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 鳩山首相が煙草増税に前向きだそうです。一本十円という、過去に無い大増税という話もありますが、数値的なものがどうなるかは不明。嫌煙家としては幾らか賛同しますが、似非政治評論家としては、取り易いところから取る愚策だと叩きます。これぞ、ダブルスタンダード。マスコミの手法をトレースしただけですよ。

( ・ω・) 結局、叩こうと思えば幾らでも叩けるってのが分かってきた今日この頃

 とりあえず、僕の防具に関しては今のままで良いと思う。アクアさんと違って数ヶ月しか使って無いから、鎖かたびらや服はそんなに痛んでない。金属鎧なんか着込んだら動けなくなる自信があるから、強いて言うなら兜の追加になるかなぁ。でも、海上じゃ身軽さが何より大事だし、やっぱりこのままっていうのが最良の選択になる気がする。
 問題は、剣の方だ。アリアハンを出た時、師匠のお爺さんに貰った初心者用のものなんだけど、使い方が下手すぎたせいか、刃こぼれがちらほら目立つくらいになってきている。元々、鋳型で作られた量産品で頑丈なものじゃないらしいし、ここらが限界かなぁ。でも、次ってどういうの買ったら良いんだろう。
「そんなに、悩むことはありませんの」
 腰の剣を見詰める僕に気付いたのか、アクアさんが声を掛けてくる。
「とりあえず船の方々の武器を借りてみて、しっくり来るものに近いものを選べば良いんですの」
 成程、船の上だとどうしても暇な時は暇だし、それが良いかもね。焦って買って銭失いになるのは、何て言うか、気分的に良くない。
「あわよくば、そのまま譲って貰えれば言うことありませんの」
 うん、やっぱりアクアさんはこうでないとね。見た目がこざっぱりしたせいで高僧っぽい印象になっちゃったけど、これくらい自由奔放で打算的でこそだよ、本当。
「それじゃ、おじさん、またね」
 正直、世界を回る身だから、次に会う機会があるのか、さっぱり分からないけど。
「あれだけ粘って、儲けがたったの四ゴールド……だと」
 何か聞こえてきたけど、やっぱり気にしない、気にしないっと。

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 臨時国会がたけなわですが、民主党は身内という理由で代表質問を行わない方針らしいです。表向きは、政策は政府で決めるという一元化ですが、えっと、要するに平議員には公での発言権が無いってことでOKなんですかね。

( ・ω・) なにそれ、割とマジで怖い

「でも、キメラの翼に関して言えば、この店って安い方だよね。僕が見た限り、下から二番目ってとこ」
「おぉ、良く調べたじゃねぇか」
「でも、九十七ゴールドってところがあったし、そっちで買おうかな~」
「く……九十五でどうだ」
「九十はどう?」
「九十……四だ。言っとくが、仕入れ値が九十二だから、これ以上はどうにもならんぞ」
「じゃ、それで二つ」
「ちょっと待て! 五つじゃなかったのかよ!」
「うん、買い溜めしておこうかと思ったけど、値段が値段だし、とりあえず間に合わせの数に変更したってことで」
「もう……好きにしやがれ」
 それじゃ遠慮なく、はい、百八十八ゴールドね。
「それにしても、何でこんなことになってるのかなぁ」
 最後にキメラの翼を買ったのは、ロマリアだったと思う。何ヶ月か前と言えば前なんだけど、あの時はいつも通りの値段だったはずなんだけどなぁ。そろそろルーラかバシルーラ憶えて、代用した方が安上がりなのかも知れないね。
「ん?」
 不意に、見知った顔がこちらに向かって歩いてくるのを知覚する。
「アクアさーん……あれ?」
 遠目に見ただけで若干の違和感があったんだけど、その理由は、近付いてきただけですぐさま導き出せた。
「どうしたの、その服」
 アクアさんが身に纏っていたのは、見慣れた僧衣ではなく、汚れ一つ無い新品だった。何だか、まっさら服を見てるとまともな僧侶に見えてくる辺り、やっぱり見た目って大事なんだなぁと思わされるよ。
「長いこと使ってきましたから、思い切って新調しましたの」
「そっか。しばらく海の上だから、装備品も考えないとダメだよね」

 あ、ありのままに起こったことを話すぜ。回覧板を流し読みしていたら、新幹線駅誘致懇談会のチラシがあった。な、何を言ってるかわからねーと思うが、俺も何をされたか分からなかった。時代はリニアモーターカーだとか、昭和時代の発想だとかそんなチャチなもんじゃねー恐ろしさを感じたぜ。

( ・ω・) いやぁ、ポルナレフさんは、世界中で驚いて大忙しですなぁ

「何だか勘違いしてる様だから言っておくがな。高いのはキメラの翼だけだ。料金表を見てみろ。薬草や毒消し草なんかは余所の国とそう変わらないはずだ」
 言われてじっくり見てみると、たしかに異常な値を示しているのはキメラの翼だけだった。
「どういうことです、これ?」
「こっちが聞きたいくらいさ。ここんとこ、こいつだけ卸値が急騰してな。こっちも商売だし、仕入れ値を割って売る訳にゃいかないが、これでもギリギリに抑えてあるんだぜ」
 うーん。話の真偽はさて置き、一応、筋は通ってる。客寄せの為に、一つか二つ、赤字を出しても値を下げるならいざ知らず、その逆は店にとって何の得も無い。
「ま、ちょっと興味出てきたんで、何店か回ってみますね。話の裏も取ってみたいですね」
「おいこら。結局、何も買わない気か。本当、とことんまでに可愛くねーな、おい」
 又しても聞きなれた言葉を聞いたけど、気にしない、気にしない。

「うーん、たしかに、どこもキメラの翼だけ高かったなぁ」
「俺の言ってること、間違ってなかっただろう?」
 あの後、シスと一緒に幾つか道具店と巡って、最初の店に戻ってきていた。こうも見慣れない数字が羅列されると、何だか、始めからこの値段だったんじゃないかって錯覚するくらいだ。考え様に依っては、キメラの翼の便利さから言って、百ゴールドでも安いくらいだとも思うんだけどね。
「だけど、他のものは、額に多少のバラ付きがあるのに、消え去り草だけは三百ゴールド固定ってのはやっぱり不自然だよね。後々、問題にしたくなかったら、やめた方が良いんじゃないかな」
「坊主、俺はてめぇを、殴って良いよな?」
 うん、もちろん、丁重にお断りさせて貰うよ。

 普天間移転問題で閣内不一致と叫ばれていますが、何を今更だよ。民主党だけでも、右に左に、思想がバラバラなのに、社民党に国民新党まで閣僚なんだから、最初から一致する訳ねーだろと。選挙前に言わない辺りが、流石のマスコミさんどすなぁ。
 こういう時こそ、総理のリーダーシップですね。麻生前総理の統率力を批判していた鳩山総理なら、こんな問題、お茶の子さいさいでしょう。

( ・ω・) 一方、当の鳩ちゃんは、献金問題で謝罪をしていた

「そんなこと言ってると、他の店に行っちゃうよ?」
「あぁ、好きにしな。一応、言っておくが、この消え去り草に関して言やぁ、全店舗、同額で売るよう協定を結んでるからな。相当な数を纏め買いするってんなら、ちょっとくらい勉強することもあるが、大した差じゃないぜ」
「う~、う~~」
 何だか、ものすごーく汚い商売を聞いた気もするけど、ま、盗賊に消え去り草なんて物騒なもん与えること考えたら、どうでも良いかも知れないよね。
「あ、僕にはキメラの翼を……五個下さい」
 自分に使うことは余り無いんだけど、母さんとクワットさんに時たま手紙を出してる関係で、いつも手持ちが心もとない。本当、いざって時に持ち合わせが無かったらバカみたいだし、少し多めに買っておかないとね。
「あいよ、五個で五百ゴールドな」
「……は?」
 そりゃ、間の抜けた声も漏れるってもんだよ。
「な、何ですか、その値段。地域に依ってバラつきはあるけど、二十から三十ゴールドが相場でしょうが」
 そこまで言ったところで、一つの事実に気付く。
「ごめん、シス。君の方が正しかった。この店は、ボッタクリだ。余所にいこうか」
 もしかするとキメラの翼も協定で高値固定かも知れないけど、その時はバハラタで買おう。博打の勝ち分が手付かずだから払えない訳じゃないけど、こういう商売に加担するのは気分が悪い。
「だぁらっしゃい! ちょっと待ちやがれ!」
「何ですか。余り馴れ馴れしく話し掛けられましても、私共と致しましては、対応に苦慮するのですが」
「お前……可愛くないガキだな」
 もう慣れっこなので、敢えて反応することも無いかなって思うんだ。

 鳩山総理の所信表明演説がありましたが、ノーカットで見た訳では無いので特にコメントすることはありません。まあ、前にも触れた通り、政治家が抽象的なことしか述べないのは中身が無い時であり、長い演説は失敗作であるとは思いますが。いえ、あくまで一般論ですよ。

( ・ω・) それより、献金だ、普天間だと、問題が山積ですなぁ

 ランシール共和国。アリアハンの西方、そしてバハラタの南方に位置する小国だ。共和国の名が示す通り王族は存在せず、各地方の代表者が議場で国の方針を決めている。貧富でいうと、それ程に豊かとは言えない国だけど、穏やかな風土と、国境線を持たない大陸の独立国である二点から、何処かのんびりとした雰囲気だ。そう、この国は故郷、アリアハンに似ている。実際、ここから東に船を進めれば、一月もしない内に着く隣国だ。ジパングに向かおうと思ったら、アリアハン経由の海路もあるって話だから、立ち寄ることも選択肢にはあった。
 だけど僕は、それを選ばなかった。季節が幾つか巡り、帰りたい気持ちが無いって言ったらもちろん嘘になるけど、今、母さんや爺ちゃんの顔を見たら、二度と旅には出れそうも無いと思ったからだ。僕達はここ、ランシールを出航した後、北方のバハラタから陸地沿いにジパングを目指す。
 バハラタや他の港では、食料の補給くらいの短い停泊しかしない予定だ。だからランシールで船を整備する三日間は、この先、当分ない陸でのゆったりとした時間になる。揺れには強いから船の上はどうってことないんだけど、やっぱりしっかりと地面を踏みしめて歩けるのって良いよね。何だかウキウキして、街中を走り回りたい気分になるよ。好奇の目で見られるのが嫌だからやらないけど。
「えー、たかが草が三百ゴールドは高いって。良いとこ百ってとこでしょ」
 そんな心の高揚を吹き飛ばしかねない、少女の声を耳にした。
「嬢ちゃん。この消え去り草が、ここランシールでしか取れない特産品だってのを忘れて貰っちゃ困るぜ。一ゴールドだって、負ける訳にはいかねぇなぁ」
 シスの一方的な値下げ要求に、一歩も退かない店主さん。何だか、どっちが勝っても遣る瀬無いものが残りそうだけど、一応、保護者として見ていこうかな。



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