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 さて。意外にも予定通り、被災の度合いが厳しい東北三県を除き、地上アナログ放送が終了しました。絶対に、テレビ各局と総務省が音を上げると思っていたんですけね。私は、横浜ベイスターズも終戦しましたし、ニュース以外見ることもねーなと気付いて、対応は一時見合わせることにしました。今時、ニュースくらいネットで幾らでも読めるわ。デコボクロの国会での醜態を晒さない各局報道部にも、怒り心頭ですしね。ああ、こうやって、テレビ無くても生きていけることに気付く人が増える訳か。

( ・ω・) 尚、生活に今のところ影響が無いことは、割と本気で触れてはいけない

「師匠は?」
「ん?」
 あれ、その話はしなかったっけ?
「特には。剣の方は、元護衛隊隊長のお爺さんに教わってたけど、魔法は本を読んで、気付いたらそれなりになってた感じで」
「何それ、ズルい。私が基礎魔術の習得に、どれだけ師匠の厳しい指導を受けたと思っている」
 そう言われても、出来ちゃったものはしょうがないじゃない。
「ほら。クレインも言ってたし、ある程度以上は生まれ持ったものが大きくて、師匠はあくまで切っ掛けに過ぎないって――」
「それは、遠回しとも言えず、全力で自慢しているようにしか聞こえない」
 たまたま持ち合わせていたものを披露するのが自慢になるかどうかは、文化、境遇の影響を高く受けると思うんだよね。
「そういうシルビーさん達は、どうして魔法使いと賢者になったのさ。
 あれ、そういえば、シルビーさんも、元は賢者志望だったっけ?」
 ポルトガで、回復呪文を掛けてもらった記憶がある様な。
「つい一年前まで、実父があの偉大なる大賢者メロニーヤ様だというのを知らなかったのに、この道を選んだのは、やはり血筋というものなのか」
 勇者の血筋から、ポンっと生まれた魔法使いとしましては、返答に困ります。
「まあ、実際のところは、孤児院に居た頃、院長と懇意にしていた前師匠に見染められ、半ば口減らし的に修行の日々が始まった訳だが」
「それ、赤の他人の僕が考えると、メロニーヤ様が手を回したとも考えられるよね」
「……」
「……」
「ナヌ?」
 今まで、一度として考えたこと無かったんですね。


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