2010
民主党には、欠点が多くありすぎて、一々あげるだけでも日が暮れて明けてしまうんですが、今日触れるのは、その指揮系統というか、意思統一の不備ですね。各議員が持論を好き放題言うから、どれを信じていいかさっぱり分からないという。今日も川内議員が、『小沢氏が代表になったら、普天間は国外になる』とか言ってました。そろそろ、沖縄県民は、本気でキレていいですよ。
( ・ω・) こいつ、大概、頭おかしいと思ってましたが、小沢信者なら納得ですよね
「ふわぁ」
一年以上も船旅をしていると、これで中々、船の上に愛着も出てくる。一仕事終えて、甲板の上で寝転がってると、何だか小さな子供の頃からこうしていたような錯覚にも陥ってくるし。実際は、家の中で本を読んでることが多い幼少時代だったんだけどさ。
「しっかしさぁ。考えてみれば、この船旅する必要あんの?」
「んあ?」
シスにそう声を掛けられて、僕はやる気なく上半身だけ起こした。
「だってポルトガにはルーラで行ける訳だし、あっちで休むなり、情報収集するなりして帰港を待ってても良かったんじゃないの」
「まー、それも一理あるんだけど、一応はこれで世界一周になる訳だしさ。区切りと言うか、ちゃんと締めたいなって思って」
ポルトガに始まり、レイアムランド、ランシール、バハラタ、ジパング、ダーマ、海賊の村、ハン・バークと、比喩無しに世界一周の海路を進んできた僕達だ。最後の最後でその行動を取るのは、ちょっと手抜きの様にも思えて、躊躇われるものがある訳で。
「まー、分かんないでもない様な、そうでも無い様な。別に、何か貰える訳でも無いし、どっちかって言うと、どうでもいいって方が強いかな?」
シスが冒険家のロマンを理解するのは、どうやら無理みたい。
「ま、いっか。今日の分の素振りしようっと」
イヅナを頂いて以来、兄さんの剣を振るう時間は半減した。いや、七割、八割かなぁ。筋力強化という名目で、何とか頑張ろうとも思うんだけど、どうにも気が乗らない。それ程に、僕にとてイヅナは蠱惑的で、離れがたい魅力を持っていた。