忍者ブログ
[330] [331] [332] [333] [334] [335] [336] [337] [338] [339] [340]

 senngoku38こと、件の衝突映像を流出させたとされる人物が自ら名乗り出てきたそうです。まあ、まだ裏を取ってないこともあってか、これを書いている時点では逮捕もされておらず、事情聴取の段階なのだそうですが。
 しかし、真犯人だという証拠も無いというのに、仙谷官房長官は顔が真っ赤ですよね。あるぇ、小沢っちの時は、裁判結果が出るまでは推定無罪の原則を守るべきだとか言ってなかったかしらん。しかも逮捕もされてないから、まだ形式上は一般人でしょうに。一人で内閣をクラッシュしておりますなぁ。

( ・ω・) ふふふ、小沢など、壊し屋の中では一番の小物。強制起訴されるなぞ面汚しよ

「何の話をしておりますの」
 たまたま通り掛かったのか、アクアさんが廊下から声を掛けてきた。
「アクアさんって、どんな手紙を書いてると思う?」
「案外、普段の言動とは相反して淡々とした文章かもねー」
「ですの?」
 仲間いじりは、これくらいにしておくとして。
「いや、手紙の整頓をしてて、アクアさんも実家に何かしら書いてるみたいだから、その内容はどんなのかなぁって思ってさ」
「普通ですわよ」
「と言うと?」
「最近懲らしめました賊や悪党のことをつらつらと、ですわ」
 それを普通という業界は、世界中探してもアクアさんの所と、あと幾つかくらいだと思います。
「そういうアレクさんは、何を書いておりますの?」
「そーいや、人のことばっかで、自分のは全然言ってないよね」
 う、しまった。こうなるのは分かりきってた流れなのに、全然、対策して無かったよ。
「普通、かな」
「と言いますと?」
「最近覚えた呪文の話とか、新しい魔法理論についての見解とか、さ」
「それ、普通なの?」
「普通って、何なんだろうね」
 とりあえず、遠くの方を見て誤魔化しておこうかなって思うんだ。
「というか、そういう見方をすると、手紙って凄く難しくなっちゃうよね。会話と違って顔を見ながら微調整も出来ないし、結局、一方的に好きなこと書くしか無いっていうか。定型的な仕事だけの話ならいざ知らず、僕が書いてるのは半分以上、私的なものだし」
 意図を伝えるだけが目的なら淡白になるけど、文豪でもない一般人たる僕達が早々、文章に趣を与えられる訳でも無い訳で。結局、どうしろって言うのさ。

PR

 何でも、事業仕分けが適正に行われてるかを改めてチェックする再事業仕分けなるものが行われるそうです。まー、どうにも予算がある程度維持されてる場合は、官僚が悪いことにしようとしてる空気がありますが、要は民主党に威圧感というか、迫力が不足してるから舐められてるんじゃないと。政治主導とはなんだったのかと、ドヤ顔で言えばいいんですかね。

( ・ω・) ここに掛けられてる手間と予算が一番の無駄だと、ばっちゃが言ってたよ!

「他にも、クワットさんのも、中々に興味深いよ」
「業務報告書でも添付されてんの?」
「いや、これが意外なことに八割くらいが奥さんの話なんだよね。流石に残りの二割は商売絡みなんだけど、割とおざなりでさ。僕としてはどう返事を書いたものか判断に困るんだよね」
「それも、裏の意味があるとか考えてる訳?」
「そうそう。『せっかく勇者として投資してやったんだから、とっとと儲け話を持ってきやがれ』って遠回しに煽ってんじゃないかとか」
「良くそんなんで勇者が務まるよね。『そっちが勝手にくれたのに、対価を要求するなんていい度胸じゃねーか』くらいふてぶてしくないと、やってらんない商売でしょ」
 正直、務まってないからこそ、こういう方向に気を遣うという説もあったりするのです。
「まあ、商売にかまけまくって奥さんをないがしろにするよりは良いんだよ、きっと」
 普段、余り構ってないからこそ、罪悪感でこんな手紙を書いている可能性については、触れない方向で。
「母さんは……余り、面白くは無いかな。やたらと、僕の身体の心配してるくらいで」
「母親ってそーゆーものらしいからねぇ。あたしのは何処に居るのか知ったこっちゃないし、子供産んだこと無いから分からないけどさ」
 さりげなく、重めの話になっちゃってる様な気がしないでもない。どうにも、シスと話してると庶民感覚と言うか、世間一般の会話がどういったものだったか分からなくなってくるから恐ろしいものだと思う。

 菅総理曰く、『(総理大臣という職に)石にしがみついてでも頑張る』んだそうですが、この先、どうなるんでしょうね。いえ、一部には、何がどうあろうと民主党はあと三年、政権を手放さないという意見もありますが、ここまで支持率が低迷したまんま、三年頑張った総理を私は知りませんしね。せいぜい半年くらいでしょうか。あの鳩ぽっぽでさえ、参議院選の圧力で辞めざるを得ませんでした。それでも負けましたけど。
 つーか、たしかに論理的に国政選挙は三年後まで引き伸ばせますが、来年は統一地方選挙の年ですし、そこで民主総崩れになる見通しが立つと、民主党の内部崩壊が始まるんじゃないですかと。正直、頑張ろうと思って頑張れる環境には無いと思うんですけどねぇ。

( ・ω・) ついに、ヤケクソの小沢総理が誕生する時がやってきてしまうのか

「まあ、人生の節目節目で過去を振り返れるかも知れないし、やってみるのもいいんじゃないかな」
「何か、年寄りっぽくない?」
 自分でも、ちょっとくらいはそう思うけどね。
「キメラの翼もすっかり高くなったけど、それくらいのお金なら出すよ」
「だったらその分、現金で貰った方が嬉しいけどなぁ」
 感性が鋭いのと、文化的なものを受け入れる下地があるかはあんまし関係ないと、ちょっと思わされたよ。
「詩文とか、結構、面白いよ。ほら、このこのトヨ様が書いたものなんか、趣があるって言うか」
「何か、すっごい読みづらいんだけど」
「まー、ジパングってアリアハン統治時代から半分独立してたみたいな国だし、文字や言い回しが独特なのはたしかだよね」
 その中でも、トヨ様の喋りが特に奇異なのは触れるまでも無いとして。
「『ススキ舞い、夕暮れ燃ゆる、稲穂かな』って読むんだと思うよ」
「どういう意味なのさ」
「さぁ?」
 もちろん、言葉そのものが指し示すことくらいは分かるけど、どういった意図が籠められてるかと問われるとさっぱりだ。
「趣があるとか言っといて、何も分かってないじゃん」
「こういうのは、雰囲気を楽しむものだから」
 正直なところ、僕の文化レベルもシスとどっこいなのかも知れないよね。
「いや、トヨ様のことだから、それなりに深いと思うんだよね。言葉を入れ替えたら全く意味が変わるとか、実は人間社会を風刺してるとか」
「中途半端に頭良い人って、そういう深読み好きだよねー。単に夕方にススキと稲穂を見て、綺麗だなーって思っただけかも知んないじゃん」
 中途半端で、悪うござんしたね。

 はてさて、死闘と言うか、何と言うか、とにかくひたすらに疲れる日本シリーズを制し、千葉ロッテマリーンズが日本一と相成りました。まー、三位からがどうとかうるさい人も居ますが、ペナント始まる前から決まってたルールですしねぇ。つーかこれ、そもそも誰が決めたんだっけ。だから、こんなシステムはやめて、短期決戦のタイトルを作れと。
 何はともあれ、何だかんだで11月まで野球を楽しめるというのは羨ましい話どすなぁ。私なぞ、梅雨が明ける頃にはストーブリーグですから。夏にストーブって我慢大会かよと言われましたが、横浜ファンであるだけで苦行みたいなものででしてね。

( ・ω・) ちゃぶ台を、ひっくり返すちゃぶ台を誰か寄越しやがって下さい

「うーん」
 ポルトガを再出航して数日、幸いにして今回も好天に恵まれて、それなりに自由時間を持つことが出来た。折角だからと、少し手紙を整理することにしたんだ。何しろ、旅も一年半ともなると、相当の量が溜まる。定期的に遣り取りしてる相手だけで、母さん、クワットさん、トヨ様が居て――不定期だけど、アクアさんのお爺さんやノアニールのお爺さん、アダムスさん、トランスさん、ジョージさん、バーネットさん何かも加わって、もう百通近いんじゃなかろうか。忙しさを言い訳にして、適当に紐で括ったりなんかしちゃったけど、ここらで一つ、きっちりしておくべきだと思うんだよね。
「だけど、部屋掃除の時に本を読みだしちゃうのと一緒で、これが中々、進まないんだよねぇ」
「誰に対して弁解してんのさ」
 もちろん、自分自身に対してです、はい。
「そういや、シスってあんま手紙書かないよね」
 何だかんだで仲の良いトランスさんと多少は遣り取りするかと思いきや、そんなことはありゃしなかったよ。
「何かこう、手紙って何書いて良いか分かんない気がしない? ほら、口で喋るんだったら後腐れないけど、形に残ると後で恥ずかしい思いするかも知んないし」
「それ、つまり筆跡を残すと捕まりやすいって話じゃないの」
 完全に、盗賊思考に侵されてしまった僕は僕として。
「とりあえず、何書いても良いと思うけどね。御飯美味しかったとか、でっかい魚が釣れたとか、日記的な感じでも」
「うー、そういうの苦手」
 たしかに、その場その場の判断でしか生きてないシスに、その日のことを振り返れって言っても無理なのかも知れないけどさ。

 この色々とドタバタしている最中に、馬淵国交大臣が八ッ場ダム中止を事実上撤回する発言をしたそうです。あるぇ、尖閣問題も国交省の管轄なのに、何を好き好んで火種を増やすんでしょう。或いは、どさくさ紛れにさらっと通すつもりだったんでしょうか。無理だと思いますけど。つーか、ここまで前言撤回しまくって、まだ内閣として成立してること自体、奇跡に近いとさえ思えます。もう、キッパリと、マニフェストは一つも達成しませんって、言い切っちゃえよ。

( ・ω・) 今更、勝てる選挙なんて、殆ど残ってやしないんだからさ

「今回も、怒りませんのね」
「そりゃ、子供の結婚の約束が戯言だってことくらい分かってるし」
 何だか、さりげに不穏当な発言を聞いた様な。えーと、その論理で行くと、トヨ様に対して本気で敵意を持ってるのは――よし、出航で忙しいし、こっちも深く考えておくのはやめておこう。
「ケー。全く修行中の身のくせに、いい気なもんだねぇ。ガキにゃ興味ねぇが、その女運を少しは分けやがれってんだ」
 甲板から身を乗り出して、実に大人気ない言葉を口走ってくれるお師匠さん。何でも未練たらたらで前の彼女さんのところに行ったらしいんだけど、門前払いを食らったとかで、とても機嫌が悪いのです。
「それじゃ、ジュリ。僕達、行くね」
「ん。今度会う時はお兄さんとして、そして世界を救った英雄としてね」
 本当、無意識なんだろうけど、この子達って僕にえらい重圧を掛けてくるよね。
「頑張って、見るよ」
 ここで微妙に目を逸らす辺り、僕も通常営業が戻ってきた気がしてきたよ。
「おぉい! こら、アレク! とっととてめぇの荷物片付けねぇと、うっちゃるぞボケェ!」
「はぁい、ただいまぁ!」
 やれやれ、流石に荷物一式捨てられたんじゃ溜まったもんじゃない。大人なら、もう少し余韻に浸る時間をくれるくらいの機微を持って欲しいもんだよね。
「行ってらっしゃい、お兄ちゃん」
 背中越しに、ジュリの声を聞いた。
 うん、まあ、あれだね。基本的に年上好きで甘えん坊の僕だけど、妹っていうのも、悪く無いのかも知れないよ。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
4 5 7 9
11 12 14 16
18 19 21 23
25 26 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索