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2010

0205

 五行聖獣の知名度をざっくばらんに表すと、
 青龍≧白虎>朱雀>>>(色々と残念な壁)>>>玄武>>(四神の壁)>>麒麟>>>(現役の壁)>>>黄龍
 くらいだと思うのですが、どうしてこうなったんでしょうねぇ。青龍と黄龍なんて、色しか違わないのに。まあ、四神は平安京や江戸でも考慮されたらしいんで、四神と中央の壁は分からないでもないんですが。でも、じゃあ、玄武さんは何でこんな悲しいことになったのかと、色々と考えさせられます。

( ・ω・) そんな黄龍が主役な作品は、多分、『それゆけ黄龍ちゃん!』だけ

「!」
 言葉の意味を、理解しかねた。
「何……それ」
 何しろ、時代が時代だ。滅ぼされた町の話は幾つも聞いたことがある。だけど実際に目の当たりにしたことがない為に、声がうわずってしまう。
「まあ、私も、見た訳じゃないから、それとグリーンオーブに繋がりがあるかどうかは何とも」
 それもたしかに、道理だ。少し、ここを足掛かりに、情報収集してみるしか無いかな。
「ネクロゴンド、か」
「クレインは、どうしたの?」
「俺ぁ、ちょっくら、探りを入れに行くことにするかね」
「ネクロゴンドに?」
 繰り返すまでもなく、ネクロゴンドは魔王バラモス城直下の、いわばお膝元だ。徘徊する魔物もそれに見合った強さを持っているはずだから、僕としては真っ先に後回しにしたんだけど――。
「心配すんなよ。俺ぁ、バラモス以外だったら、大抵の魔物にゃ、負けやしねぇよ」
「べ、別に、心配なんてしてないんだから!」
「……んだぁ、それ?」
「アクアさん監修、正しいツンデレさん講座のたまもの」
「相変わらず、ロクなことしねぇアマだな……」
 その件に関しましては、リーダーとしてノーコメントを貫かせて頂きます。
「もう少し声を震わせて、視線を外すと尚良しですの」
 しまった! ノリでやっちゃったけど、これは本筋の話が進まない流れだ!
「ふむ。ネクロゴンド」
 あれ、シルビーさんはどうしたの?
「これで私達の次の目的地も、ネクロゴンドと定まった」
「はぁ?」
 いや、そりゃクレインじゃなくても、変な声あげちゃうよ。
「やはり、仮にも孫弟子として大師匠様が死地に赴くのを黙って見ている訳にはいかないであろう」
「勝手に殺すな!」

 

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2010

0204

 民主党石川衆議院議員を含む、小沢氏の元秘書三明が起訴され、小沢氏の不起訴が決定しましたが、それと同時に、石川氏の離党が内定したようです。
 え、マジ。そんな露骨な尻尾切りやっちゃうの? 矛先は無くなるかも知れないけど、旧態依然の組織だって強調しちゃうんじゃないの?
 そりゃまあ、中期的に見りゃ、国民は忘れるかも知れませんが、『いざって時は平気で切り捨てる』上に、ついていく人は居ないんじゃないかなぁ。

( ・ω・) まあ、反小沢と呼ばれる人達が、本気出すやも知れないってことさ

「そ。今はお頭やってるらしいよ」
「……」
 シスの話は、いつだって予想を遥かに上回ってくるよね。
「ん、赤ってことは、レッドオーブがあるかもってこと?」
「そだね」
「あー、そういや、いつだったか、凄く綺麗な赤い宝珠を手に入れたって、自慢げな手紙がきたことあったなぁ」
「……」
 えーと、ちょっと待ってね。言いたいことを簡単に纏めるから。
「何でそんな大事なこと、今まで話さなかったの?」
 レイアムランドで話を聞いた時点で、すごーく関連がありそうな情報だよね。
「すっかり忘れてたから」
「……」
 あー、そうだった。シスは何処までも感覚の人で、僕とは根本的に頭の構造が違うんだった。
「とりあえず、御飯食べたら手紙を書いてみようか。今でもあるのかっていうのが気になるし、大きさと形で大体の見当は付くだろうから」
「それ、多分、無駄だよ。基本的に、あんま話聞いてないって言うか、質問に対して、真っ当な返事が出来るタイプじゃないから」
 シスにそっくりだなぁなんて思っちゃったけど、よくそんな人が良くお頭なんてやってるなぁと、割と本気で考えちゃったよ。
「ま、それでも一応、お願いするよ。行くとすれば世界半周の話だし、裏は出来るだけ取っておきたいから」
「りょーかい」
 さて、と。もう一つ、並行で考えなきゃならないことは、と。
「誰か、テドンってどういうところか知ってる?」
 僕は、一年前までアリアハンから出たことがない。しかも、この旅路で近付いたことがないせいもあって、この地方のことはさっぱり知らないっていうのが本当のところだ。
「言う機会を、逸していたのだけれど」
 不意に、シルビーさんが小さく手を上げた。
「その町はネクロゴンドに程近いということもあって、五、六年程前、既に滅ぼされている」

 

2010

0202

 世論調査を見る限り、ここのところ、みんなの党が支持を伸ばしている様です。どうでも良いけど、言いにくいのは何とかなりませんか。略称が『みんな』ってのも様になりませんし。
 それはさておき、客観的に見て、何で支持を伸ばしているかと言えば、民主党支持層が離れ、されど自民党も受け皿となっていないということでしょう。何というか悲しい話ですよね。与党としての実績が無いことが、支持を集める一番手っ取り早い方法だって言うのも。

( ・ω・) まあ、連立の一員となったら、彼らも人気を落とすんだから、どうでもいいか

「うんうん。お酒飲みながらの一時は、淑女としては外せないポイントだよね」
 そして君は、まだ飲む気なの?
「酒飲みのことを、ウワバミって言うんだっけかな。
 ウワバミって何のことだっけ?」
「たしか、大きな蛇のことだったと思いますわ」
 成程、丸呑みするからってことかな。
「まあ、トウカ姉さんを丸々取り込んだ、ヤマタノオロチに比べればまだまだだよね」
 自分でも、何に対抗してるのかは良く分からないけど、とりあえずシスの酒癖については、今後も見守っていかないといけないと思うよ、本当。

「それで、何か面白いものはありましたの?」
「うーん、どうだろう」
 メロニーヤ様が書き記したオーブについての紙片は、確たる裏付けがあるものじゃない。余り自信満々に言って恥を掻くのもあれだから、ちょっと抑え気味に表現しておこうっと。
「とりあえず、これ見てもらえるかな」
 言って、紙片を書き写したものをテーブルに広げた。
「これは……よもや、全てのオーブについて書かれておりますの?」
 さすがはアクアさん。頭の中身は混沌としてても、ことの本質を理解する能力は高くて助かるよ。
「パープル、イエロー、ブルーは揃っておりますから、これが正しいとすれば、残りの場所は全て判明したことになりますわね」
「でも、これはあくまで、その可能性があるってだけの話だから。
 仮にその時点で正しい情報だとしても、いつ書かれたものか分からない以上、今もあるとも限らない訳で」
 唯、何も取っ掛かりがない状態から見れば、ワラよりはすがれるものなのかなって感じではあるよね。

 

2010

0201

 SF小説家、星新一氏の作品に、いいわけ幸兵衛というのがあります。詳しい内容は伏せますが、主人公の幸兵衛さん、とにかく言い訳が上手いのです。とはいえ、論理的には破綻していて、後々、じっくり考えると言いくるめられたことに気付くのですが、その場の説得力だけは凄まじいものがあるのだとか。

( ・ω・) 政治家にでもなれば、大成しそうだと思ってしまった私が居る

「ただいまー」
 ルーラで移動時間が極端に少なかったから、ほんの数刻の話だったのに、気疲れが尋常じゃないのは、不思議な話だよね。
「お帰りなさいませは、奥様の専売特許だと思われますの」
 わーい、帰ってきた先も、混沌極まりないよー。
「あれ、シス。いつもみたいに唸り声あげないの?」
「なーに、言っちゃってるかなぁ。あたしともあろう人が、そんな訳の分からないことする訳無いじゃない」
 ところで、チラッと見えた褐色の瓶は何かなぁ。
 聞き込み続けるって別れ際に言ったよね? 何でちょっとほろ酔い状態なの?
「アクアさんも、ちゃんと注意してくれないと」
「難しい話ですわ」
「何がさ」
「シスさんは、わたくしより足が速いんですの」
 え、何。声が聞こえないところまで逃げた上で飲んでたってこと?
 何でそうも無駄に情熱を燃やせるのか、ちょっと分からなくなってきたよ。
「てめぇも充分、トリオ漫才じゃねぇか」
「うむうむ」
 その件に関しましては、否定出来る要素が無いから困ったものだと思うんだよね。
「それでは、儂は一旦、執務室に戻るぞい」
「あ、お疲れ様でーす」
「会見人を放ったらかしてきたゆえ、どうなっておるかたしかめねばの」
 え、えー。仕事投げ出してまで来たんですか。何か優先順位、間違いまくってる気がしてならないけど、アダムスさんじゃしょうがないか。
「姉さん、お帰り」
「リオール。実に衝撃的な話があるけど、聞く心の準備は出来た?」
「ん?」
 わ、わー。ちょっとその話は待ったー。
「ね、ねぇ。もう夕方だし、晩御飯でも食べながら今後について話しあおうよ」
「特に、異論は無い」
 ふぅ。何だか、凄く無駄な先延ばししてる気もするけど、どうしたものかなぁ。

2010

0131

 とあるテレビ番組で、社民党代表の、福島少子化担当相が、普天間問題に触れるに辺り、『社民党代表でもある』ことを強調し、野党の面々から『閣僚の一人なんだから、無軌道なことは言うな』と口撃を受けていました。
 うむ、たしかに、行政の長である大臣が、国会の一勢力である党首という立場を使い分けるのは、三権分立の為にも良くありませんね。何の為に幹事長が居るという話になる訳で。民主党の場合、代表が傀儡で、幹事長が本体って皆にバレバレですけど。

( ・ω・) むしろ、国民新党・下地国会対策委員長は、過労で倒れるんじゃないかってくらい動き回ってるなぁ

「うぅむ」
「シルビーさん、どうかしました?」
 いつもと違って余り口を挟んで来ないけど、やっぱりそれなりに衝撃だったのかな。
「いや、どうしてさっきからここが懐かしいのか考えていたのだけれど、もしや私は、リオールが生まれるまでここに住んでいたのではなかろうか」
「ああ、成程」
 記憶に殆ど残ってないにしても、生家なら心に響くものがあるだろうね。
「つまり、この家の財産は、今となっては全て私とリオールのもの。
 どうだ、そこの弟子、参ったか」
「爺ィを勝手に殺してんじゃねぇ!」
 ふむ。アクアさんの言うツンデレの意味は未だに分からないけど、とりあえずクレインがメロニーヤ様のことを好きなのは理解出来たよ。
「とりあえず、家財産の所有権も確保したことだし、リオールに伝えてあげようと思う」
「あー、いや、うー、あー」
 ちょ、ちょっと待って。その件に関しては、色々と複雑な事情が絡み合ってるから、もう少し様子を見てから――。
「女の相手は……疲れる……」
 あ、クレインはクレインで、精も根も尽きたみたい。ぐったりとうなだれちゃったよ。
「女性なんて僕達とは別種の生き物みたいなものだから、真面目に考えると一生掛かるテーマだと思うよ」
「てめぇのその達観は、何処から出てきやがんだ」
 シス、アクアさん、トヨ様、シルビーさんと、ヘンテコ極まりない女性と付き合い続ければ、誰でもこうなると思うんだけどなぁ。
「ま、とりあえずちょっと収穫もあったし、一回、ダーマに帰ろうか。
 あ、詰まったら又ここに調べに来ようと思うから、僕が来ても入れるように調整し直しといてね」
「私も、私も」
「てめぇら、好き放題に行ってんじゃねぇ!」
 奥深い山中にクレインの叫び声が響き渡った。
 将来、頭の血管が切れて死にそうだななんて、凄く他人事なことを思っちゃったのは内緒だよ。

 

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