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 灰汁という言葉があります。アクと読みます。本来は漢字を見ての通り、灰を煮出して濾した汁を指します。ここで用いる灰は植物性のものが基本なのだとか。アルカリ性を示し、古来は洗濯や漂白、染色などに用いていたようです。当然のことながら食用には適しません。そこから転じて、食材に含まれる渋さ、苦さ、えぐみなど、あまり好ましくない成分を意味するようになりました。煮るなどの調理過程で分離されたそれらを取り除くことを灰汁抜きと呼ぶのは御存知の通りです。更に転じて、人に依っては鼻をつく程に強烈な個性を灰汁と呼ぶことがあります。灰汁の強い人、灰汁がキツイ作品などです。灰の汁を日常生活で利用することがめっきり減って尚、言葉として残るというのは、よほど密着していたんだなと思わされる次第です。

(・ω・) クセが強いとは別物なのだけど、説明するとなると難しいな

【そして権威が確立した頃には誰も手出しが出来ない状態に】
青:悲劇とは、正当性の不可逆的反応に於いて、
 普遍性を不変に解釈することで生じます。
朱:何を仰っているのか、イマイチ分かりません~。
黄:適当ぶっこいてるんだから当然なんだよぉ。
朱:青龍さんが言うと意味があるように聞こえるから怖いですよね~。
黄:こうやって独裁者や教祖が力を持つんだなと思ったけど、
 強引に解釈したり、信じて疑わない方も大概に同罪なんだよぉ。


【朱雀語解読がスキル扱いならこれ程に邪魔くさいものは無さそう】
青:仕事中にも混ぜることで、話をちゃんと聞いているかの判断材料にしようかと。
黄:適当に相槌を打ってる日々だってのは把握したんだよぉ。
朱:社会人の基本ですよね~。
黄:やたらとアホが舞い込む家の主としては、ちょっと気持ちが分かるんだよぉ。
青:ですが、ふに、の強弱で表現されても、熟練者以外は理解しかねるのですが。
黄:青龍なら余裕で分かるだろと言いたくなったけど、
 そんなことに割くエネルギーが無駄って話なら納得してしまうんだよぉ。


【お釈迦様気取りとも言われるけど西遊記に依る風評被害じゃなかろうか】
則:人という生き物は、責任を負った気分にさえさせれば良う働くものじゃ。
朱:実際にどうかは問わないって言ってますね~。
黄:人心掌握術の一つではあるんだよぉ。
則:適度に対立を煽り、功名心を刺激するのも悪ぅない。
朱:掌で踊らせるって言うんでしたっけ~。
黄:人間社会の仕組みなんてのは数千年前に完成してるも同然だし、
 あとはどれだけ応用して再現できるかってだけの話なんだよぉ。


【明言しないだけで何処も実践してる訳ではありますが】
則:妾は厳しく扱うことで、その者の成長を期待しておるのじゃて。
黄:そんな農法があった気がするんだよぉ。
朱:敢えて肥料や水を制限することで、生命力を引き出すんでしたっけ~。
黄:部下を何だと思ってるのか、大体分かってしまうんだよぉ。
則:とはいえ出来の悪い実は間引いておかぬと、無益に栄養を空費するだけではあるがの。
黄:実際問題、凡人にも満たないようなのに育成ソースを注ぎ込んでも効率悪いけど、
 現代でそれを口に出すと叩かれるってのが難儀なんだよぉ。

 大抵の生き物は甘やかしすぎると堕落するもののようです。そういや蚕みたいに、どうやっても自然界に帰れない人間依存の生物も居ましたっけ。
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 ウィルスというやつは、現代科学においても割と謎の存在です。まず、生物であるかどうかが確定していません。極端なことを言えば、遺伝子と他者の細胞壁を破壊するツールしか持ち合わせていないからです。つまり、自力で増殖することが出来ないのです。じゃあどうするかといえば、他の生き物の細胞に入り込み、複製機能を間借りして自分と同じものを作るのです。それが一定値を超えて身体に明らかな悪影響を及ぼす状態を発症と呼んでいるのです。遺伝情報を持ち合わせて、まがりなりにもコピーを作ろうとしてるんだから普通に生命なんじゃないのと思った方も居ることでしょう。しかし現代科学の定義では、生命の最小単位は細胞であるとされています。ですがウィルスに細胞壁はありません。なので未だにどう扱ったものか判断しかねる状態のようです。個人的には、無生物との最大の違いは自らのコピーを作ろうとすることだと思っているので、生き物なんじゃなかろうかと考えているんですけどね。

(・ω・) 生殖能力が無かったら命じゃないって言ったら叩かれるだろうけどさ

【剃ったら剃ったで特徴の無い貧相な面相とか言われそう】
朱:黒龍さんって、名前は実にカッコいいですよね~。
玄:何しろ漆黒の龍ですから、名称だけは文句の付けようがありません。
黄:すげー含みのある言い方なんだよぉ。
黒:本人も、渋さが光るダンディなナイスミドルだぞ。
朱:正直、最初に会った時は山賊の類かと思いました~。
黄:無精ヒゲが似合うかどうかでここまでの差が付くというのも、
 ある意味に於いて残酷極まりないことなのではと思うんだよぉ。


【使用人だけで運営して成立するのかは壮大な社会実験になるかも】
朱:白龍さんも、光属性って感じで強そうですね~。
セ:お褒めに預かり光栄です。
黄:こいつが未だにセバスチャンの名で執事まがいのことをやってるって、
 誰も憶えてない気がしてならないんだよぉ。
セ:生涯を賭して仕える価値のある家を求めている最中ですから。
玄:主を持たない浪人を侍と呼んで良いのかみたいな話になっているのですが。
黄:野良執事というのも微妙に新ジャンルな気もするし、
 数が揃ってきたらメイドとかも集めて国を興せば良いんだよぉ。


【未来の自分に丸投げすること自体は楽でしょうがないから困る】
朱:赤龍さんは、名前からするとトリッキーな技を使いそうです~。
赤:きかか。
黄:うちの赤いのは代々、正統派からは程遠い珍妙なのばかりなんだよぉ。
玄:ヒーローやリーダーの色であるというのはなんだったのでしょう。
黄:血染めの赤として扱われないだけマシなんだよぉ。
朱:百年後の私が、そのイメージを覆してくれるに違いありません~。


【四神の長として扱われている作品は十に一つも無い印象】
朱:そう考えると黄龍さんって知名度は絶望的ですが、字面は悪くないですね~。
黄:一言多いんだよぉ。
玄:この場合の黄色は黄金ですし、かつての栄光を感じさせてくれます。
黄:持ち上げる気が無いことだけは分かったんだよぉ。
朱:ですがゴールデン・ドラゴンと訳すと、格はあっても安っぽい気がします~。
玄:多くの創作物に登場していそうな陳腐さが原因と推察されますので、
 黄龍さんの絶妙なマイナーさも全面的に悪いとは言えないのかも知れません。

 五龍制度が廃れ、黄龍もクビになった理由は良く分かりません。個人的にはキャラが被って広げづらいせいだと思ってますが、どうなんでしょうね。

 ゲームブックと呼ばれるものがあります。名前の通り、読者が遊ぶことを目的とした書籍のことを意味します。狭義では、本文を数百、或いは数千の段落に分割し、分岐するルートを選択しながら読み進めていくものを指します。キャラクターに能力値が設定されていて、その数字に依って途中の難易度や結末が変化するシステムが多く採用されています。歴史的に言えば、テーブルトークRPGが一人用のものとして変化を遂げてコンピューターRPGの誕生に至った訳ですが、同時期に発生したゲームブックは兄弟のようなものと言えるやも知れません。唯、実際にやってみたことがある方なら分かるでしょうが、持ち物やステータスなどの管理がちょっと面倒なところもあります。その手間を楽しめるかどうかが肝なところもあり、あくまでマニア向けのものとして細々と生き長らえてきました。データ処理はコンピューターの得意分野であり、遊びである以上、お手軽感が優先されるのは仕方ない面もあります。それによっぽどコアな人同士で無い限り話題の共有が出来ないところもあり、シェア争いで不利になるのはしょうがないのでしょうね。

(・ω・) 幼少の私にとっては、ビデオゲームの代替品だったなぁ

【人権とやらの合理的な根拠を示せと言われると頭を抱える】
亜:今の世の中で人体実験って、やっぱ禁忌だと思う?
黄:昔ならセーフだったみたいな言い草なんだよぉ。
朱:うまいこと隠したり、見て見ぬ振りをしていただけで、
 大抵の時代でダメですよね~。
亜:いや、どんな人でも人間として扱われるのって、割と最近の話じゃない。
黄:そこら辺をマジにやると大論文が幾つも完成しちゃうんで、
 ダメなものはダメと、子供に言い聞かせるように説くんだよぉ。


【目に見えない安全装置的なものが作用しているのやも】
亜:でも時間転送装置、つまりはタイムマシンの志願者募集したら、
 命の危険があろうと殺到する気がしてならないんだけど。
朱:かつての海底探査や宇宙飛行も似た感じでしたよね~。
亜:つまり、未知への挑戦っていう大義名分と本人の同意さえあれば、
 多少のことは許されるって話になるんじゃないの。
黄:口が達者な狂科学者って面倒なんだよぉ。
朱:この能力を予算確保に回せない辺りに安心感を覚えます~。


【その返答も大分ピントがズレている訳ですが】
朱:明日は洗濯する予定なので、晴れると良いんですけど~。
ア:仮に五感を封じられようと、女の子を感じる術を体得したいですわ。
黄:と、内容に隔たりはあっても、両名にとっては同程度の日常会話なんだよぉ。
朱:キャッチボールをする気は無いんでしょうか~。
黄:人生に対する意識に溝があると成立しづらいものなんだよぉ。
ア:ロミオとジュリエットに代表されるように、壁は絆を強くするものですわよ。


【穏健派とは別の傍観派に属する説が出てきたぜ】
ア:視覚、嗅覚、聴覚、味覚を遮断し、雰囲気で性別を判断することは可能なのですが。
黄:この時点で、行き着くところまで行ってる気がするんだよぉ。
朱:凄いことは認めますが、何処で使えば良いのか全く分かりません~。
ア:宇宙に無駄な女性が居ないのと同様に、何の役にも立たない技能なんてありませんの。
黄:暗に、要らない男は存在すると言ってる気がしてならないんだよぉ。
朱:積極的に排除を推進する過激派では無いですけど、
 居なくなったらなったで気にしない恐ろしさを感じますよね~。

 色々と頭がおかしい連中を書いていると、正常とは何なのか分からなくなってきます。逆に常識人を放り込んだらキャラが立つ気もしますが、遠からず染まるんでしょうね。

 味噌汁という、日本で独自の進化を遂げた民族食があります。煮干しや昆布などで出汁を取り、お好みの具材に軽く火を通して味噌を溶くことで完成する、ソウルフードとでも言うべき料理の一つです。食の欧米化が進んでいますが、少なくても数十年は消えて無くなりそうもありません。その程度には魂に根付いていると言えましょう。そんな味噌汁をちょっと上品な言い回しにすると、おみおつけになります。漢字で書くと御御御付けです。大抵の人が初めて知った時は、『ん?』となったことでしょう。御御(おみ)は味噌、御付(おつ)けは汁物を指すらしく、融合した結果こうなったのだとか。軽くふざけてたのか本気だったのかは知りませんが、結果として難読扱いになると使用頻度が減るのは致し方ない流れだと思います。

(・ω・) 漢字も略字が良いかどうかは、後世にならんと分からんのかしら

【上級者は現在進行形で読者を惑わす術を心得ている】
朱:ちょっとだけ賢いということは、
 とてつもなく頭が悪いより罪深い気がしてならないんですよ~。
黄:朱雀の、それっぽいけど特に意味が無いシリーズなんだよぉ。
朱:私も、自身の言語解明に勤しむくらいですから~。
黄:出来の悪い預言書みたいになってるんだよぉ。
朱:適当なことも何千個と並べておけば、
 後世の方が深いって勘違いしてくれる確率が上がりますよね~。


【三代目が家を潰すドラ息子ってのは鉄板の流れだからな】
朱:遺産とは食い潰す為にあるものの気がします~。
黄:たまたま朱雀に生まれただけの存在が言うと微妙な気分になるんだよぉ。
朱:私の場合、借金も引き継いで身動き取れない訳ですが~。
黄:土地に恵みを貰うけど、同時に依存せざるを得ない農民みたいなんだよぉ。
朱:御先祖様の苦労や功績がどれほどのものか良く分かってないんですけどね~。
黄:現代っ子なんてそんなもんだし、
 先人達を踏み付けてしっぺ返しを食らっても、それが原因だとすら気付かないんだよぉ。


【だよぉは何かしらの理由で縛られた結果という可能性が出てきたな】
猫:なーご。
朱:『人間で猫耳フードとか被ってるやつ居るけど、
 猫に対する憧れや信仰心の象徴ってことで良いんだよな』ですって~。
黄:今の世で猫を総本山とした宗教を興して一本化したら、
 おそらく一定勢力になるから間違っちゃいないんだよぉ。
朱:語尾に、にゃーとかを付けるのが戒律になるんでしょうか~。
黄:中国語だと一般にミャオで、割と応用性が高いから有りなんだよぉ。


【害獣退治という唯一に近い仕事も最近はしてないし】
猫:みゃうぉ。
朱:『俺の進む道が決まったな』と言ってますが~。
黄:余計なこと口走った気がしないでもないんだよぉ。
朱:猫教の創始者として未来永劫崇められてやるってことですかね~。
猫:にぃみゃ。
朱:『そして同族を少しでも虐げたやつは弾圧してくれるぜ』だそうです~。
黄:猫という生き物は人間の生活圏に入って図々しくのさばってきたけど、
 これからはその先を行って、人を支配する段階に移行するのかも知れないんだよぉ。

 書きやすいメインキャラを使ってしまったので、後半がどうなるか心配でなりません。

 義理、という言葉があります。義理人情、義理チョコ、義理で仕事を受ける、義理の親戚など、日常的に使われるものです。しかし多岐に渡りすぎていて、義理そのものが何を意味するかと問われるとちょっと考えてしまいます。用法から察するに、人と人との関わり、的な感じはあります。辞書を引いてみると、人として正しい道、道義として守るべき人間関係、交際上やむを得ずやらないといけないこと、血縁にはないもののそれに匹敵する関係、などとあります。語源としては、正しいことという意味合いでの道理が元となっているようです。儒教的思想が強いとも言われているようですが、並べてみると納得できるものがあったりしますね。

(・ω・) 東アジアなんて、現代でもバリッバリの縁故社会だもんな

【毒や寄生虫のリスクだっていとわないぞ】
白:宇宙生物が居るとして、その肉はどんな味になるんだろう。
朱:とうとう地球産に飽きたんでしょうか~。
黄:そもそもタンパク質で構成されてるとは限らないし、
 なんなら炭素型ですら無いかも知れないから未知すぎるんだよぉ。
朱:金属タイプの宇宙人とか創作では定番です~。
白:それも肉に分類されるなら、挑むべきだと思う?
黄:消化できそうに無いもん食おうとしてんじゃねーよと言いたいけど、
 自称グルメは安全性なんて度外視するから困ったものなんだよぉ。


【とりあえず匂いを嗅いで噛んでみるからな】
朱:何しろ地球の外側は謎だらけですからね~。
黄:朱雀だって負けてないと言ってやりたいんだよぉ。
白:そう考えると、宇宙に無限の浪漫ってのも分からなくないかも。
黄:こんな理由で憧れ抱くやつも珍しいんだよぉ。
朱:私への興味が薄れるのは良いことです~。
黄:肉食獣ってのは生態系という枠の中での話だった気がするけど、
 ネコ科の好奇心と合わさると、やたら壮大になりやがるんだよぉ。


【もはや自宅と黄龍家の往復しかしてないんじゃなかろうか】
月:愚者は体験に学び賢者は歴史に学ぶという格言がある。
朱:ふに?
黄:自身のちっぽけな経験で導いた結論より、
 多数の記録から客観的に判断する方が賢いって意味なんだよぉ。
月:しかし人類史に匹敵するくらい生きてる我々ならば、私見にも深みがあるのではないか。
黄:いくら長生きしてようと、月読みたいに偏った生き方してたら一緒なんだよぉ。


【こうやって偏屈爺が生まれるんだなという典型例になってしまった】
朱:ピンと来ないので、月読さんが得た教訓的なものを教えてください~。
月:天然パーマで仕事できるやつに会ったことがない。
黄:世界が狭すぎて、逆にちょっと面白いんだよぉ。
朱:大体、髪質と有能かどうかなんて、月読さんの判断基準次第ですよね~。
黄:朱雀に言い負かされてるんだよぉ。
月:逆に言えば、私が認めない限り、私の中でこの仮説が揺らぐことはないのだ。

 賢者は歴史に学ぶとか言いますが、自然科学者は自分で確かめたこと以外信じるなとか言う訳で、どっちが正しいのかは愚者たる私には判りかねます。


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