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 日本人が政治に対して欠如している感覚として、『政治家と官僚は、日本国、並びに日本国民の所有物である』があげられると思います。ヒエラルヒーを作るなら、奴らは一般人の下であるべきなのに、何故か御上と呼んで崇め奉る始末。だから舐められるねん。バカか、おめーら。

( ・ω・) そういう意味で、総理はまさに下っ端オブ下っ端。散々、扱き使ってやろうぜー

「アレル様達は、北に向かいました。以上」
 うわっ、今度は簡潔すぎるし。何でそう、極端から極端に走るのさ。
「それはともかく、北?」
 久々の兄さんの足跡に、心躍るものがありながらも、冷静さを装って地図を広げて確認をする。
「ポルトガから北って言うと……エジンベア?」
 エジンベアは、シャンパーニの塔に程近い島国だ。ロマリアでも、その名前は少し聞いたけど、何だか良く分からなかったというのが本音だ。どうやら、とても閉鎖的な国民性らしくて、情報が余り伝わってこないみたい。
「いえ、その更に北です」
「更に、って」
 地図を見直してみるけど、エジンベアの北というと、上端に差し掛かってしまう。えっと、たしか、上端と下端は繋がってるはずだから――。
「ポルトガに、戻って来ちゃった訳で」
「……」
 あ、あれ。何だか、三人に冷たい目で見られてる気がするんだけど、僕、何か間違ってた?
「ではなく、やや東になりますが、こちらです」
 言ってマスターが指差したのは、地図の右下。アリアハンから見て西にあるランシールの、更に南西の島だった。聞いた話だけど、たしかここは雪と氷に覆われた場所で、人なんて殆ど住んでないはずだけど――。
「この地の名はレイアムランド――古来より霊地として知られる島です」
「レイアム……ランド……」
 何故だか、その言葉を聞いた途端、心臓が高鳴った気がした。何か、呼び寄せられている様な不可思議な心持ちになる。トクントクンと脈打つ鼓動が遠くに聞こえ、意識が薄らいでいくのを知覚した。

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