忍者ブログ
[431] [432] [433] [434] [435] [436] [437] [438] [439] [440] [441]

 昨日の話の続き。僧侶は岬という発想に異論はあるかと思われます。余り癒しは無さそうですし。

( ・ω・) 逆に考えるんだ。ザキだけで十二分に、戦力になると

「ハハハ。クワットさん、相変わらずだなぁ。ってかよ。今時、爵位なんか野良猫の役にも立たないだろう。金も武器も充分持ってるクワットさんがわざわざ手に入れるもんでも無いだろうて」
「ふむ。その意見は一見すると合理的ですが、私の考えは違います。世が乱れに乱れている時だからこそ、真に力を持つものが大義も備えるべきなのです。僭越ながら私は商売の道でそれなりに成功し、ポルトガで屈指の資産家であると自負しております。こんな私だからこそ、腐敗しきった王侯貴族を正す為、爵位を望んでいるのですよ。国家転覆は、庶民へ与える影響が余りに大きいですからね」
 余りにさらりと言われたもんだから聞き逃しかけたけど、国を潰す自信ならあるってことだよね、要するに。
「と言いますか――」
「何だね、少年」
「この国の王様と貴族って、そんなに腐ってるんですか?」
 正直なところ、今日の朝、ここに着いた僕に、そんなことが分かる訳も無い。
「無論である! 例を一つお教えしよう。あれは三年程前のことであるか。二人の若者が船を求めてこの国にやってきたのだ」
「……」
 ん?
「王は何を思ったか、東国の僅かな香辛料と引き換えに王国所属の船を与えてしまったのだ。如何にこちらの国では稀少な食材であろうと、所詮は嗜好品である。世界がこの様な事態に陥ってる今、王族は率先して財政を引き締めねばならないのだ。血税の塊とも言える船舶を譲り渡すとは言語道断であろう!」
 うん、いや、まあ、何て言うか、身内の話すぎて、返答がしづらいです。
「んっと、何か、何処かで聞いたことある話の様な?」
 シ~ス~。良い子だから、ここは空気を読んで黙っててね。

PR

 何か前にも書いたことがある様な気もしますが、セネレの面子をドラクエ3の職業に当て嵌めるとどうなるか考えてみました。
 公康=商人。岬=僧侶。茜=魔法使いor賢者。千織=遊び人。りぃ=戦士。遊那=武闘家。綾女=勇者。といったところでしょうか。西ノ宮さんだけ、特に思い付きませんでした。

( ・ω・) ウィザドリィのロードなら、まさしく適役なんですけどね

「とりあえず、船着場の方に行ってみますの」
「うん、そうだね」
 何だか、小休止したはずなのに余計に疲れた様な、そんな不可思議な感覚に陥りつつ、僕達は宿のカウンターを後にした。

「船が欲しいだって? こんな御時世に酔狂なことだねぇ」
 うん、開口一番、こんなことを言われることくらい、大体、分かってたよ。
「おっと、そういやオイラの家に使ってない小船があったな。そうさなぁ。どうせボロだし、五百ゴールドで良かったら持ってきな」
 いえいえ、僕達が欲しいのは、そういう河を渡るくらいのものじゃなくてですね――。
「なに、世界中を回れる船だって? そんなもん、おめぇさん、こんな小さな港で手に入る訳無いだろ」
 そりゃま、そうだよねぇ。適当に、波止場は何処かって聞いたのがまずかったかな。海洋国家にも、普通の漁港があるってこと、すっかり忘れてたよ。
「ここはやっぱり、王宮へ足を運びますの」
 ごめんなさい。そう、頻繁に王様に会って話が出来るほど、僕の精神は頑丈じゃないんです。今更だけど、僕って抜本から勇者に向いてないよなぁ。
「君達。船が入用かね」
 不意に、声を掛けられた。
「あ、はい。えっと、貴方は――」
 振り返ってみるとそこには、一人の紳士が居た。何しろ、風体がシルクハットにモノクル、蝶ネクタイに礼服だったもんで、もうこの人は、『紳士』以外、呼びようがないんだよ。
「おっと失礼。私はこのポルトガで爵位を持つ――」
 え? こう言っちゃなんだけど、何で貴族がこんな所に――。
「ことを切望している町の商人、名をクワットと言いますです、はい」
「……」
 なんだかなぁ。

 つー訳で、超短編連載は私の精神が崩壊しかねませんので、そろそろ本筋を消化しようと思います。連載再開、ドラクエ3異聞です。中盤以降の構想はあるような無いような。とりあえず、連載開催当初の構想で、一番、弾幕が薄いのが序盤だと気付いた私。
 まあ、キャラは固まってるし、時期的にヤバくないので、前みたいなことにはならないでしょう。スギを植樹した官僚と政治家は、断罪されるべきなんだ。

( ・ω・) 尚、休んでいた間に構想を溜めていたとか、そんなことは一切無いのであしからず

 海洋国家ポルトガ――その通称が示す通り、海運、並びに海軍の力で国力を増大させてきた、かつての強国である。その根幹には、他国の追随を許さない造船技術があげられる。ポルトガ製の船舶は、その規模、用途に関わらず高い水準を誇っており、よほどのことが無い限り不幸に見舞わない為、世界中の船乗りにとっては安心のブランドであり、羨望の的でもあった。
 だが、魔王バラモスが侵攻を開始すると、様相は一転する。軍船として高い能力を持つポルトガ船も、所詮は、対国家、突き詰めれば、対人戦闘を前提に作られているのだ。縦横無尽に海中、海上を動き回る魔物達相手には分が悪く、次第に、世界の海運規模は減少していった。それは同時に、ポルトガという国家の衰退をも意味し、現状では中堅の上といった位置付けとなっている。
 それでも尚、随一の船舶国家である事実は変わらない。オルテガがアリアハンを出る際に用いた船はポルトガ製であったし、アレルが黒胡椒と引き換えに手に入れたものも同様だ。
 そして今、三人目の勇者たるアレクも、この地に足を踏み入れた。目的は兄と同じく、『世界を回る為、自由に動かせる船を手に入れること』。資金の問題、船乗りの問題など色々と不安な面はあるが、とりあえず現地を見ることを優先させた。自分の目で見て、その場の人の話を聞いて、その上で自分の頭で考える。旅に出る時、そう決めたのだから、初志に沿おう。ルーラで、半強制的に連れてこられた事実は、この際、置いておくことにした様だ。

 もう九月かぁとふと思い、気付いたこと。あれ? 来月って、朱雀の誕生日? あれもとうとう、四歳児になるの?

( ・ω・) それゆけ黄龍ちゃんは、リアルタイムで時が流れる数少ない日常系作品です

 否。竜の本質とは、その高い精神性であると証明したでは無いか。即ち、自分が竜であるという、絶対の意志さえ持てば、即ち竜であるも同然。いや、むしろ本質的な意味で本物を凌駕すると言えよう。
 こうして、男は竜と成った。飛車以外の存在は竜と成るのは異例ともいえ、その優越感にしばし酔っていた。
 しかし、ここで一つの危惧が頭をよぎる。自身が竜となった今、ドラゴンを狩ることに命を燃やす輩が自分を狙うのではなかろうか。その様なことになった場合に備えて、対処する術などを編み出さなくてはいけない。男の悩みは、尽きることが無かった。

 この後、天使を名乗る女性と恋仲になったり、生まれてきた子供が魔性の血筋だったなど色々あったのだけれど、それは又、別の話である。

 了

 泣けるくらい投げっぱなしだけど、出オチに本オチを被せるって、マジムズっす。

 民主党大勝の報を受け、マスコミさん当面の仕事の一つは、『タイゾー二世を探すこと』と思っていた私。きっちり、磯谷香代子さん(43)を見付けてくる辺り、抜け目無いなぁと思ったり思わなかったり。

( ・ω・) しかし、本当、比例って何でもありなんだなぁ

 かくして、人間界に隠れ住む竜を探すという、次なる戦いが始まった。緘口令が敷かれている訳でも無い現世で話題に上らない以上、一目では見分けることは不可能だろう。間違っても、語尾がドラゴンであったり、尻尾を隠せていないなどということはありえまい。となると、一体、どうすれば良いのだろうか。
 男は、行動力だけは大したものだった。再び、閲覧可能な限りの資料を漁り、思案を巡らせる。何故だか、若年層向け幻想小説ばかりが溜まっていくのだが、一心不乱に読みふける男は意にも介さない。三十巻にも成る超長編作品を読み終え、男は、一つの心境に至った。
 むしろ自分が竜になってしまえば良いのではないか。考えてみれば、竜殺しの伝承に比べれば、人が竜化する物語は遥かに少ない。狙い目と言うか、掘り出し物なのではなかろうか。
 だが、ここで当然の如く、一つの難題が立ち塞がる。人は哺乳類であるが、竜は見た目を鑑みるに爬虫類だろう。哺乳類が一代で爬虫類と化すのは、生物学的に可能なのだろうか。いや、そもそも、竜を竜と同定する確たる要因とは何なのだろうか。角ならば鹿にだってあるし、牙や爪は虎が持ち合わせている。鱗ならば、大抵の魚に備わっている。男の頭は、又しても、混乱していった。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新コメント
[09/14 taka]
[09/10 美綾]
[09/10 taka]
[09/01 美綾]
[08/31 taka]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
バーコード
ブログ内検索