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 トリコロールと呼ばれるものがあります。フランス語のtricoloreをカタカナ語化したものです。英語だとおそらくスリーカラーズに相当して、日本語では三色になる訳です。フランスで用いられる場合は、青、白、赤で構成されたフランス国旗を特に意味するらしいです。ちなみにイタリアでトリコローレだと、緑、白、赤のイタリア国旗になるのだとか。こちらはフランス国旗をベースに作られているので、似ているのは必然なのだそうです。日本語でトリコロールを用いる場合は三つの色という使い方が多いですが、明度や彩度に差があって、メリハリのある三色であることというのが一般的な解釈なようです。たしかに、濃紺、焦げ茶色、どどめ色の三つでトリコロールだと言われても、納得してくれる人は少ない気がしてなりません。

(・ω・) 原色かそれに近い色を本能的に好むって、どういう理由なんだろう

【昔はどうしてたっけと思い出すのも億劫な年頃】
青:では改めまして、四神の心構えについて話し合いたいと思います。
黄:なんで一緒に座らされてるかについては、考えないでおくんだよぉ。
白:ツッコミ担当だろうねぇ。
朱:青龍さんが前のめりの時は、黄龍さんくらいしか抑えられませんから~。
黄:麒麟のやつは何してるんだよぉ。
玄:視察という名の逃亡をしている場合が多いかと。
黄:働く気がねーんなら職責を譲れと言いたいけど、
 年中、青龍のストッパーをするのもなんだかなぁなんだよぉ。


【理想と思惑が合致しているんだからまだマシとも言える】
青:白虎。四神にとって最も重要な目的は何であると考えますか。
白:人間の自主性を尊重し、なるたけ干渉しないで済む社会作りを目指す的な。
黄:薄っぺらい教師みたいなこと言ってるんだよぉ。
青:それで、本音は。
白:私に回ってくる仕事を、どうにかして減らしたいなって。
黄:素直に答えるのもどうなんだ感あるけど、
 完全にバレてる訳だから問題ない気もしてきたんだよぉ。


【ダーク白虎とかイメージカラーはどうしたら良いんですかね】
青:玄武はどうですか。
玄:もちろん知名度を上げ、玄武の名を世に知らしめることです。
黄:臆面もなく言い切ったんだよぉ。
玄:この際ですから、それが悪名であっても構いません。
青:私は構いますが。
黄:闇落ち四神とか、ちょっとそそられるものがあるけど、
 一過性のブームで終わりそうな辺り、長期計画には向かなそうなんだよぉ。


【何処まで行っても当事者意識に欠けた連中である】
朱:私は安穏と暮らせれば何でも良いんですけどね~。
黄:朱雀として生まれた使命を、全く感じてないんだよぉ。
白:貴族制の弊害ってやつだね。
青:私だって時たま、どうして青龍をやっているのか分からなくなるのですから、
 本質的な問題とは言えません。
黄:なんか怖いこと言い出したんだよぉ。
白:ふっと我に返って出奔とか隠棲しだしそうな兆候だけど、
 端から見てる分には面白そうではあるよね。

 そういや未だに四神のナンバー2は誰なんだという問題が解決してない気もしますが、どいつだろうと青龍抜きではまとまらないことに変わりは無いんで別に良いかなって思います。
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 茶番という言葉があります。現代日本語では、底の浅い、或いは程度の知れた芝居じみた行為を意味することが多いです。元々、茶番とはお茶の接待をする人のことでした。江戸時代の芝居小屋では下っ端の役者が茶などを給仕することが多かったのだそうです。そして彼らは余興として、手近なものを使った小芝居や寸劇を披露したのだとか。これを茶番狂言と呼び、略した茶番がそういった使い方をされるようになったようです。お笑い芸人で言うところの前説とか、噺家の前座みたいなものでしょうかね。B級映画に一定の需要があるように、彼らの低品質な芸にも多少なりとも客が付いていたのかも知れません。世には誰に頼まれてる訳でも無いのに高校野球の練習をチェックして、今年は良い線いくぞと評してるようなおじさんも居ることですし。何事も極めれば芸術の域に達しますが、裾野にも味わいがある。日本人が好む乙の文化の一端が垣間見えた気が致します。

(・ω・) 甲乙丙丁までは言えても、その後は微妙って人は多いと思う

【それを言ったら朱雀も怪しいものなんじゃなかろうか】
青:ではこれより、座学を始めたいと思います。
朱:その前に、体力の、回復を、図りたい、んですが~。
黄:持久走で完全に伸びてるんだよぉ。
青:適度な運動は血流を良くし、脳を活性化します。
玄:それ、私にも効果あるんでしょうか。
黄:演算装置はむしろ冷やした方が良いはずだけど、
 玄武みたいな超科学物体に適用されるかは知らないんだよぉ。


【今の半分くらいだろうけど人間から見ると相当な年齢ですよね】
白:散歩を終えたら寝る! これが正しいネコ科の生き方!
黄:あっちはストライキを始めたんだよぉ。
青:たしかに休息も大事な要素ではありますね。
  お昼寝の時間を挟むとしますか。
黄:一気に、保育所感が出てきたんだよぉ。
青:長いこと四神を取りまとめていますが、
 これほど精神的に幼いのは五龍時代以来やも知れません。
黄:あの頃は若かったなぁと、
 含まれてるかどうか分からないけど弁解しておくんだよぉ。


【一人三交代制を導入しているとの噂は伊達じゃない】
白:ぐがーぐがー。
黄:昼間だってのに、見事な寝入りっぷりなんだよぉ。
青:そういえば虎は基本的に夜行性でしたっけ。
黄:夜勤にしたら多少は働く気がしてきたんだよぉ。
青:どうせ私は夜も詰めているのですし、一考の価値はありそうですね。
黄:アンタ本当いつ休んでるんだと、
 四神の闇について触れたくなるけど我慢するんだよぉ。


【スパコンの仕事を求めるならそれを使えば良いじゃない的な逆ギレをしたとか】
朱:ふに~。ふに~。
玄:朱雀さんが見る夢を映像化すれば、何かしら凄い発見があると思うんですが。
黄:地球生命には早すぎて、発狂すると思うんだよぉ。
玄:逆に私なら冷静かつ客観的な情報処理を行えるということですか。
黄:どの口が言うんだよぉ。
青:手作業では手間の掛かる資料整理が向いていると思って任せてみれば、
 脚色や私情を多分に盛り込んで原型が分からなくなる始末ですからね。

 つくづく黄龍と青龍って三名の両親的なものなんだなぁって感じではあるのですが、どっちが父で母なのかについて謎が残ってしまうのです。

 易姓革命と呼ばれるものがあります。かつて中国に存在した皇帝は、絶対的な天命を持つものだと考えられていました。しかし少し歴史を知っている方なら御存知の通り、あの土地の王朝はちょくちょく転覆して次の代へと移り変わっています。不可侵であるはずなのにおかしいんじゃないかという理由付けとして生み出された考え方のようです。まず前提として、大昔から現代に至るまで東アジアで強い影響を持つ儒教には徳という概念があります。ざっくり言えば、正しい生き方をすれば正しい人生を歩めるというものです。日本人も、良いことをすれば人格や運気が向上すると考えてる方は少なくありません。皇帝一族が悪政を続けると徳がドンドンと無くなっていき、相応しくなくなるというのが大雑把な説明なようです。権力が崩壊する時は専横がまかり通り、自浄作用も働かずに求心力が下がっていくので、あながち間違っているとも言えません。そこに大義名分を求める辺りが社会的な手続きな感じもありますが。日本で易姓革命に相当するものがあったかと言われるとどうなんですかね。大化の改新なんかそれに近いような気がしないでもないです。そこら辺の事情に詳しい訳じゃありませんけど。ともあれ、こんな騒動が起こる状態だと世間は乱れに乱れまくってる状態であるとも言えるので、我々庶民にとってはありがたくないことではあるんですけどね。

(・ω・) 革命で血を流すくらいなら緩い奴隷でいいってのも間違っちゃいない

【一夜漬けでなんとかなるぐうたらっぷりだっただろうか】
青:合宿を決行しようと思います。
朱:ふに?
玄:泊まり込みで残業という話でしたら、手当を付けてもらいませんと。
白:長時間労働は効率悪くなるだけだよ。単に働きたくないだけだけど。
朱:誰も彼もが青龍さんみたいに良好な状態を維持できる訳じゃないです~。
青:アナタ方のその性根を叩き直す為にと言っているんですよ。


【職場より黄龍ハウスが面積を占める可能性すらある】
黄:部下の教育は上司の務めだし、それ自体は好きにすればいいんだよぉ。
朱:味方になってくれないのは計算外ですね~。
黄:問題は、なんで会場が我が家っかてことなんだよぉ。
青:慣れた場所の方が、余計な緊張をしなくて済むかと。
白:たしかに、ここ以上に気を使わなくて良いのって自宅くらいだよね。
朱:私なんか、もはや黄龍さんの家の子だと思われてるくらいですし~。
黄:もう諦めてるからどうこう言う気は無いけど、
 一度、滞在時間の比率を円グラフにでもしてまとめてみたら良いんだよぉ。


【数千年と言われる稼働時間を費やしても達成できなさそうなのが】
玄:それに多数の方が寝泊まり出来る設備に、広大な裏庭や山岳地帯まであるのです。
  ここに匹敵する所を用意しようと思ったら、それなりに準備と予算が必要でしょう。
黄:なんでちょっとノリノリになってるんだよぉ。
玄:ゴネても青龍さんが撤回するとも思えませんし、前向きに楽しもうかなと。
黄:たまに人生の達人になるんだよぉ。
朱:不人気についても、これくらい寛容になってくれれば良いんですけどね~。
玄:それについてはライフワークですので、妥協する気は全くありません。


【これらのリアクションを含めて総合的に判断しそう】
青:ではとりあえず、私が良いと言うまで走ってきてください。
朱:まさかの軍隊式です~。
白:瞬発系肉食獣に、なんという仕打ちを。
玄:オプションパーツである車輪の装着許可を求めます。
朱:でしたら私も、浮いて移動して良いですかね~。
黄:こいつらを、ちょっとやそっとでどうこう出来るとも思えないんだよぉ。
青:色々な意味での情報収集も兼ねてますので、
 どういった結果になろうと益はあると考えてますよ。

 結果として、白虎と玄武の出番が少なかったのでちょうど良いやという四神回です。とはいえ、転がり方次第で青龍回として扱われるかも知れませんが、それは書いてみないと分からんのです。

 グルメと呼ばれる人種が居ます。フランス語のgourmetをカタカナ語化したものです。日本語では、食通、美食家、食道楽などが相当し、食べることへの拘りが強く、美味しいものへの探究心が人並み外れて高い人のことを指します。そして当然のように出てくる疑問として、美味の定義とは一体なんなのかというものがあります。食べなくては生きていけない動物にとって、味覚とは他の感覚に劣らないほど重要な器官です。糖分、脂肪分、塩分は優先度が高く、これらが大量に使われたジャンクフードは満足感を覚えやすいものです。逆にこういったものに慣れると、世間的に高級な料理が大して凄いものに思えなくなってしまうようです。言い換えれば、グルメな人というのは大衆と違う舌を持っているという解釈も可能です。しかしそうなるとゲテモノ食いとの境界線は何処になるんだという話になり、孤高と孤立の差みたいに頭がこんがらがってくる次第です。

(・ω・) グルメが美味いと言うから美味いって風潮、多少はあるよね

【フォローしてるようで微妙に追い打ちを掛けてないだろうか】
亜:私が四神始めたの数百年前だから黄龍の現役時代って知らないんだけどさ。
  どんな感じだったの。
朱:そういえば青龍さんと、せいぜい麒麟さんくらいしか把握してませんよね~。
黄:浮世に生きるものは、過去を振り返ってはいけないんだよぉ。
亜:私には、昔に囚われてズルズル現状維持を続けてるように見えるんだけど。
朱:転落人生に耐えきれず、
 お酒や博打なんかに逃避しないだけマシだという考え方もありますよ~。


【たまには最年長という現実から目を逸らしたいのさ】
亜:もうちょっとアクティブに生きた方が良いんじゃないの。
  余生ってほど老け込んでる訳でも、残りの人生が短い訳でも無いんだし。
黄:アンタみたいなのが大量に絡んでくるせいで、別に退屈してないんだよぉ。
朱:権力が無くなってからの方が人望が分かるとは言いますけど~。
黄:近所の面白お姉さんとして弄られてるだけで充分なんだよぉ。
亜:定期的に、割と無理あるアピール入れてくるよね。


【男が女子高生になるのも中々に難しい気がする】
朱:何にしても、元四神兼女子高生兼発明家ってレアな存在ですよね~。
黄:オンリーワン過ぎるんだよぉ。
亜:真似の出来なさには自信あるんだ。
朱:他の二つはともかく、元四神のハードルが高すぎますよ~。
黄:ふと、四神の称号を売り捌いて小遣い稼ぎをしてやろうとか思ったけど、
 青龍にしこたま怒られるのが目に見えてるからやめておくんだよぉ。


【五千年も責任者やってりゃ悟りもするさね】
亜:そういう訳だから、私は今後もアグレッシブかつフリーダムに生きたいと思います。
黄:公序良俗に反しないなら、好きにすればいいんだよぉ。
朱:そこの部分が難題っぽいですけど~。
亜:たしかに、玄武やってた頃はやらかしても青龍が後始末してくれたっけなぁ。
朱:何か聞こえましたね~。
黄:ロボットに代替わりをすんなり認めてくれた理由に、
 どっちにしろ面倒事が降りかかるなら深く考えないでおこうがありそうなんだよぉ。

 よくよく考えてみれば、世界を変えられるくらいのオーバーテクノロジーを持ってるくせに素性を隠して学生やってるなんて、ある意味ベタな設定です。まあ、コメディ以上に掘り下げる気が無い辺り、つくづく正統派とは縁がないのでしょう。

 おがくずと呼ばれるものがあります。樹木をノコギリやチェーンソーなどで切断した際に出てくる、ふわふわとした切り屑のことです。漢字ではなんと、大鋸屑と書くのだそうです。大きな鋸で出る屑なのですから分からんでもないのですが、初見で読める方は殆ど居ないでしょう。活用法としては、緩衝材や火種、キノコの培地など色々あるようです。木材加工など、業種によっては大量に出るので処理方法について考えを巡らせているのだとか。単に燃やすのでは環境に悪いですし、経費も掛かります。空気を含んで柔らかく、元が木なので害が少ないということで、牛など動物の敷材といった使い道もあるようです。おがくずにだって生きる道はあるんだぞと、なにか教訓的なものになる気がしてきました。

(・ω・) まあ、社長とか校長がこんなこと言い出したらウザがるんですけどね

【現状で人類皆殺しくらいは可能な状態なんですけどね】
亜:ものすごい今更な話なんだけどさ。
  玄武と真武が、なんで自我を持ってるのかイマイチ分かってないんだけど。
黄:こいつの科学者としての倫理観、どうなってやがるんだよぉ。
亜:毎度言ってる気もするけど、作ったものをどう使うかが大事なんであって、
 開発段階で変な制限かけるのは未来を閉ざすことになるから。
黄:言うことだけは立派なんだよぉ。
朱:地球を粉砕する装置を製作しても、
 『人の自制心を鍛えるのにちょうどいい』くらい言いそうですよね~。


【死にかけて脳が暴走したってのが有力だし】
亜:情報が複雑に交錯したら意識みたいなものが生じるって思ってるんだけどさ。
  境界線のチェックは全くしてない的な。
黄:それをやると、生まれたり死んだりを擬似的に繰り返すことになるんだよぉ。
朱:生半可なホラーより怖いですね~。
亜:普通、一度しか生誕と死亡を体験できないのに、凄いことじゃない。 
黄:探求者の感性はおかしいんだよぉ。
朱:とりあえず、臨死体験否定派であることは分かりました~。


【リターンが曖昧なのにリスクばかりが無駄に高い】
亜:一方で、私達が持つ霊的な何かが影響を及ぼしてる可能性も感じてたりする。
朱:立場的にそういうこと言っていいんですか~。
亜:意外に神様信じてる物理学者とか多いらしいよ。
黄:宇宙の全てを、小さな脳で理解するのは難しいんだよぉ。
朱:やっぱり、私が私自身のことを分からないのは仕方ないことなんですね~。
黄:それはまた別の話なんだよぉ。
亜:朱雀研究家は白虎と月読しか居ないって聞いてるし、
 人材が集まる気配も無いから無理筋なんじゃないの。


【冷静に考えると玄武要素が一つとして無い気すらする】
亜:結局のところ、動いてる間は動いてるし、不具合起こす時は起こすと思う。
黄:素人以下の見解なんだよぉ。
朱:サポートセンターにこんなこと言われたらイラッときませんかね~。
亜:でもほら、何の対価も受けとってないしフリーソフトみたいなもんじゃない。
黄:玄武の報酬をピンハネしてたのがよく言ったもんなんだよぉ。
朱:そんなのが四神の穴埋めに使われてる辺り、
 業界の人材不足を痛感させられますね~。

 高校生片瀬亜沙と、科学者先代玄武を行ったり来たりしてるせいで、なんかカオスな内容になってる気がします


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