就任僅か一週間ちょいで、前復興相になってしまった松本氏ですが、彼の何が凄いって、現総理の大臣査定に引っ掛からなかったことですよね。いや、担当省庁が無いと言っても、大臣ですよ、大臣。五つの有用政策 <<< 一つの失言ないしはスキャンダル、なんて因果な商売なんですから、入閣前にいわゆる身体検査と、適性チェックは徹底的にやるでしょう、普通。
ぶっちゃけ、柳田ちゃんはジョークで言ったんだと思ってるんですよ、『法務大臣は二つだけ憶えておけばいい』って奴。壊滅的にセンスが無いだけで。でも、松本氏は、身体の芯からしょーもない品性が漏れ出てるタイプだとしか言い様が無い訳で。そういや、副大臣の平野氏が昇格した時に、総理が『政策の継続性』を重要視したとか言ってましたが、一週間ちょいで継続性もへったくれもあるかいな。
( ・ω・) 真面目に突っ込んでたらキリがない。そんなことを再認識した夏の夜のこと
「二人は……バラモス城に連れ去られた」
部屋の中が、一瞬にして凍りついたかの様に思えた。大雑把に想定していたものの内、最悪が、二人が既に殺されているというもの。そして次に来るのが、囚われているというものだった。経緯はともかくとして、あのクレインがやられたという事実は、色々な意味で衝撃に他ならない。
「だから私は、生きている以上、行かなくちゃいけない」
「うん、分かった。そこまでは否定しない。むしろ手伝わさせてと言いたいくらいだけど、それでもちょっと待とう。闇雲に突っ走ったところで良い結果が出ることが少ないのは、魔法使いであるシルビーさんなら分かるでしょ」
「……」
魔法使いは、世間的には呪文をぶっぱなしたり、強化、或いは弱体呪文やなんかで戦闘を補助するだけの人だと思われているけど、そこには少し誤解がある。もちろん、パーティや部隊運営に依って差はあるけど、基本的には論理的且つ、合理的な作戦担当官であるところが多い。その理由は、思考の基本が、理知で成り立っている人が多いからだ。
戦士は、前線の消耗品であり、勝手な行動を取れる立場にない。
武闘家は、武術、武道の探求家であり、その結果得られる力を戦闘に使っているだけで、精神の支柱は、武の中にこそある。
商人は、利の追求者であり、それなりに合理的な考えも出来るものの、優先順位があくまで損得にあるので、総合的、客観的な判断が弱い。
僧侶は、信奉する神が優先順位の第一であり、論理的思考とは、対極にある。
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