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 何か前にも書いたことがある様な気もしますが、セネレの面子をドラクエ3の職業に当て嵌めるとどうなるか考えてみました。
 公康=商人。岬=僧侶。茜=魔法使いor賢者。千織=遊び人。りぃ=戦士。遊那=武闘家。綾女=勇者。といったところでしょうか。西ノ宮さんだけ、特に思い付きませんでした。

( ・ω・) ウィザドリィのロードなら、まさしく適役なんですけどね

「とりあえず、船着場の方に行ってみますの」
「うん、そうだね」
 何だか、小休止したはずなのに余計に疲れた様な、そんな不可思議な感覚に陥りつつ、僕達は宿のカウンターを後にした。

「船が欲しいだって? こんな御時世に酔狂なことだねぇ」
 うん、開口一番、こんなことを言われることくらい、大体、分かってたよ。
「おっと、そういやオイラの家に使ってない小船があったな。そうさなぁ。どうせボロだし、五百ゴールドで良かったら持ってきな」
 いえいえ、僕達が欲しいのは、そういう河を渡るくらいのものじゃなくてですね――。
「なに、世界中を回れる船だって? そんなもん、おめぇさん、こんな小さな港で手に入る訳無いだろ」
 そりゃま、そうだよねぇ。適当に、波止場は何処かって聞いたのがまずかったかな。海洋国家にも、普通の漁港があるってこと、すっかり忘れてたよ。
「ここはやっぱり、王宮へ足を運びますの」
 ごめんなさい。そう、頻繁に王様に会って話が出来るほど、僕の精神は頑丈じゃないんです。今更だけど、僕って抜本から勇者に向いてないよなぁ。
「君達。船が入用かね」
 不意に、声を掛けられた。
「あ、はい。えっと、貴方は――」
 振り返ってみるとそこには、一人の紳士が居た。何しろ、風体がシルクハットにモノクル、蝶ネクタイに礼服だったもんで、もうこの人は、『紳士』以外、呼びようがないんだよ。
「おっと失礼。私はこのポルトガで爵位を持つ――」
 え? こう言っちゃなんだけど、何で貴族がこんな所に――。
「ことを切望している町の商人、名をクワットと言いますです、はい」
「……」
 なんだかなぁ。

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