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 民主党が執行停止した補正予算の中に、花粉症対策費用が含まれてることを知りました。は? マジで言ってんの? お前、花粉被害食らってる奴が本気出したら、政権なんて一瞬で沈むって分かってんのか、てめぇ、こら、あぁん?

( ・ω・) 失礼。花粉のことになると、どうにも本性が漏れてしまいまして

「なぁ……アレクよぉ」
「はい?」
 ジパングへと向かう船の中、僕は元ポルトガ兵のおじさんの前で、剣を振っていた。もうすっかり日課になっていて、冷やかしのシスなんかも含めて、そこそこの人数が集まってたりするんだよ。
「一つ、言って良いか?」
「な、何ですか」
「お前の剣は、余りに無様だ」
 ザクリと、心を抉られた気分になった。
「な、ね、ぬ――」
 い、いきなり、何を言うかと思えば――そりゃ、お世辞にも強いとも、巧いとも、綺麗とも言えない剣だけどさ。ものを教える立場なら、少しくらい遠回しに言うとか、ささやかな長所を褒めて伸ばすとか、配慮があっても良いんじゃないかと思うんだけど。本気で泣くよ、僕。
「いやいや。話の本題は、そこじゃないんだが」
「ナンデスカ。これ以上、扱き下ろす気でしたら、少し、旅に出ることも考えますよ。いえ、既に出てるんですが」
 せめてもの抵抗に、ジト目で睨んでみる。様にならないから、すぐにやめたけど、
「何というか、兵士だった俺からしてみると、何処を目指してるか分からない剣なんだよ。お前、アリアハンの出身だったよな?」
「はい」
「俺の知る限り、アリアハン兵の剣術はお前の動きと大分違う。師匠は居るのか?」
「二、三年前から旅に出るまで、近所の、元護衛隊長だってお爺さんに教えて貰ってました。でも生粋のアリアハン人で、典型的な王宮剣術だって聞いてますけど」
「その前は?」
「前?」
「この時代に、男子が十三やそこらから武芸を始めるってことも無いだろ」
 うっ、又しても心が痛い話を。あれ、っていうか、僕が剣を習い始めた理由って、喋ってなかったっけ?

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