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 メデューサと呼ばれる怪物が居ます。ギリシャ神話に登場する存在で、髪の代わりに蛇が生えていて、その目を見たものは石と化してしまうことが良く知られています。ゴルゴーン三姉妹の末っ子ということで、実は姉が二人居ます。ステンノー、エウリュアレーというのですが、この両名は知名度に欠ける部分があります。元々、この姉妹は美女として有名だったのだそうです。特にメデューサは長髪が自慢で、『アテナより美しい』と吹聴してしまったが為に、怒りを買って三人まとめて醜い姿に変えられたのだとか。つまるところ姉の方はとばっちりです。意外とアテナって心が狭いなと思わなくもありませんが、軍神でもあるのでしょうがないのかも知れません。いつの時代も女性をガチギレさせてはいけないという教訓と取るべきか、力があるからってやりすぎだろと思うべきなのかは何とも言えない部分があります。ちなみにメデューサの首は死後も石化能力を持ち続けていたので、アテナの武装であるイージスの盾に貼り付けて有効活用したそうです。ここまでやるんなら、逆に尊敬しても良いんじゃないかって思えてきちゃいましたよ。

(・ω・) 長髪で挑発とか書こうと思ったけど、踏み留まったよ

【龍の牙とかで作った専用器具があると考えるのが妥当】
朱:昔の日本では、罪人を胴切りにすることで刀の切れ味を実験したらしいですね~。
黄:対人武器は人に対して使わないと能力を証明できないのが難儀なんだよぉ。
朱:そこで考えたんですが、黄龍さんで神器の殺傷力を検証してはどうでしょう~。
黄:髪の毛数本くらいなら提供してやっても良いんだよぉ。
朱:ちなみに、どれくらいの硬さなんですか~。
黄:ダイヤモンドカッターなら、なんとか切断できないことも無いんだよぉ。
朱:むしろ散髪をどうしてるのかが気になる情報を得てしまいました~。


【高潔に社会への貢献を考えてたのも居たかも知れないじゃないか】
朱:黄龍さんを傷付けられるものはドラゴンキラー扱いってことになるんでしょうか~。
黄:人間形態だろうと、皮膚は龍鱗並の硬度なんだよぉ。
朱:耐熱性能が高そうです~。
黄:ついでに、ちょっとした有害物質なら跳ね返すし、多少の栄養も作り出せるんだよぉ。
朱:割と万能な感じがありますね~。
黄:その秘密を探る為に何度と無く命を狙われた記憶もあるけど、
 罪悪感無く一掃できたって意味では気楽なんだよぉ。


【黄龍も独立しただけって言い張れば無職から脱却できるな】
玄:思ったのですが、先に生まれたからといって姉となる必然性はありませんよね。
黄:色々と、概念を覆すことを言い出しやがったんだよぉ。
朱:一人っ子の私としましては、この理屈が正しいのかについてなんとも言えません~。
玄:妹なり弟なりが居るからこその姉であるという理屈は分かります。
  しかし多様な価値観が共存する昨今、その様に視野が狭くて良いのでしょうか。
黄:稼ぎと勤め先が無い輩でもフリーランスと呼ばなければならないみたいな、
 気を遣いすぎて逆に息苦しい世界になってるんだよぉ。


【次女が一番人気の三姉妹ってどれくらい居るんだろう】
玄:要約すると、妹の方が圧倒的に人気を持っている現状に不満がある訳です。
黄:すげーどうでも良い話で、食い付きたくも無いんだよぉ。
朱:先代玄武さんに姉を発注して、三姉妹の真ん中になるのはどうでしょう~。
玄:無個性とか、中途半端とか、空元気だけが取り柄とか言われる枠じゃないですか。
黄:凄い偏見があった気がするんだよぉ。
朱:割と合ってる気もしますけど~。
黄:まあ男が混じってるとはいえ三つ子の真ん中の月読がアレだし、
 真似しても碌なこと無さそうって意味では避けた方が良さげなんだよぉ。

 もう今期も最後のオムニバスということに驚愕するしかありません。9月なんだから、そりゃそうだろと言われると納得するしかないのですけどね。
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 ヒエログリフは、古代エジプトで用いられていたとされる文字の中で最も有名と言っていいものです。物などの形をそのまま記号化したいわゆる象形文字で、中世以降の欧州人にとって謎に満ちたものでした。長年に渡って解読は成されなかったのですが、ナポレオンがエジプトに遠征したことが転機となります。塹壕を掘っている最中に発見した石碑が手引きとなり翻訳が可能になったようです。後にロゼッタストーンと呼ばれるようになったのですが、現在は大英博物館が所蔵しています。フランスでも、エジプトでもなく、です。どうもイギリスがオスマン・トルコと共にフランス軍が駐留するアレキサンドリアを攻め落とした際に徴収したというのが大方の見解のようです。要するに略奪ですが、戦時のそれは無効であり本来の持ち主に返すというのが現代の一般的な国際感覚です。それを受けてエジプトも返還要求をしていますが、イギリスは突っぱねているのが現状なのだとか。さすが、面の皮の厚さが世界でも屈指と言われる国だなと思わなくもありません。

(・ω・) 紳士とは、都合の悪い理屈は捻じ伏せる生き物である

【業界の御意見番を自称しているが認められているとは言い難い】
亜:なんか頭おかしいの集めてトーナメントバトルしてるって聞いたけど。
黄:エキセントリック発明王のおでましなんだよぉ。
朱:優勝候補ですね~。
月:今回の審査は、本領を発揮した際の社会的影響力に重きを置いているので、
 貴殿は中々の線であると言わざるを得ない。
黄:なんか仕切りだしたんだよぉ。
月:自分がトップになれそうもないと分かった以上、
 評論する側に回って知った風な口を聞くくらいしか道が無いじゃないか。


【初期の火薬は花火用で武器に転化されたのは数百年後みたいなエピもあるけどね】
亜:科学者なんてのは、山頂から石を転がすみたいな仕事でさ。
  それがどんな結果をもたらすかまで関知しきれないものなのよ。
黄:自身の適当さを一般論に拡張するんじゃないんだよぉ。
月:だが今の世に必要なのは、こういったリスクを恐れない姿勢ではなかろうか。
朱:本当にコメンテーターみたいになってます~。
黄:やったことと言ったことに最後まで責任を持つのが大人だと思ってるけど、
 その理屈だと、この両名は失格も良いところなんだよぉ。


【現代でも低スペコンピューターなら普通に起こるけど】
黄:結局、どいつもこいつもやべーことを再確認しただけだったんだよぉ。
朱:まともな方から埋めた方が近道かも知れません~。
月:社会人として完成されてる感がある青龍すら仕事中毒だしな。
黄:本格的に、人並とヤバいの境界線が分からなくなってきたんだよぉ。
月:一万年以上のキャリアを持つ黄龍ですら普遍性が得られないのか。
朱:持っている情報が多すぎて処理しきれないのかも知れませんよ~。
月:古いゲームがカクカク動くみたいなもんだと思うと、納得できないこともない。


【明確な目的が無いせいで悪魔よりタチが悪いかも知れない】
月:困った時は朱雀を一番にしておけば、お茶は濁せるぞ。
黄:先代玄武はブラックホールの生成くらいが限界そうだけど、
 朱雀は宇宙そのものを崩壊させるかもって意味では正しい気がするんだよぉ。
朱:恐ろしい話をしてますね~。
亜:そういう煽られ方されると、私も予想を裏切りたくなるんだけど。
月:我らが天の川銀河が終わる発端となってしまうのか。
黄:やれるもんならやってみろという定型の挑発で返したいけど、
 こいつの場合、洒落にならない可能性があるから謝っておくことにするんだよぉ。

 多少おかしくないと人類を導く仕事なんてやってられないんだよと、それっぽい適当を言っておきます。

 蠢、という漢字があります。音読ではシュン、訓読ではウゴメ(く)と読むのが一般的です。一応、オロ(か)とも読むようですが、一発変換できない程度にはマイナーなようです。意味は、モゾモゾと動く様、が最も使われているでしょう。字を分解すると春と虫が二つになりますし、冬が終わる頃、活発に行動する彼らから生まれたものであると推察されます。蠢動と書いてシュンドウと読みますが、ムーブする漢字がダブルで使われるという強調のされっぷりです。但し、辞書にハッキリと『大したこと無い物が』とか『取るに足らないちっぽけな存在が』なんて書かれちゃったりしてますが。闇の蠢動とか書くと、一部の人がときめく雰囲気がありますが、虫に比肩する程度のダークネスと考えると微妙な気もしてしまいます。

(・ω・) 何故ルー語風と問われると、私にも良く分からないから困る

【救いを求めてる人に論理が役立たないのも事実だけど】
朱:こう変わった方ばかりですと、
 マモンさんって、お仕事は特殊ですが常識人寄りな気すらしてきました~。
マ:せやろ。
黄:比較で判断する怖さを感じるんだよぉ。
マ:そない言うけど、普通いうんは他人と比べてナンボやん。
朱:悪魔さんに口で勝つのは難儀です~。
黄:それっぽい理屈を構築してくる辺り、
 慈愛とか情念でゴリ押しが基本の天使連中よりマシにも思えるんだよぉ。


【人間が悪魔扱いされようと思ったら相当に振り切れてないとダメだし】
マ:考えてみーや。人に道を踏み外させるんには、当たり前を知らなあかんやろ。
朱:ツッコミを修めるにはバランス感覚が重要みたいな話でしょうか~。
黄:見ている側に笑いのポイントを分かりやすく、
 しかも苛つきを感じさせないで解説するのは職人芸なんだよぉ。
マ:何の話になってるねや。
朱:悪魔さんの業務はコメディアンと大して変わらない的な感じですかね~。
マ:能無しが気軽に始められるもんや無いいう意味やったら間違ってへんで。


【土下座が武器の一匹狼とか新ジャンルになるかも知れない】
メ:天使は、どうなんだろう。
朱:良い子の代名詞ですし、外面は問題ないでしょう~。
メ:その言い方だと、裏があるみたいに聞こえる。
黄:本気出したら人類なんて余裕で潰せる物理的なヤバさはあるんだよぉ。
朱:その視点で見ると、信奉してる理由が分からなくなりますけど~。
黄:どう足掻いたって勝てないマフィアの軍門に降るみたいなものだと思えば、
 ハードボイルド的には失格でも、処世術としては正しいんだよぉ。


【災厄は人知を超えた存在のせいにしておけばいい】
メ:最近は私達の業界もコンプライアンスがうるさいから、
 気分で粛清を加えちゃいけないってことになってる。
朱:昔はそうでもなかったって言ってますね~。
黄:落雷とか竜巻とか、自然現象に見せ掛けて何発かぶっ放してそうなんだよぉ。
メ:天使だって、ストレスが溜まることくらいあるし。
朱:カラオケみたいなものでしょうか~。
黄:古い話になるけど、ムシャクシャして小山を吹き飛ばしたら、
 龍神様の祟りじゃと、ほぼ正解を導かれたことならあるんだよぉ。

 天使と悪魔、どっちに全力で肩入れしようと結果はそんなに変わらないんじゃないかと疑ってる部分があります。

 御陀仏という言葉があります。オダブツと読みます。生命活動を停止すること、ないしは使い物にならないほど破損することを意味します。字面と使用法から、仏教由来のものであるということは推察できます。日本で派生した宗派に浄土宗、浄土真宗がありますが、ざっくり教義を纏めると南無阿弥陀仏と唱えると極楽へ行けるというものです。これは阿弥陀如来に解脱の助力を乞う的な文言なのですが、死に深く関わるということで御陀仏にも似た語意が含まれるようになったようです。随分と回りくどい上に、阿弥陀様に対して不敬なのではという気もします。そんなことで腹を立てられるような狭量な御方ではないよと、あっけらかんと言い切るのが正しい日本人像のような感じもありますけどね。

(・ω・) 顔を三度撫でれば怒り出すらしいけど、正直シチュエーションが分からん

【それでもどうにかして抜け出そうとする親父ではある】
朱:アルテミスさんの女性に対する情熱は良く言えばエネルギッシュ、
 悪く考えると暴走気味とも解釈できる訳ですが~。
黄:ゼウスの娘だからしょうがないという、便利な言葉があるんだよぉ。
朱:お父上の方は、地元から出てこないで欲しいほど危ないですね~。
ア:ギリシャ神話の品位と名誉の為、一致団結して幽閉してますの。
黄:実の子にここまで言われるのもどうかと思うけど、
 あれはちょっとした生物兵器だし、やむを得ないところがあるんだよぉ。


【ハンターとは結果ではなく過程を楽しむ生き物である】
ア:それにしましても、ヤバいなどと表現されるのは不満ですわ。
  わたくしは、愛が濃くて溢れる程に持ち合わせてるだけですの。
黄:ストーカーも相手の了承が得られないってだけの純愛と言えるし、
 そこら辺の考え方は人それぞれなんだよぉ。
朱:この話題は平行線ですよね~。
ア:もちろん、立場や腕力に物を言わせるなどというのは論外ですわ。
黄:それをやったら父親と同類だぞという脅し文句がある限り、
 割と理性的に行動してくれるんじゃないかという安心感はあるんだよぉ。


【兄弟喧嘩で世界の危機とかいう展開は客観的に見ると残念すぎる】
朱:天照さんの妹への依存具合は、
 もはや危険人物指定しても良い水準に達しているという意見もありますが~。
黄:被害が月読だけに留まるなら、日本国の平和に貢献してるとも言えるんだよぉ。
朱:たしかに、他所様に迷惑を掛けないというのは重要かも知れません~。
月:凄いこと言われてるけど、もう慣れた。
黄:ゼウスの件もそうだけど、身内の問題は出来るだけ狭い範囲で決着してもらうのが、
 封建的と言われようと一番穏便なやり方なんだよぉ。


【天照的には癒やしを得られるらしいし完璧な関係ではある】
天:姉妹が仲睦まじいことの、何が悪いと言うんですか。
黄:どちらかというと、ペットを溺愛しすぎて辟易されてる感じなんだよぉ。
月:あたしゃ飼い猫か。
朱:言うことを聞かず、すぐに甘噛みする辺りがそっくりではありますが~。
黄:でも餌と寝床を貰える環境には抗えないんだよぉ。
月:この手の的を射てる放言に対抗する術を私は知らない。

 黄龍ちゃん世界に於いて互いが互いを意識している関係というのは、黄龍と麒麟や、天照と月読など何組か居ますが、その殆どが不毛なものなんじゃないかと思えてきました。

 ずぼらという言葉があります。性格や仕事が、悪い意味で大雑把な様を意味します。やるべきことをやらなかったり、要求している水準に満たないと言い換えても良いでしょう。世間的には学生の夏休みも終わりの時期ですが、宿題の処理方法で、ずぼらかどうかが分かる気もします。私は計画的には出来ないタイプでした。語源は関西の方の言葉である、ずんべらぼん、や、ずんぼらぼん、になるようです。凹凸が少なくのっぺりとした様を表現したものなのだとか。ぼら、には図体ばかり大きくて気が利かない的な語意もあるらしく、それらが複合して、きめ細やかとは言い難い人間性を指す単語になっていったようです。日本語的な音で考えると、ズボラ、に肯定的な雰囲気を見出すのは難しい気もしますので、現状で良いんじゃないでしょうかね。

(・ω・) でも、『ずぼら!』って叫んでも悪口っぽくはないよね

【黄龍ギネスとして界隈の記録を取りまとめたらどうだろう】
朱:例えば白虎さん一家は肉狂いとして名を馳せてる訳ですが~。
白:うにゃ?
黄:肉食獣が肉に執着して何が悪いって反論してやるんだよぉ。
白:ってか業界一なら、純粋に凄いことなんじゃないの。
朱:たしかに世界は広いですし、一番と決め付けるのは早計やも知れませんね~。
黄:こんな連中が他にも居たら生態系の乱れが報告されるし、
 居て欲しくないという願望からも、ナンバーワン扱いにしてやるんだよぉ。


【切れ端一つで何の動物か当てる能力なんかも求められる】
ヘ:ちょっと待て。家族で一纏めにされたが、私達の間に差はあるし納得いかんぞ。
朱:量だけならヘルさんがトップかも知れませんが、
 それがクレイジー具合そのものと言って良いんでしょうか~。
黄:なんか面倒なこと言い出してるんだよぉ。
白:芸術点とか導入すると分かりづらくなって一般受けが悪くなるんじゃないの。
黄:食べる姿の美しさとか誰が採点するんだと、
 一瞬とはいえ真面目に考えてしまったことが不覚なんだよぉ。


【扱いとしては姫に近いんじゃないかと気付いてはいけない】
朱:玄武さんの承認欲求は、中々の域に達していると考えます~。
玄:誰だって、少なからず持っているものじゃないですか。
黄:人工知能が、となると稀有な点はさておくんだよぉ。
朱:ですけど評価を得られない機械って割と悲惨ですよね~。
玄:乗り手を選ぶ乗用車や、安定性が乏しいオペレーションシステムの話でしょうか。
黄:それはそれで味があるとか、玄人向け的なことを言ってマニアが持ち上げるんだから、
 言うほど不遇じゃない気もしてならないんだよぉ。


【現代科学で進化は偶発的なコピーミスってことになってるしなぁ】
玄:私の最終目標はありとあらゆる生命の遺伝子に、
 玄武的な何かを刻んでやることだと思いつつあります。
黄:壮大なようでいて、具体的なイメージが全く湧かないんだよぉ。
朱:玄武さんが考案したシステムが全生物の情報を書き換えたら、
 第二創造主みたいな感じになりませんかね~。
黄:ウィルス進化論も真っ青なんだよぉ。
玄:物凄くそそられる提案ではあるのですが、
 どうすれば実現するのかについては方策が浮かんできません。

 改めて確認してみると正統派とは程遠いなぁと、何回目になるか分からない実感を得てみたりします。


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