果てしなく今更な話ですが、中川元財務・金融大臣が、酔いどれ殺法で自爆しましたね。つーか、一服盛られたんじゃないのかと。酒か薬か真相は不明ですが、あんだけまともじゃない状態で記者会見を強行するって、普通の感覚じゃ考えられないことですよね。
( ・ω・) 私個人の妄想としては、財務官僚辺りが、目の上のタンコブを始末した感じですね
「シスー! すぐ戻ってきてー!」
「え~。何かちょっと明るくなってきたし、一回出てから考えるよ~」
「それじゃ遅いんだって。魔物が居たらどーすんのさ!?」
「ん~」
いつもの様に、数拍の思考時間を経て――。
「まー、そん時に考えるってことで」
だ~か~ら~! 何でそう、行き当たりばったりなのさ!
「うう……胃が痛くなってきた」
何か、魔物達と戦うことより、この二人を相手にしてる方が疲れる気がする。
「ホイミでは、病気は治せませんので、御留意下さいね」
この独特の間が一因だって、言い放ってしまいたい。
「ですが食あたりが原因でしたら、キアリーで緩和くらいは出来るやも知れませんわ」
こんなところで、回復魔法の効用を勉強することになるとは思わなかったなぁ。
「二人共~、出れたよ~」
そうこうしてる内に、シスはあちら側に出ていってしまったらしい。穴を介して、声が響いてくる。
「だ、大丈夫?」
魔物の問題もそうだけど、断崖になってるとか、とても人間が入れる空間が無いとかさ。
「うん、何て言うか随分と綺麗なところだよ」
「綺麗って……」
松明も無いのに、どうして見えるのさ。猫並の夜目が利くって言うの。
「ま、まあ良いや。とりあえず、紐に武器とか括りつけるね」
基本というか、非常用の備えとして、シスの足首には紐を結わえ付けておいてある。えーと、鞭は通りそうで、後は予備の松明と火打石と――。
「あ」
「ど、どしたの?」
「何か、変なボタン押しちゃった」
「……」
もーやだ、この展開。
「ん?」
カチャカチャガタリ――。
「今、何か歯車的なものが動いた様な……?」
に、逃げたい。逃げたいけど、シスを見捨てる訳にはいかないし――。
「ですの?」
不意に、前方の壁がゴゴゴという音を出して動き始めた。幸いにして、その方向は下で、要は扉の一種と言って良いのかもしれない。
て、手前に来なくて良かったなぁ。下手すれば圧死トラップなんて笑えないものだったかも知れないし。
「やっほ~」
新たに誕生した洞穴の奥で、シスが能天気に手を振っている。こ、このお気楽さ、ちょっと羨ましくなってきた。
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