ということはつまり、事実上、勝負の結果なんて関係無い、不戦を選択することも出来るってことだ。最低賭け金は三ゴールドだけど、僕が提示したのは、『今まで僕が積み上げたチップに相当する額まで』だから、一ゴールドでも問題無い訳で。 「余りに露骨なイカサマは、将来的な風評も考えればやりたくない。とはいえ、本当の運任せで、このチップが倍になるかゼロになるかなんて勝負も、経営者としてはしがたい。だとすれば、妥協点として、ここでの手打ちを選んだとしても、何も不自然じゃないよね」 「概ね、その通りで御座います」 ディーラーが、はっきりと認めるのもどうかと思うけど。 「当然、今までの勝ち分を、反故にする様な真似も致しません。それこそ、信用に関わる問題ですので」 「賢明な判断だと思うよ」 あれ? ちょっと僕、嫌な奴になってない? 「ですが今後、その腕は余所で発揮なされるよう、お願い致します」 わーい、そしてさりげなく、出入り禁止宣言食らってるよー。 「お連れ様も、御理解頂けますね」 「俺もかよ!?」 何だか、良く分からない内にとばっちり食らってるクレインだけど、ま、深く考えないでおこうっと。 PR |
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