忍者ブログ
[1179] [1178] [1177] [1176] [1175] [1174] [1173] [1172] [1171] [1170] [1169]

 小泉ジュニアこと、小泉進次郎氏が国会デビューしたそうです。親の多大な力で以って二十代で国会議員になるというのはあれですが、テレビマスコミ向けとしては良い素材ですよね。顔が良くて、ハキハキ軽快に物を喋るって、将来的には良い神輿となることでしょう。

( ・ω・) 『※但しイケメンに限る』って、政治家でも常識なのかも分からんね

「今でこそ落ち着いておるが、富士は当節まで火猛る荒々しい山であった。気を付けるのじゃぞ」
「あ、はい」
 翌朝の立ち去り際、僕達はトヨ様に挨拶をしにきていた。
「旅慣れた者であれば、二日程で着くであろう。事が済んだ後、顛末と次第を報告に参れ」
「分かりました」
「間違うても、その足で異国へと旅立つでないぞ」
 そ、そんなに強調しなくても大丈夫ですって。僕、約束は基本的に守りますから。
「それじゃ、行ってきます」
 踵を返して、屋敷を後にする僕達。うーん、何度も経験してるけど、見送られての旅立ちは、後ろ髪を引かれる感じがするよね。
「なーんか怪しいんだよね」
 不意に、シスが目を細めて僕を睨んできた。
「ええ、不穏な香りで、むんむんですの」
 あっれー。アクアさんまで、何でそんなに食いついてくるのさ。
「単刀直入に聞きますわ。トヨ様と、何がありましたの?」
「……」
 予想のよの字もしていなかった発言に、思考回路が完全に停止しちゃったよ。
「何も、御座い、ませんよ?」
 うわっ、自分で言っておいてなんだけど、何、このどもり方。何かあったって白状してるみたいなもんじゃない。
「それはもちろん、アレクさんも年頃の男性なのですから、お付き合いどうこうを否定するつもりはありませんの。唯、仲間であるわたくし達に黙っているのは水臭いのと、トヨ様の年齢を考えて、健全さを――」
「ちょ、ちょっと待った!」
 今、ようやく、話が少し繋がって見えた。
「何さ、いきなり。どうして僕がトヨ様と付き合うとか、そういう話になってるの」
「……目」
「目?」
 シスが漏らした言葉を、鸚鵡返しに口に出した。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
4 5 7 9
11 12 14 16
18 19 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索