2011
最近、少し戦国時代を勉強してるのですが、参謀、軍師と呼ばれる奴らの容赦無いこと。やっぱり、血で血を洗う時代じゃ、人格者なんてものは存在しないんですね。半兵衛も思ったより極悪エピありますし、義と愛の人、直江兼続って、もはやギャグだろうと。
( ・ω・) 桜井姉妹のキャラ設定は間違ってないと、確信した私であった
「ジパング……ああ、そういえば、若年の者が事実上の領主になったと、風の噂には聞いている」
「あそこは、基本的に宗教国家だからね。宗教組織のトップが、実質的に領地経営の類もやるみたい」
「して、その偉い人が如何した」
如何したと言われると、端的に纏められなくて少し困る。ちょっと待って。少し、話す順番を纏めるから。
「さっきも触れた通り、僕が知る限り、魔法の才能という観点で優れてるのは、クレインとトヨ様になります」
「ちなみに、その人の年齢は?」
「そこ、気にするところ?」
「良いから」
居るよね、こういう一つ二つの年齢差を妙に気にして勝った負けた言う人。
「一年ちょっと前に数えで十一って聞いたから……今は満年齢で十一かな? いや、誕生日知らないから、正確には不明ですけど、そんなもんでしょう。中身はもうちょっと大人びてるというか、達観してる部分がありますけど」
「十一……リオールよりも、年下だと?」
「あくまで才能の話ですし、どちらかって言うと、占術とかの方が得意みたいなんで、そう対抗意識を燃やすのもどうかと」
「うるさい、こうポンポカ年下に追い抜かれていく苦悩が、貴様に分かるか」
いや、リオール君とトヨ様に関しては僕にとっても年下だし、そもそも、生まれ持った魔法の才能で何をするかが大事であって、単純な力比べでどうこう言ってるのはどうなんでしょうね。
「何にしても、そのクレインと比肩する程のトヨ様ですから、魔王軍に狙われててもおかしくは無いなぁと思い至った訳です」