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2010

1012

 小沢氏問題が断続的に話題になって、もう二年近くになりますが、なぜここまで長引いているのか。中堅議員クラスなら切り捨てて終わりなのですが、小沢氏は大黒柱というか楔というか、あれが無くなるとガラガラガラっと音を立てて崩れるんですよね。まあ、有罪になるかどうかは分からず、判決が出るのも数年後ですから、鈴木宗男氏みたいに、国会議員として居座り続けることも出来るんですが。逆に言えば、先、数年、断続的に話題になり続けるということでもある訳で。

( ・ω・) 今の内に切り捨てて、再編して、解散した方が長期的に見ていいんじゃなかろうか

「え、えぇ。実は私の雇い主が鉱山の上がりの一部を着服していまして、それを何とか誤魔化す為、流れの冒険者に罪を被せようと――」
 余りに有りがちな話に、どう反応していいか本気で分からないんですが。
「それは、サリエン領のルドヴェン侯のことね」
「ご、御存知でしたか」
「そりゃ、まあ、ね」
 クリスさんの言葉に、何か含みを感じた。あれ、何だか、前にもこんな違和感を覚えた様な。
「そういえば、さっき宮廷で魔法使いを見たとか言ってましたよね?」
 一般人が宮廷に行くなんてのは、そんなにあることじゃない。僕も叙任式でアリアハンに行ったことがあるくらいで、後はトヨ様の御殿くらいだろうか。まあ、トヨ様の住まいは平屋だから、宮廷って感じじゃないんだけどね。
「良く憶えてるわね」
 まあ、記憶力に関しては、人より少しは良いと思ってますので。
「家業の関係でね。普通の人よりはずっと馴染みがあるのよ」
 はて、両親が商売人でもやって、王室御用達の品でも卸してたんだろうか。うちも家業が勇者だったけど、王宮に行ったのは、十五歳の誕生日が最初だよ。呼ばれない限り行くつもりは無かったってものあるんだけどさ。
「あ、あなたはもしや!?」
 不意に、話に割って入ってきたのは責任者のオッサンだった。相変わらず土下座の体勢は崩してなくて、結構、間抜けな行動にも見えた。
「一応言っておくけど、私がマホルード領シバル公第三女、クリスティアーヌに似てるって話だったら、何度となく聞いてて飽き飽きしてるわよ」
 先んじて自分の素性を否定して、半ば肯定するのって、逆に新しい気がしてならない。

 

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