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 アンチ民主党として、どっちが勝つと面白いのかという視点で物を考えてみる。
 菅氏が勝つと、小沢陣営の議員が発狂して面白そうです。今の状況でさえ、色々問題発言して回ってるというのに。
 小沢氏が勝つと、支持率超低迷アンド野党の集中砲火で、これはこれで面白そうです。
 うーむ、どっちが民主党崩壊に時間が掛からないかと言われると、良く分かりません。まあ、どうあっても、今年度末の予算は通りそうもありませんけど。ここまで来たら、今の内に解散して再編した方が、世のため人のためなんですけどねぇ。

( ・ω・) それでも、保身と己の栄華しか考えないのが、正統派民主党議員というものさ

 一応、正論の様なことは言っておくべきかなと思うんだ。
「だって、一人じゃ退屈なんだもーん」
 シスを論理的に説得するのと、バラモス退治って、どっちも遜色ないくらいの大望だと思うんだよね。
「まあ、魔法の才能が無いシスが、この書物に何の興味も湧かないのはしょうがないと言えばしょうがない気もするけど」
 何か、シスが興味持てて、読み易い本とか置いてないかな。
「これなんかどう。『世界の宝石大図鑑』」
 挿絵入りで、分かり易いと思うけど。
「そんなの、現物と色や形なんかが近いだけじゃん。あたしは、本物以外、何の興味も無いし」
 義賊のお爺さん。あなたの愛弟子は、大きな夢を持ちつつ、凄まじいまでの現実主義者に育ちました。これが良いことなのかどうか、僕にはちょっと分からないです。
「ん?」
 本棚の背表紙を流し見していると、一つ気になる表題が目に入ってきた。
「『人形使い~ドールマスター~読本』?」
 人形と聞いて思い出すのは、モロゾフさんとトーマスさんだ。あの人達で初めて知ったに等しいけど、こんな本があるってことは、僕が不勉強なだけだったのかな。
「人形って、あいつかぁ。どーも、あれ、苦手なんだよね。見た目、殆ど人間なのに、気配がまるで無いとか、気持ち悪くて」
 相変わらず、普通の人とは違う部分に嫌悪感を感じてるよね。
「人形、ねぇ」
 余り深く考えなかったけど、興味深い技術だよね。あのパーティは前衛の盾として使ってるけど、大型量産化すれば、町を守るのに使えそうだし。まあ、モロゾフさんの技術だと、極めて重要な素材がスピル一派の買い占めで入手困難らしいから、すぐさまどうこうは出来ないんだろうけど。

 

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 民主党代表選が、真っ当に開催されるのがほぼ確実になったようです。ばんじゃーい。これで民主党分裂も、ほぼ確実ですね。ここまでやったら、プロレス並の遺恨が残るのは、誰の目にも明らかです。
 とりあえず去年の衆議院選で民主党に入れた人は、政局よりも経済対策を優先させた麻生元総理に頭を下げる様に。

( ・ω・) まあ、選挙が行われるのが批判対象ってのも、民主党独特の話の気もする訳ですが

「ふむふむ」
 ポルトガに帰ってきて、数日が経っていた。僕達は久方振りの纏まった休みを取って、思い思いの時間を過ごしていた。新造船とはいえ、一年もの長い間、酷使してきたということで、ドッグで点検と補修を受けている為だ。船員達も、一年振りの故郷ということで、それぞれの場所に散っている。
 アクアさんは、いい機会ということで、ロマリアに里帰りして、僕とシスは居残りだ。僕達もアリアハンに帰っても良かったんだけど、やっぱり心が折れそうになりそうだから見送った。シスの場合、ほとぼりが冷めてるかどうかまだ分かんないって理由なんだけどさ。
 今、寝起きしてるのは、いつも通り、場末の安宿だ。クワットさんは泊まっていっても構わないと言ってくれたけど、豪邸過ぎると落ち着かないしね。どうせ昼はぷらぷらして、寝るのと余った時間を過ごすだけの場所だし、大した拘りは無い。
 それに、あそこに泊まってたら、隙あらば商売のことを仕込まれそうで、とても気が休まりそうも無いし。
「うーむ」
 僕は今、ポルトガ国営の図書館で、魔法書を読み漁っている。最初に来た時は、船をどうするかでドタバタしてて、のんびりと寄る余裕は無かったけど、いい機会だから、読めるだけ読んじゃおうと思うんだ。クワットさんのコネを使って、一般来館者が読めないものも目に出来るし、正直、かなり勉強になる。僕としては、ここらで魔法の方も一つ二つ飛躍したいところだし、今日も今日とて黙々と――。
「ねー。すっごい暇なんだけどー」
 はい、図書館では、静かにしましょうね、シス。
「本がそんなに好きじゃないなら、図書館に来なきゃ良いじゃない」

 

 個人的に、小沢氏と拙著、センセーショナル・エレクションの桜井茜は似ていると思っています。何考えてんだかさっぱり分からない選挙屋さん。一番向いてるのは、やっぱり幹事長職でしょうねぇ。裏の取り締まり屋。金とポストで議員を操って、美味しいところを啜ってやるぜ~。
 まあ、逆に言えば、こういうタイプが矢面に出てくるようじゃ、もう末期とも言えます。元々、民主党の前の前の代表は小沢氏だった訳ですが、他にいい傀儡が居ない時点で、この結末は遠からず予測されて然るべきだったんですかねぇ。鳩は論外として。

( ・ω・) 茜なら、ここに到るまでに、何かの対策を打つとは思うんだけどねぇ

「つー訳でアレだ。陸に上がって、三十前後の良い女と知り合いになった場合、何を置いても俺に紹介する様に。これは師匠命令だ」
「地味に難しい課題を課してくれますね」
 大体、あんま大きな声では言えないけど、普通、三十歳で良い女って言ったら、結婚してる人の方が遥かに多いと思いますよ。或いは、宗教上の理由なんかで結婚しないとか、性格に致命的な問題があるとか。むしろ年上好みの若い人を狙った方が効率的な気がしないでもないくらいで。お師匠さんの恋愛事情なんて、割と本気でどうでも良いんだけど。
「一応言っておくが、二十五以下のガキは興味ねーからな。お前も年食えば分かるだろうが、女は三十過ぎてからだ。それまでは所詮、熟成期間なんだよ」
 何だか、剣の手ほどきをしてくれる時よりも、真剣な眼差しで語られてる様な気がしてならない。
「ん……何の話?」
 あ、ジュリ。
「このおじさんの話はね。一生の内で一度として役に立つことは無いだろうから、軽く聞き流すのが一番だよ」
「分かった」
「おいこら、そこの不肖の弟子。ガキに何吹き込んでやがる」
「生憎、お師匠さんの発言に関して、剣の技術以外のことは、全部、右耳から左耳へと通り抜けてますので」
「んだと、このぉ!」
 お師匠さん、怒りの指導棒を、すんでのところで躱す。うーん、さすがにこれだけの期間、真面目に実戦と修行を繰り返してると、それなりに腕が上がるものだよね。ちょっと前まで、軌道を読み取ることも出来なかったもの。こんなところで成長を実感するっていうのも、それはそれでどうなのかなって、思わなくも無いけどさ。

 実に醜い民主党代表選が繰り広げられています。しかし何が凄いって、小沢氏側近は『菅じゃ、年度末に解散必死だー』と言ってはいますが、小沢氏なら回避出来る理由は全く説明しないですよね。まあ、ポロッと漏らしたのは野党と協議してるってことらしいんですが、参議院で過半数とれるのは公明党だけ。自民は論外として。いや、一部の人を引き抜いて……でも、彼らも次の選挙あるし、そうそうは動かないでしょうなぁ。今年の頭くらいに参議院改選組で鞍替した奴ら、ざまぁ。

( ・ω・) やっぱり、今年中解散六割、今年度末八割ってところか

「何つうか……お前、見た目や物腰と違って、割と適当な性格してるよな」
 いきなり何ですか、お師匠さん。
「何を言うんですか。お師匠さんと別れがたかったことも、この船旅を選択した一因だと言うのに」
「そういう台詞を、臆面も無く言える辺りがだよ」
 わーい。完全無欠に、論破されたよー。
「ついこないだまで人の忠告無視しまくって大剣振るってたと思ったら、新しい小剣を手に入れた途端、そっちに乗り換えるとはな。こりゃあ、女を次々とポイ捨てする、恐ろしい才能を秘めてやがるぜ」
 幾らポルトガ兵時代に、こっぴどい形で女性に捨てられたからって、そういう八つ当たりはやめて頂けませんかね。
「だが、前に比べて、見違える程にキレが良くなったのも事実だ。これも常々、俺が鍛えてきたからだな」
 そしてその自己陶酔もどうなんですか。それでお師匠さんの精神が安定を取り戻せるなら、僕が大人になって黙ってても良いですけど。
「あれだな。やっぱ『スライムにはスライムベス』とか言うし、理想の伴侶ってもんはどっかに居るもんだよな。うんうん、前向きが一番ってことか」
 と言うか、この人が子供すぎるだけって感じもする。何で僕の二倍以上も生きてて、この発想と立ち振る舞いに至るんだろうか。いや、僕がこの人くらいの年になって、初めて分かることなのかも知れないけどさ。
 ちなみにスライムベスっていうのは、キメラと一緒で、言葉だけは誰でも知ってるんだけど、確認した人は居ない謎の存在だ。

 民主党には、欠点が多くありすぎて、一々あげるだけでも日が暮れて明けてしまうんですが、今日触れるのは、その指揮系統というか、意思統一の不備ですね。各議員が持論を好き放題言うから、どれを信じていいかさっぱり分からないという。今日も川内議員が、『小沢氏が代表になったら、普天間は国外になる』とか言ってました。そろそろ、沖縄県民は、本気でキレていいですよ。

( ・ω・) こいつ、大概、頭おかしいと思ってましたが、小沢信者なら納得ですよね

「ふわぁ」
 一年以上も船旅をしていると、これで中々、船の上に愛着も出てくる。一仕事終えて、甲板の上で寝転がってると、何だか小さな子供の頃からこうしていたような錯覚にも陥ってくるし。実際は、家の中で本を読んでることが多い幼少時代だったんだけどさ。
「しっかしさぁ。考えてみれば、この船旅する必要あんの?」
「んあ?」
 シスにそう声を掛けられて、僕はやる気なく上半身だけ起こした。
「だってポルトガにはルーラで行ける訳だし、あっちで休むなり、情報収集するなりして帰港を待ってても良かったんじゃないの」
「まー、それも一理あるんだけど、一応はこれで世界一周になる訳だしさ。区切りと言うか、ちゃんと締めたいなって思って」
 ポルトガに始まり、レイアムランド、ランシール、バハラタ、ジパング、ダーマ、海賊の村、ハン・バークと、比喩無しに世界一周の海路を進んできた僕達だ。最後の最後でその行動を取るのは、ちょっと手抜きの様にも思えて、躊躇われるものがある訳で。
「まー、分かんないでもない様な、そうでも無い様な。別に、何か貰える訳でも無いし、どっちかって言うと、どうでもいいって方が強いかな?」
 シスが冒険家のロマンを理解するのは、どうやら無理みたい。
「ま、いっか。今日の分の素振りしようっと」
 イヅナを頂いて以来、兄さんの剣を振るう時間は半減した。いや、七割、八割かなぁ。筋力強化という名目で、何とか頑張ろうとも思うんだけど、どうにも気が乗らない。それ程に、僕にとてイヅナは蠱惑的で、離れがたい魅力を持っていた。

 



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