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 十八番と書いて、オハコと読みます。使われる頻度も減ってまいりましたが、幾つかの持ち札の内、最も得意とするものをそう呼ぶことがありました。由来は諸説あるようですが、七代目市川團十郎が歌舞伎十八番を発表したこととするのが有力なようです。オハコとは、それを収める箱を丁寧に呼んだからなのだのか。色男を二枚目、道化を三枚目と表現することもありますが、こちらも歌舞伎用語から来ているとされています。これは今で言うキャスト順の二番目がイケメンで、三番目がコミカルな役者が書かれるのが定番だからなのだそうです。最初は主役なのだそうですが、一枚目が定着しなかったのが不思議ではありますよね。まあ、ドーンと頭に書いてあればメインだなと言われなくても分かりますし、江戸っ子的に面白味が無かったのでしょう。粋には、ちょっとばかしキザというか、斜に構える部分があり、中二病と紙一重な部分がある気がしてなりません。

(・ω・) センスって、色んな意味でよう分からんもんだよね

【あまりに濃すぎるせいで後世の作家がどれだけ苦労したことか】
朱:アルテミスさんは、月の土地が売買されてることに、
 どういった見解をお持ちですか~?
ア:そんなこと聞かれたのは初めてですわね。
黄:いつだって無意味に想定を超えてくるのが朱雀なんだよぉ。
ア:個性派で知られるギリシャ神話でも、
 第一線で通用しそうな気がしていますわ。


【過去を振り返らないというより振り返るべきではないが近しい】
ア:面白そうですし、次の月神懇親会で議題にあげてみますわ。
朱:月読さんが、肩身が狭いから出ないっていうアレですか~。
月:なんでこう、色々と掘り起こされるのか。
黄:誰にとっても、過去の自分が最大の敵なんだよぉ。
朱:黄龍さんくらい長生きですと、敵に覆い潰されそうですね~。
黄:だからこそ碌でもない記憶は片っ端から封印するのが、
 精神を安定させる最大のコツなんだよぉ。


【実用性に囚われる様な小市民では無いのだ】
則:この、てれびしょっぴんぐとかいうのは、そそられるものがあるのぉ。
朱:無駄遣いの黄金パターンに入りました~。
黄:ぶっちゃけ、これを買うのは庶民の中の庶民だけなんだよぉ。
則:ならばよいわ。
黄:この様に、富貴の購買意欲を削ぐ方法は案外シンプルなんだよぉ。
朱:珍しいもの、貴重なもので他人より優位に立ちたいだけなんですね~。


【記憶の方が勝手にイメージを作ってる可能性だってあるさ】
則:さして見せ付ける相手もおらぬでは、蒐集欲も刺激されぬわな。
朱:私達、一応、皇帝より偉い存在ってことになってますよね~。
黄:薬を常習すると効果が薄れるように、
 長い間に耐性が出来るのが常らしいんだよぉ。
朱:私が知る限り、ずっと尊大な感じなんですけど~。
黄:考えてみれば、ここに住み着いてから何も変わってない気もするけど、
 そんな人間が本当に存在していいのかが疑わしいんだよぉ。

 本物の金持ちが欲しがるものってなんなんでしょうね。まあ、金持ちと言っても貴族と成金じゃ、方向性が全く違うでしょうし、なんとも言えませんけど。
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