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 西武ドームってあるじゃないですか、西武ドーム。あそこのレフトスタンドの看板に、ごはんがススムくんがあります。現段階で、十二球団一、二を争うパワーヒッター、中村剛也選手、通称おかわり君が思いっきり引っ張って放り込むと……何とシュールなことか。これを狙ってやったんだとしたら、販売元である味の素を見直さざるを得ません。いやまあ、別に蔑視する様なことがあった訳でもないんですが。

( ・ω・) こういうのって、割と好きだよ!

「何とか、包囲網の一番薄いところを突破したのだけれど、それが罠だった。幹部級の魔物数体が待ち構えていて、二人を――」
 ギリッと、歯軋りの音が聞こえた様な気がした。さしものクレインも、それだけ追い詰められた状況では分が悪いっていうのは、頭が締め付けられる思いだ。
「だけど、そんな状況で、どうやってシルビーさんは――」
「何故だか、魔物達は二人にしか追いすがらなかった。その隙をついて、クレインが、ルーラかバシルーラで逃がしてくれた。気付いたら、ここに居た訳で、細かい経緯は分からない」
「あ、クレインが言ってた、個人の魔力に向けて飛ばす、キメラの翼の応用」
 手紙の遣り取りが元で聞いた技術だけど、人間にも使えるんだ。バシルーラは僧侶系呪文に属してるし、多分、ルーラの方だろう。クレイン程の術師なら多少、魔法使い系統から外れた呪文も使えるかも知れないけど。
「とにかく、腹が立つ。この高貴な気品に満ち溢れた美少女魔女っ子シルビーさんを差し置いて、男二人を攫うなどとは」
「そ、そっち?」
 僕にこの人の内心を読むことなんて出来ないから、これが本音なのか、怒りを飲み込んでのものなのかは、良く分からない。
「しかし、殺すんじゃなくて、攫った、ね」
 魔物達が本気で殺しに掛かってきたっていうんなら、先ずは逃げられないことを考えるから、シルビーさんを逃す余裕があったところに不自然さを感じる。だから、多分、二人が囚われたという部分は、それなりに信憑性があるんだろう。だけど、そうすると次に湧いて出るのは、『何の為に』だ。

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