうか

「え、えぇ。実は私の雇い主が鉱山の上がりの一部を着服していまして、それを何とか誤魔化す為、流れの冒険者に罪を被せようと――」
 余りに有りがちな話に、どう反応していいか本気で分からないんですが。
「それは、サリエン領のルドヴェン侯のことね」
「ご、御存知でしたか」
「そりゃ、まあ、ね」
 クリスさんの言葉に、何か含みを感じた。あれ、何だか、前にもこんな違和感を覚えた様な。
「そういえば、さっき宮廷で魔法使いを見たとか言ってましたよね?」
 一般人が宮廷に行くなんてのは、そんなにあることじゃない。僕も叙任式でアリアハンに行ったことがあるくらいで、後はトヨ様の御殿くらいだろうか。まあ、トヨ様の住まいは平屋だから、宮廷って感じじゃないんだけどね。
「良く憶えてるわね」
 まあ、記憶力に関しては、人より少しは良いと思ってますので。
「家業の関係でね。普通の人よりはずっと馴染みがあるのよ」
 はて、両親が商売人でもやって、王室御用達の品でも卸してたんだろうか。うちも家業が勇者だったけど、王宮に行ったのは、十五歳の誕生日が最初だよ。呼ばれない限り行くつもりは無かったってものあるんだけどさ。
「あ、あなたはもしや!?」
 不意に、話に割って入ってきたのは責任者のオッサンだった。相変わらず土下座の体勢は崩してなくて、結構、間抜けな行動にも見えた。
「一応言っておくけど、私がマホルード領シバル公第三女、クリスティアーヌに似てるって話だったら、何度となく聞いてて飽き飽きしてるわよ」
 先んじて自分の素性を否定して、半ば肯定するのって、逆に新しい気がしてならない。

 

 何だか、ノーベル平和賞を劉氏が取ったことで、中国国内がドタバタしている様ですが、これは素なのか、演技なのか実に分かりづらいですね。まあ、中国の歴史的パターンとしては、王朝単位で破壊と再生を繰り返してますからね。中国共産党が解体した場合、戦国時代に突入するのは避けられないでしょうから、本気で焦ってる可能性も否定出来ないんですが。しかし、そうなった場合、世界がどうなるかも分からない辺りが、国際社会ですなぁ。

( ・ω・) 他人事の様に書いてみたけど、隣国だから、そんな他人事じゃないのが空恐ろしい

「あ、あの~、皆さん」
 不意に声を掛けられた。
 振り返ってみると、そこには鉱山の責任者の姿がある。正直、言いたいことは幾らでもあるんだけど、頭の方が整理しきれてないし、ここは簡潔に、と。
「どうも、この度はお世話になりました」
「ひ、ひぃぃ! ご、御勘弁を!! わ、私も好きでこんなことをやったのではない! その岩みたいに粉々に砕くのはやめて下さい!」
 いきなり、土下座までされてこんなこと言われると、何だかこっちの方が極悪人みたいになってない?
 いや、今回の一件に関しては、僕達、別に何も世間様に顔向けできないことはしてないよね。
「わ、私にも、妻子が計十三人に、両親が合わせて九人も居るんだ! ここで命を失ったり、身体を壊す訳にはいかんのだと分かってくれ!」
 さりげなく、大変な問題を耳にした様な。だけどその独特な家族構成を聞いたせいで、怒りの矛先を何処に向けていいか分からなくなったから、それなりに意味はあったのかも知れない。
「とりあえず、何でこんなことをしたのか説明して貰えますかね」
「え、えぇ。実はですね――」
「但し、その体勢のままで」
 うん、こっちにも立場ってものがあるし、上下関係だけははっきりさせておこうと思うんだよ。
「アレクって、やっぱいい性格になってきたよ」
 そうかなぁ。この位で許してあげるなんて、凄く優しい部類だと思うんだけど。
「で、何で僕達を閉じ込めたのか、伺いましょうか。但し簡潔に」
 うーん、段々と、楽しくなってきた気がしないでもない。

 



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
4 5 7 9
11 12 14 16
18 19 21 23
25 26 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索