2010
個人的に、小沢氏と拙著、センセーショナル・エレクションの桜井茜は似ていると思っています。何考えてんだかさっぱり分からない選挙屋さん。一番向いてるのは、やっぱり幹事長職でしょうねぇ。裏の取り締まり屋。金とポストで議員を操って、美味しいところを啜ってやるぜ~。
まあ、逆に言えば、こういうタイプが矢面に出てくるようじゃ、もう末期とも言えます。元々、民主党の前の前の代表は小沢氏だった訳ですが、他にいい傀儡が居ない時点で、この結末は遠からず予測されて然るべきだったんですかねぇ。鳩は論外として。
( ・ω・) 茜なら、ここに到るまでに、何かの対策を打つとは思うんだけどねぇ
「つー訳でアレだ。陸に上がって、三十前後の良い女と知り合いになった場合、何を置いても俺に紹介する様に。これは師匠命令だ」
「地味に難しい課題を課してくれますね」
大体、あんま大きな声では言えないけど、普通、三十歳で良い女って言ったら、結婚してる人の方が遥かに多いと思いますよ。或いは、宗教上の理由なんかで結婚しないとか、性格に致命的な問題があるとか。むしろ年上好みの若い人を狙った方が効率的な気がしないでもないくらいで。お師匠さんの恋愛事情なんて、割と本気でどうでも良いんだけど。
「一応言っておくが、二十五以下のガキは興味ねーからな。お前も年食えば分かるだろうが、女は三十過ぎてからだ。それまでは所詮、熟成期間なんだよ」
何だか、剣の手ほどきをしてくれる時よりも、真剣な眼差しで語られてる様な気がしてならない。
「ん……何の話?」
あ、ジュリ。
「このおじさんの話はね。一生の内で一度として役に立つことは無いだろうから、軽く聞き流すのが一番だよ」
「分かった」
「おいこら、そこの不肖の弟子。ガキに何吹き込んでやがる」
「生憎、お師匠さんの発言に関して、剣の技術以外のことは、全部、右耳から左耳へと通り抜けてますので」
「んだと、このぉ!」
お師匠さん、怒りの指導棒を、すんでのところで躱す。うーん、さすがにこれだけの期間、真面目に実戦と修行を繰り返してると、それなりに腕が上がるものだよね。ちょっと前まで、軌道を読み取ることも出来なかったもの。こんなところで成長を実感するっていうのも、それはそれでどうなのかなって、思わなくも無いけどさ。