つー訳で、私は帰って参りました! 御心配頂いた方も、もしかすると居られるかも知れませんが、私は元気です。只の、怠惰病が出ただけで、もう何ということもなく、ピンピンと。でも、冨樫は仕事しろと言い続けたいとは思います。仕事するらしいですけど。
いやー、それにしても、何と言いますか、激動の半年でしたよね。色々あったというか、現在進行形というか。もうやだ、あの政府与党。
前回の様に、ブログをまとめてドバっと更新しようとも思ったのですが、無理です。ギブアップします。リスタートとして、ここからコツコツ書いていこうと思う所存であります。そしてこの文章も、復帰記念で何か壮大なことを書いてやろうとも思っていましたが、面倒になったのでこんな感じでお送り致します。
( ・ω・) こんな適当ブログですが、どうぞ呑気にお付き合い下さればと
「ん? 話終わった?」
そしてシス。君は全く話に加わってこないと思ったら、何を黙々と御飯を食べ続けてるんですかね。年頃の女の子として少しくらいは恥らいを……シスに期待するだけ無駄なのかも知れないけどさ。
「若者とは、そういうものだよ」
「したり顔で、それっぽいことを言っておけば何とかなると思ってますよね?」
どうにも、この人のテンポというか、物言いにはついていけない部分がある。
「ん?」
不意に、ガタガタンという音がした。
「どなたか、来客の予定は?」
「熊や鹿くらいしか、こんな辺鄙なところには来やしねぇなぁ」
たしかに、野生の獣や、モンスターの類がぶつかってきたと仮定しても、おかしくはないだろう。唯、音がさして大きくなかったのが一点。そしてチラリと垣間見た窓の外の影が、人の形をしていたように見えたのが、気になった。
「念の為、警戒を」
イヅナに手を掛け、扉に張り付くと、息を殺して外の様子を伺った。特別な気配は、感ぜられない。勘繰り過ぎだったんだろうか。いや、それならそれで良い。意を決して扉を開けると、その勢いそのままに、僕は外へと飛び出した。
「ぎゃ!?」
随分と、間の抜けた声を聞いた。同時に感じたのは、足元の妙に柔らかい感触だ。恐る恐るそちらを見遣ってみると、そこには魔法使い装束で身を包んだ女性が一人――。
「あれ?」
違和を、感じた。
「シルビー……さん?」
轢き潰された大王ガマよろしく転がっていたのは、クレインやリオール君と一緒にいるはずのシルビーさんに見えた。いや、だって服装と杖、それに体型や声からして間違いないとは思うけど、まだ顔が見れるような体勢じゃないんだもん。
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