2010
ネタが無いぞー、ふにふに~。そういや誕生日をすっかり忘れてたー。たすけてお願い、ふにえもん~。
( ・ω・) やっつけ仕事って、素敵やん?
メロニーヤ様がどういった理由でこれを作らせたかは知らないけど、今となっては本人が直接取りに来ることは望めない。ちょっと差し出がましいけど、ここは運び屋をしても文句は出ないところだとは思うんだよ。
「それで、僕達には何を貰えるんですかね」
何だか、まだ余裕がありそうだし、もう少し引っ張ってみようかな。
「ええ、僕とシスは他の四人とは別パーティでしてね。ヒヒイロカネも別に要りませんし、それ相応の見返りはあって然るべきかな、と」
「あー、それもそだねー。こんだけドタバタして何も無しじゃ、沽券に関わりかねないかも」
こういう図々しい提案となると必要以上にシスと連携が取れてしまう辺りは、人としてどうなんだろうとは思う。
「と申されましても、ここは鉱山で成り立っている山村。それなりの賃金や税収はありますが、その殆どは酒の様な娯楽品に費やされ、物資の類はそんなには有りませんもので」
あー、まあそりゃそうか。この村はあくまでも鉱物を採取して、精製するまでが仕事で、それを換金したり、武器やなんかの実用品に転化するのは、ここの外が基本なんだ。話の流れから察するに、この杖は例外なんだろうけど、一本くらいなら、技術者が一人居れば出来る話だろうしね。
「でも、ヒヒイロカネや他の鉱物を貰ってもなぁ。見ての通り、僕、剣持ってますし、シスの主武器は鞭ですし」
イヅナは、単純に武器としての能力が優れてるだけじゃなくて、僕との相性が抜群に良い。副武器として小剣を持つくらいならいざ知らず、そんじょそこらの剣で、主武器の座を譲り渡す気は無い。