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 ネタが無いぞー、ふにふに~。そういや誕生日をすっかり忘れてたー。たすけてお願い、ふにえもん~。

( ・ω・) やっつけ仕事って、素敵やん?

 メロニーヤ様がどういった理由でこれを作らせたかは知らないけど、今となっては本人が直接取りに来ることは望めない。ちょっと差し出がましいけど、ここは運び屋をしても文句は出ないところだとは思うんだよ。
「それで、僕達には何を貰えるんですかね」
 何だか、まだ余裕がありそうだし、もう少し引っ張ってみようかな。
「ええ、僕とシスは他の四人とは別パーティでしてね。ヒヒイロカネも別に要りませんし、それ相応の見返りはあって然るべきかな、と」
「あー、それもそだねー。こんだけドタバタして何も無しじゃ、沽券に関わりかねないかも」
 こういう図々しい提案となると必要以上にシスと連携が取れてしまう辺りは、人としてどうなんだろうとは思う。
「と申されましても、ここは鉱山で成り立っている山村。それなりの賃金や税収はありますが、その殆どは酒の様な娯楽品に費やされ、物資の類はそんなには有りませんもので」
 あー、まあそりゃそうか。この村はあくまでも鉱物を採取して、精製するまでが仕事で、それを換金したり、武器やなんかの実用品に転化するのは、ここの外が基本なんだ。話の流れから察するに、この杖は例外なんだろうけど、一本くらいなら、技術者が一人居れば出来る話だろうしね。
「でも、ヒヒイロカネや他の鉱物を貰ってもなぁ。見ての通り、僕、剣持ってますし、シスの主武器は鞭ですし」
 イヅナは、単純に武器としての能力が優れてるだけじゃなくて、僕との相性が抜群に良い。副武器として小剣を持つくらいならいざ知らず、そんじょそこらの剣で、主武器の座を譲り渡す気は無い。

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 何でも、国家戦略室が事実上の再稼働をしたそうです。嗚呼、支持率が下げ止まらないからって、何て露骨な人気取り。そんなことをしても、北海道五区補選は、絶望的だとは思いますが。何しろ、前任がかの悪名高い小林千代美氏ですからねぇ。まあ、あの団体が威信を掛けて、全力出すって説もありますけど。

( ・ω・) それでも最後が予想が付かないのが選挙だと、ばっちゃが言ってただ

 やっぱり、ヒヒイロカネ製なのか。
「金属自体が霊的な力を帯びてるから、剣よりはむしろ有用な使い道とも言えるわよ」
「へー」
 そういや、クレインも杖作りから見直すとか言ってたけど、うまくいったんだろうかね。
「これは数年前、とある大賢者様の依頼で作り上げたものなのですが、何故だか引き取りに来ることもなく、その扱いに困っていたものでして」
「大賢者、様?」
 魔法業界に関しては幾らか遅れた情報しか持ってない僕だけど、大賢者の名を冠して恥じない人を三人しか知らない。しかもその内の二人は学術的な実績を積み重ねてきた学者肌で、実戦もこなす人と言えば一人しか――。
「もしかして、メロニーヤ様、ですか?」
「何故、それを。もしや御親戚か、御弟子さんで?」
「状況からの、推察です」
「ほら。やっぱり探偵でも食べていけそうじゃない」
 何でクリスさんが勝ち誇ってるのかが、良く分かりません。
「それにしても音沙汰が無いからって、許可も無しに譲り渡そうとするとか、人として根本から間違ってるわね」
「そ、そうでしょうか」
 それすらも分からない様じゃ、本当に人としてどうしようもないとしか言い様が無い。
「唯、偶然といっても、渡す相手はそんなに間違って無いんですけどね」
「あら、あの大賢者と、面識があるのかしら」
「直接メロニーヤ様とはありませんが、一番弟子の方とは少々」
 バラモス城で囚えられたっきり、どうなったか分からないというのは殆ど知られてないみたいだし、ここは伏せておいた方が無難だろうね。
「なので、これはその弟子に渡すことにします」
「わ、私共と致しましても、それに越したことはありません」

 中国で対日デモが相次いでるそうですが、どうせいつも通り、官製デモなんでしょうしねぇ。そうじゃないにしても、ある程度の人達はフーリガンみたいなもので、唯、暴れたいだけだと推察。日本でも学生闘争がありましたが、それと同レベルの、子供の癇癪かな、と。まあ、私のこの文章も後年、似た様な扱いを受けるやも知れませんが、歴史なんてそんなものです。

( ・ω・) 唯、現代に於いて暴力に訴えても、心証を悪くする以外の意味はありませんが

「おぅ。俺としては、ヒヒイロカネが手に入るなら何の問題も無い」
「ん……私も」
「モクテキ第一、細かいことは気にしないにカギリまーす」
 こうして見る限り、この三人組は出会った時とさして変わらない。だけど、ついさっき、心音が無い身体に触れてしまったせいで、直視しようとするだけで動悸が止まらない。
「だが、これ以上の誠意を見せてくれると言うのなら、受け取ること自体はやぶさかではない」
「黄金色のオカシ大好きデース」
 トーマスさんは、まだ分かる。物凄く高度な処理がされてるけど、あくまでも人間の言葉を含めた行動に反応してるだけだ。だけどモロゾフさんは、明らかに自立した思考能力を持っている。いや、或いは、半ボケのジュリが直接操作してるって可能性はあるのかも知れない。だけどそうすることの必然性が見出せないし、何より反応が早過ぎる。限りなく人間に近い情報構築力を持っているとしか思えないん。
 いっそ、心音の件は勘違いだっただけだという方が気は楽だ。だけどシスの感覚もモロゾフさんが人形であることを肯定している。今まで、何度となくその能力に助けられ、度肝を抜かれてきた身としては、頭ごなしに否定する気にはなれない。
「へ、へぇ。ささやかなものですが、こちらを献上しようかと思いまして」
 言ってガルシア村長が差し出してきたのは、一本の杖だった。柄が金属製で、簡素な彫刻が施されていて、先端に魔力増幅用の宝石が埋め込まれているのは、よくある特徴なんだけど――あれ? この輝きって――。
「このヒヒなんとかって、杖にも出来るんだ」

 長年、色々なキャラクターを書いてきましたが、さりげに無口キャラが成功した試しがないように思えます。まあ私にとって優秀なキャラクターというのは、良く喋ると同義に近いものがあると思うので。それは私がボケなきゃ死んじゃう病で、面白いことを言ってくれる奴を優先させるから、一般的な意味合いとは違うんでしょうけど。喋ることが少なくても人を惹きつけることはままあるでしょう。そこらも、今後試していきたいなと思います。

( ・ω・) 待てよ。むしろ密度を高めて面白いことを言えば、インパクトは上がるのではないか

「面と向かって、はっきりと言ったわね」
 こう、軽く受け流してくれる王侯貴族ばっかりなら、もうちょっと声を大にして言えるんですけどね。
「しっかし、金より高い金属があるって話には聞いてたけどさ。こう目の前に出されると納得って感じだよね」
 一方、シスは机の上に置かれた精製済みヒヒイロカネをマジマジと見ながら、そんなことを口にしていた。
「物の値段は、その稀少性と欲しがる人の量で決まるからね。武器の素材として有用だけど、世界でも余り産出されないものだから、必然のことなんじゃないかな」
「それ、ゴールのオッサンの受け売りじゃん」
「えへ」
 所詮、根が商売人じゃない僕には、理屈は口に出来ても、血肉が通った言葉は吐けないんだよ。
「これだけの量ともなると幾らになるのかしらね。新しく裏帳簿でも作らないと、辻褄が合わなくなるんじゃないかしら」
「ひ、ひぃぃ」
 それにしても、この口の悪さっていうか、徹底した攻撃姿勢はなんなんだろうか。やられたことがやられたことだし、分からないでもないけど、ちょっと執拗すぎる。これが単に、出自に依るものだったら、そこまで気にすることじゃないんだけどさ。
「まあ、それはそれとしまして」
 正直、この一件に関して、僕はそろそろどうでも良い事案に分類されつつあるし、シスに至っては端から気にもしてないからこれ以上謝られても困るんだけどさ。
「ジュリと……モロゾフさんは、こんな落とし所でいいんですかね」
 さっきから特に何も発言しないし、どう扱っていいものか分からなかったものだから放置してきたけど、そろそろこっちも処理していかないといけない。

 私の中学時代の成績は、とんでもなく極端でした。偏差値で言うと、数学と理科が70を超えて、国語と英語が50を切る感じです。社会は60くらいでしたか。まあ、高校行っても、大差無かったんですが。こんな人間が本質的には文系で、今、こうしてコソコソと文章を書いてるんだから、人生というのは良く分からんものです。

( ・ω・) 中高の理数は、理系脳を測定するものじゃないってことだけは、間違いないと思うんだ

「では、何がどうなってるのか順繰りに整理していきたいと思います」
 結局、村長宅に押し掛けた段階では、何がどうなってるかを把握することが出来なかった。今、応接室に居るのは、僕、シス、クリスさん、ジュリ、モロゾフさん、トーマスさん、村長のガルシアさんに、鉱山採掘現場の束ね役であるヤーゴさんの計八名だ。僕達六人は椅子に腰掛けてるけど、村の責任者二名は土下座姿勢を崩さない。
 うーん、半ば強要しておいてなんだけど、この格好って謝意や誠意を示すのにそれ程効果があるとは思えないんだよね。哀れみは誘うけど、同時にあざとさも感じちゃって相殺って言うか。
まあ、僕が武人とは程遠い精神構造をしてるから、好きなようにしていいっていう状態に、余り感じることが無いだけなのかも知れないけどさ。
「こ、この度はシバル公の御令嬢とも知らず、大変失礼なことを――」
「へぇ。それって、私が偉い父を持ったお嬢さんだから謝ってるってことよね。何処にでもいる庶民だったら、対応が変わってたのかしら」
「そ、その様なことは決して――」
 しかし、クリスさん、楽しそうだなぁ。権力を傘にしてない様で、自然に使いこなしてる辺り、さりげなく生粋の貴族なのかも知れない。
「ですが、この様な不祥事が表にお父上の耳に入りますと、或いは閉山の可能性もありえます。さほど大きくないとはいえ、ワタクシ共と致しては数千の村人を守る責務が御座いまして」
「何だか、貴族を町の荒くれ共を取り仕切るマフィアみたいに扱ってない?」
「え、規模が違って、且つ法を作る立場だから合法的ってだけで、本質的には一緒なんじゃ」



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