2010
民主党代表選が、真っ当に開催されるのがほぼ確実になったようです。ばんじゃーい。これで民主党分裂も、ほぼ確実ですね。ここまでやったら、プロレス並の遺恨が残るのは、誰の目にも明らかです。
とりあえず去年の衆議院選で民主党に入れた人は、政局よりも経済対策を優先させた麻生元総理に頭を下げる様に。
( ・ω・) まあ、選挙が行われるのが批判対象ってのも、民主党独特の話の気もする訳ですが
「ふむふむ」
ポルトガに帰ってきて、数日が経っていた。僕達は久方振りの纏まった休みを取って、思い思いの時間を過ごしていた。新造船とはいえ、一年もの長い間、酷使してきたということで、ドッグで点検と補修を受けている為だ。船員達も、一年振りの故郷ということで、それぞれの場所に散っている。
アクアさんは、いい機会ということで、ロマリアに里帰りして、僕とシスは居残りだ。僕達もアリアハンに帰っても良かったんだけど、やっぱり心が折れそうになりそうだから見送った。シスの場合、ほとぼりが冷めてるかどうかまだ分かんないって理由なんだけどさ。
今、寝起きしてるのは、いつも通り、場末の安宿だ。クワットさんは泊まっていっても構わないと言ってくれたけど、豪邸過ぎると落ち着かないしね。どうせ昼はぷらぷらして、寝るのと余った時間を過ごすだけの場所だし、大した拘りは無い。
それに、あそこに泊まってたら、隙あらば商売のことを仕込まれそうで、とても気が休まりそうも無いし。
「うーむ」
僕は今、ポルトガ国営の図書館で、魔法書を読み漁っている。最初に来た時は、船をどうするかでドタバタしてて、のんびりと寄る余裕は無かったけど、いい機会だから、読めるだけ読んじゃおうと思うんだ。クワットさんのコネを使って、一般来館者が読めないものも目に出来るし、正直、かなり勉強になる。僕としては、ここらで魔法の方も一つ二つ飛躍したいところだし、今日も今日とて黙々と――。
「ねー。すっごい暇なんだけどー」
はい、図書館では、静かにしましょうね、シス。
「本がそんなに好きじゃないなら、図書館に来なきゃ良いじゃない」