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 鳩山総理って、何かに似てるなぁと思っていたのですが、一つ結論が出ました。アレです、節約主婦。本来、節約して月に一度、美味しい物を食べようとか、子供の学費に充てようとか目的があったはずなのに、気付いてみれば、節約することが目的になってしまってる感じ。だって、削れ削れだけで、削った結果、本当に国益になるか怪しいことだらけなんですもの。

( ・ω・) ってか、そもそも来年度予算削れてねーじゃねーかと、言ってしまったら負けです

『仮定の話は、これくらいで良いでしょう』
『今、見据えるべきは魔王バラモス』
『勇者アレク。あなたは、残るオーブを集めるのです』
『前に述べた通り、勇者アレルはブルーオーブ、イエローオーブをここに納めました』
『貴方の持つ、パープルオーブを加え、現状は三つ』
『残るオーブは、レッドオーブ、グリーンオーブ、シルバーオーブ』
『貴方の力と知恵で、見付け出すのです』
「えー、この流れでいうのもあれなんですが――何処にあるかとか、せめて、ヒントの様なものくらいは……」
『……』
『あなたの力と知恵で、見付け出すのです』
 うわ、何事も無かったように言い直したよ。
 え? 本気ですか? この広い広い世界で、こんな握り拳くらいの珠を三つも見つけろって?
 兄さん、どうやって三つも見付けたんだろう。
 虱潰しなんてしてたら、十年経っても見付からないだろうし――。
「ま、いっか」
 余りに壮大すぎることを言われたせいで、一回りして深く考える気力を無くなってしまった。今は、やりたい様にやろう。何にしても兄さん達の手掛かりを見つける為に世界を巡るつもりだったし、探し物が少し増えたくらいの話だよね。
「とりあえず、話は分かりました。オーブを揃えたら、もう一回来ます」
 ここは、明るく気楽に、且つ陽気に行こう。そもそも、僕がバラモスを倒そうってこと自体、真面目に考えたら二ヶ月くらい寝込みかねない無茶で無謀で無鉄砲なことだしね。
「それで、次は何処へ行きますの?」
「話の流れで、分かってるでしょ」
「意思の確認は、パーティにとって、屈指に大切なことですの」
 たしかに、それもそうか。分かってると思い込んで行動すると、考えられないほど危険な事態に繋がりかねないよね。
「兄さん達が消えた地、ジパング、だよ」
 一体、何があって兄さん達がその姿を消したのか。パープルオーブを、どうして僕に託したのか。この二つがジパングに繋がっているというのなら、向かわなくてはいけない。僕のとってこれは、旅に出た理由の内、かなりの部分を占めていることなのだから。

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