「この町の方に伺うという手段もありますけど、相場というのは刻一刻と変わるものですの」 「結局、現場に行ってみないと分からないってことか」 成程、ね。 「よし、それじゃ次の目的地は、ポルトガだ」 足りるかどうかは分からないけど、船の町をこの身で感じるっていうのも良いだろう。一度行っておけば、キメラの翼で行き来が可能になるしね。 「ふぅん、てめぇら、そっち行きやがんのか」 「クレインも来るよね?」 「飲み屋や賭場へ誘うみたいに言いやがんな!」 うーん、残念。何気なく仲間に引きずり込む作戦、大失敗。 「嫌がる僕を、二度も無理矢理連れ出しておきながら、その言い草は無いんじゃない?」 「そういう趣味ですの?」 「う~、らぅ~~!」 「てめぇらなぁ!」 ゴメン、僕が言い出しておいてなんだけど、ちょっと訳が分からなくなってきたね。 「俺ぁ、逆の方向、そうだな。バハラタからダーマにでも抜けて海沿いを進んでみることにすらぁ。しばらく、顔つき合わせずに済みそうだしな」 「お約束の、ツンデレさん発動ですのね」 「……」 あ、クレイン、目を合わせないで、無視する作戦に出た。 「人とお話しする時は、目を見るものですのよ」 そしてアクアさん、回りこんで覗き込んでる。傍で見ると、結構、滑稽な絵面だよね。 PR |
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