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 衆議院選挙がえらいことになっていますが、ま、先週から分かってたことですからねぇ。公示中の議席予想は、公職選挙法で禁止すべき。やる気なくなるわ。とりあえず、民主主義なのでしばらくは静観しますが、このツケは、いずれ日本人が払うことになります。それも又、民主主義。
 当面の楽しみは、鳩山総理の支持率が、いつ失墜するかですね。或いは、プロレス張りの内紛、事実上の分裂が起こるか。このどちらも起きないなんてことは、さすがに無いと思うんだ。

( ・ω・) それにしても300議席は、さすがに予想外だったなぁ

 男は、竜を探す旅をすることにした。差し当たりは国内限定だが、竜の本場と呼べるのは、中国本土や、欧州だ。探索の結果次第では、そちらへも渡来することになるだろう。
 だが、当面は日本国内でいい。氷河期の頃、日本列島は大陸と地続きであったし、南北から海流が交差するこの島国は、一種のターミナル駅。どんな物の怪の類が居てもおかしくはないと考えるのは、むしろ自然な発想だろう。
 この国に、竜絡みの伝承は存外、多い。古事記などで英雄として讃えられる須佐之男命が屠った八岐大蛇は、八つの頭と尾を持った巨大な竜であった。又、箱根や福井など、湖に九匹の竜が棲むとされる言い伝えは、九頭竜と総称され、各地に残されている。中国にその本流を持つ四神の長、青龍を除けば、ほぼ全てが水にまつわるものだ。河川の荒れ狂う様が、竜に見立てられたのか。いや、大河の底に竜は潜み、天に駆け上がる機会を伺っているとも言う。あながち荒唐無稽な話ではないと、男は考えた。
 しかし、当然のことながら、そう簡単に出会えるものではない。東奔西走、いや、日本の場合、北奔南走とした方が的確か。ありとあらゆる水辺を探索したが、特に得られるものはなかった。

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 つー訳で、私的超短編第二段、『ドラゴン・スレイヤーと呼ばれた男』を始めます。まあ、数を書いてればその内、何かコツを掴めると思うのですよ。音を上げるかも知れませんが。

( ・ω・) こまけぇこたぁいいんだよ。最後に愛は勝つんだから

 ドラゴン・スレイヤー、即ち、竜殺しの称号に憧れる男が居た。まるで騎士道物語に陶酔したドン・キホーテの様な滑稽さだが、当人は真剣だ。インターネットに始まり、博識な知人、果ては国会図書館にまで足を運ぶなど、思いつく限りの手段を用いて調べ尽くした。
 結果、現代日本社会に竜、或いはドラゴンと呼べるものは存在しないことを知り、絶望した。その落ち込みようは生半可なものではなく、他人との関わりを全て拒絶し、自室から一歩も出ない程であった。
 しかし、人間である以上、喉も渇けば、腹も減る。生理現象だってもよおす訳で、八時間程で降伏し、普段の生活へと戻ることとなった。
 とりあえず男は、ファンタジー系ネットゲームの世界へと足を踏み込み、ドラゴンと名の付く怪物を狩りに狩りまくった。こうして同ゲームのプレイヤーから、『竜殺し』の称号を授けられたのだが、何かが違うことに気付き、三ヶ月程で退会した。
 そこで男は、一つのことに思い至る。自分が調べたのは、あくまで日本国内のことであり、しかも一般人が知りえる範囲の情報だ。ネス湖のネッシーは虚偽であるとされたが、危険すぎる真実は、往々に隠蔽されるものだ。それに、この広い世界の全てを、人間が知っているとするのは傲慢だ。本当に竜殺したらんと思うのであれば、自身の五感で以って存在の是非を確かめるべきなのではなかろうか。

 両親の経済力と子供の学力に密接な関係があるというのが、一種の社会問題化していますが、それって、昔からあったことの様な。鳩山兄弟なんて、二人とも東大卒ですよ。単純確率だとどんなミラクルやねん。

( ・ω・) 相続税も廃止・減免の方向みたいですし、世の貴族化が復活するんでしょうね

「ふぅ、あの程度の敵に隙を見せるとは、貴方もまだまだですね」
 ことあるごとに突っかかるのも、噛ませとして重要な資質です。
「この局面であんな行動をとるなどとは、流石に失笑を禁じえません」
 動きを逐一把握することこそ、基本であると言えましょう。その様はまるで、愛が行きすぎて不審者と化した亡霊達の様ではありませんか。そう、噛ませの本質とは、自称ライバル達への愛なのです。愛の形は人それぞれなのは、最早、常識の領域。この様に噴出する輩が居ても、何ら不思議な部分はないのです。
「ヒョーッヒョヒョ。奴は我々一族の恥とでも言うべき小物。そやつに勝ったからと言って調子に乗るでない」
 これです。噛ませを志す者として、一度は言われたい台詞ランキング、ベストスリーに入る憧れの言い回しです。事前に、『あの様な輩、我が一族の敵では御座いませんよ。どうか私に先鋒を仰せつかって下さい』などと言っておくと、尚、その価値は高まります。
「へっ、俺達を敵に回すたぁ、良い度胸じゃねぇか」
 威勢が良いことは、噛ませの絶対的必要条件ですが、ここでのポイントはそれではありません。さりげなく、『俺達』という複数形と使っている点です。組織に属すか、或いは味方の威を借りなければ虚勢も張れない。これでこそ、殿堂入りの噛ませを目指すスタートラインに立てるのです。

 黄龍ちゃんも終わって、何を書くか悩んでいた私が居ました。そんな中、ふと、『読み切り短編書けば良いんじゃね?』という神の啓示が。ははぁ。仰せのままに。つー訳で、何となく始めます。何日で終わるか分かりませんが、まあ、気が向く限り。タイトルは『噛ませの品格』。

( ・ω・) 思い付きでの行動なら、負けないよ?

 さて、諸君。噛ませ犬という言葉を御存知でしょうか。元々は、若い闘犬を調練する為、老犬などを噛ませることからきている言葉です。転じて、主役を引き立てる為、脇役が屈辱的な仕打ちを受けるという意味でも使われています。
 一見すると、主役の座を諦めた者達にさえ思えます。だが、侮らないで頂きたい。彼らは彼らで、主役級の面々に劣らない努力をしているのです。今日は、その一端を紹介することにしましょう。
「ふふふ……良くここまで勝ち上がってこれたな。途中で負けやしないかとヒヤヒヤしたぞ」
 大会モノで良くあるこの台詞。しかしこの程度では、一流の噛ませとは言えません。むしろ名勝負を生み、後世、絶大に称えられる可能性も十二分に秘めています。では一体、どうすれば良いのでしょうか。
「ふっ、奴が勝ったか。さぁて、次は俺の番だな」
 これが、限りなく正解に近いと言えましょう。ここでぽっと出の新鋭にケチョンとやられ、『バ、バカな……』と捨て台詞を残してこそ、噛ませオブ噛ませなのです。もちろん、この台詞を放つという絶対的劣勢を覆し、勝利を収める御仁もおられますが、我々、噛ませ連合から見れば惰弱もいいところ。お話にすらならないのです。
「ふん、この湿原の覇王と呼ばれた我に歯向かうとは良い度胸だな」
 仰々しい二つ名などを備えているのも、噛ませとして望ましい条件です。
「全国大会準優勝の俺を捕まえて、雑魚などとは良い面の皮だぎゃー」
 過去の実績を、さりげなく、且つくどくどしいまでに述べるのも良いでしょう。ここで重要なのは、優勝者ではいけないという点です。むしろ主人公無二の宿敵として、格好のポジションを得てしまいます。但し、有名どころが殆ど出場しなかった、形骸的優勝であれば話は別ですけどね。

 最後のコントだからと言って、何か凝ったものを書こうとするとまともに進まない。この立ち往生は良くある話です。俺って、学習しねぇなぁ。

( ・ω・) 人類も、根本的にあんま進歩してないよね?

【下らないけど下賎なの】
朱:甘えん坊将軍というのを考えたんですよ~。
黄:何だか、凄く平和な言葉を聞いたんだよぉ。
月:場末の酒場で、そんな感じのがありそうな件。
黄:まあ、この手の駄洒落と言うか一発ネタは、
 そっち方面の御家芸である事実はあるんだよぉ。

【そもそも代表なんかじゃない】
月:駄洒落は元来、掛詞という、高尚な言葉遊び。
黄:川柳や落語なら、巧いことを言ったと認めてくれるんだよぉ。
月:そして、したり顔をして、皆を不快にしようではないか。
黄:謙虚さは日本人の美徳と聞いているけれど、月読を見ている限り、
 そう思えないのが世の無常という感じなんだよぉ。

【ならやるなよ】
朱:ふに~。屋根の上で、何をしてるんですか~?
黄:こうやって、高いところから、毛糸を垂らすんだよぉ。
朱:ふに~?
白:うにゃー!
窮:ふにゃうにゃー!
ヘ:ぐるみゃー!
黄:こんな感じで、アホな猫が何匹も釣れるというのは、
 ちょっとした優越感と、同時に、虚しさも覚えてしまうんだよぉ。

【世界の中心は譲らない】
ヘ:おのれ、本能を利用して私達を辱めるとは。
白:ふぅ。良い汗、掻いたなぁ。
窮:うみゃー。
黄:随分と、反応が違うんだよぉ。
ヘ:母の意見は子の意見。枝葉の言うことなど、知ったことか。
黄:傲慢不遜とは正にこのことと言いたいけれど、
 考えてみれば、周りはこんな奴らばっかりだった気もするんだよぉ。

 アラヤシキはこれにて一先ずの終焉。最後がこんなんで良いのか。サンダルフォンが全く目立たなかったけど、後悔なんてしないよ。

 



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