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 今年度二次補正予算に関して、内閣は国民新党寄りの上積みで決着したそうです。ククク……政府は少数政党の奴隷。言いなりになるしか手段が無いということ。
 こういうのを見ていると、参議院は必要な様な、不必要な様な。いや、やっぱ、一回の選挙での暴走を避ける為のストッパーとして、あった方が良い気もします。

( ・ω・) ねじれた時、協議する場がちゃんとあれば、それも納得出来るんですがねぇ

「仲が良さそうだな。成程、アレクが女性に甘いのは兄譲りの気質が主かと思っていたが、今の仲間の影響もありそうだ」
「姉さん!」
 はい! 本筋に関係ないから、この話はここで終わりだよ!
「それで、ヒミコが五年前に死んでたって、どういうこと?」
「ああ、結論から言えば何ということは無い。魔王軍の幹部が、暗殺したというだけの話だ」
「で、でも、その後、二年も命令を出して、政務まで執ってるじゃない」
 真っ先に思い付く、辻褄の合わない点はそこだ。
「それも蓋を開ければ、種と言う程のものでもない。その幹部が、ヒミコに成り代わっていたんだ」
「人間に、化けたって言うの?」
 アントニオ船長の、『幹部級の魔物は、雲上とも言える高位の存在である』という言葉を思い出す。考えてみれば人間だって、一時的にならモシャスで化けられるんだから、ありえない話では無いかも知れない。
「その推察を裏付ける為、アレルと私は魔物の寝ぐらと思しきこの洞穴に潜り込んだ。そこで会ったのが、この巨竜、ヤマタノオロチだ」
「一つ、質問がありますの」
「どうした」
「『ヤ』とはジパングの言葉で、八を意味するものだったはずですわ。ですが、ここから見える頭は三つ――勘定が合いませんの」
 アクアさん、その質問、今じゃないとダメですか。
「少なくとも、最初に見た時には五本あったが、私とアレルで一本ずつ切り落とした。それ以前がどうだったかは、知らないがな」
 姉さんも、動揺一つせずに返答したけど、これってどうなんだろう。
「結果として、それが良くなかった。激昂し、暴走を始めたヤマタノオロチにアレルは弾き飛ばされ、決死の覚悟で突撃をした私も、この様に虜囚の身だ」

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