ねんがんの、かきごおりきをてにいれたぞ!
いや、手に入れたのは二週間くらい前なんですが、書くのをすっかり忘れてまして。いやいや、そんなん要らんだろと言わないで下さい。かき氷器ですよ、かき氷器。こう、シャリシャリ掻き回して、あまあまひやひや。この暑さで、シャーベットやらかき氷を購入し続けてたら、幾らになるか分かったもんじゃないという貧乏人根性で買ったんですけどね。これから僅か二ヶ月しか美味しい時期がないという、日本人らしい、刹那に生きる象徴みたいなものじゃないですか。
( ・ω・) 最近は、10月まで充分暑い? そんな気も、しないでもない
盗賊は、個人差があるけど、基本的には職人だから、論理はすっ飛ばして、結論だけを得てる人が多い。
遊び人は、語るまでもなく、論外として。
魔法使いは、よっぽどの才能に満ち溢れてる人でない限り、コツコツと積み重ねて呪文を習得するから、思考回路が構築されていて参謀職に向いている。強いて言うなら賢者も近いものがあるけど、自称を除いた本物の賢者は数えるくらいしか居ないし、ここでは考えないでおく。
もちろん、あくまでそういった傾向があるってだけで、全く当てはまらない人も居る。それに、この手の思考が出来るっていうのと、リーダーの資質は、必ずしも関係が無いから、魔法使いのリーダーがそこまで多いって訳でも無い。
何にしても、どんな状況に陥ろうと、常に最善の策を、理で積み上げるのが魔法使いの役目だ。一応は勇者でリーダーの僕だけど、その根幹は変わってないとは思っている。シルビーさんとは、一緒に居た時間は少ないけど、似た芯を持っていると、信じたい。
「魔女っ子」
「はい?」
「私は、魔法使いじゃなくて、魔女っ子」
そこって、そんなに重要視するところなの?
「クレインが、私を呼んだ時に、そう決めた。中身的には、女魔法使いであることに変わりは無いんだけど」
うん、変な拘りはあるけど、客観的且つ合理的な見解だよね。よしよし。これなら、ちゃんと話を進められるはずだ。
「それじゃ、次はこのシルバーオーブについてだ。これは、ネクロゴンドで手に入れたってことでいいの?」
シルビーさんは、コクリと首を縦に動かした。
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