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 私は基本的にマスコミ不信のポジションで居ますが、その最大の要因は記者クラブ制度と押し紙制度です。何やねん、その情報の独占。何やねん、その徹底した下請け苛め。

( ・ω・) 少なくても、この二つの是正と公開が成されない限り、解消されることはないでしょう

「どなたか、ここで亡くなられましたの?」
「どなたかって……誰?」
 そもそも、この墓碑が作られた時期って、扉の仕掛けが作られた前? 後? それで随分と意味合いが変わってくると思うんだけど。
「ここに入ってこれるのがエルフであるという事実と、駆け落ちしたと言われる二人がここという二点から鑑みるに、その二人である可能性が濃厚と言わざるを得ないわね」
 な、何かシスが論理的っぽいこと言ってる。この洞窟、崩れてきたりしないよね?
「二人が、ここで死んだ?」
 それってつまり、入水自殺――ってか、心中したってこと?
「あたし、死んだなんて言ってないよ」
「ん?」
 シスの発言は、どんな時も難解だ。
「あたしが言ったのは、そのお墓が二人のかも知れないってだけ」
「いやいやいや」
 結局、死んだから墓が作られる訳で、殆ど同じ意味――。
「あ」
 一つのことに気付いた。
「そゆこと~。お墓ってのはあくまで、『その人が死んだと他人が思い込んだ時』に作られるものなの。死んだかどうかは、又、別の話ってこと」
 ほ、本当にシスらしくないくらい、まともな構築をしてる。どうしちゃったのさ、今日は。
「昔、墓暴きを何回かやったことあってさ~。開けられた形跡が無いのに中身空っぽのことも少なくなかったんだよね~」
 よ、良かった。こうでないと、やっぱりシスじゃないよね。
「それで、誰が死んだと思い込んだかってことなんだけど」
 墓碑の対象が、駆け落ちした二人と仮定すると、やっぱり、エルフの誰かってことになるのかな。ノアニールの人は殆ど寝てるし、お爺さんはここに寄ったこと無いっていうから、消去法でそうなるよね。
「エルフ側の身内って言うと――」
 あの、女王様だ。
「女王様は、二人が死んだと思っている?」
 本当に死んでいるかはともかく、彼女にとってそれが信じ込むに値すれば、それは真実となる。

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