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 民主党の小沢センセが600人の大軍団で中国と韓国を訪問するんだそうです。何で、この忙しい師走の今に? もしかして、秘書関連でここ数日で動きがあるのかとも思いましたが、去年もこの時期、行ってましたよね。つーか、国会議員140人含むって、せめて予算編成終わらせてからにしろよ。数的に、いわゆる小沢チルドレンっぽいので、何の役にも立たないのかも知れませんが。

( ・ω・) かつて、ここまで堂々と行動する黒幕が居たであろうかと、思ってしまうんだよぉ

「兄さんは……生きてるよね」
 噛み締めるようにして、言葉を搾り出す。楽観的思考、希望的観測、言い換えるなら、能天気な物の考え方だけど、これだけは譲れない。このことを曲げてしまったら、僕も姉さんも、生きている甲斐さえあやふやになってしまう。
「あの熱血バカが、こんなところで死ぬものか」
 姉さんも、考えていることは同じみたいだ。
「あれは墓に埋めて重石を乗せようとも、横穴を掘り抜いて脱出するくらいの阿呆だ。十年来の付き合いで、一年半も旅で連れ添った私には分かる」
 僕も、生まれた時から縁で繋がっている一人として、そのことは自信を持って言える。大丈夫。兄さんが、僕達より先に死ぬだなんて、考えられない。
「姉さんに、会えて良かった」
「私もだ。久方振りに、生という物の素晴らしさを感じ入ることが出来たからな」
「僕、兄さんを見付け出して、絶対にバラモスを倒してくるよ」
 あれ、何でだろう。姉さんと邂逅できて嬉しいはずなのに、涙が止まらない――。
「ちょ、ちょっと待った」
 僕達の会話に、シスが割って入った。
「何か、話の流れ的に、お姉さん置いてくみたいな感じになってない?」
「そう、だな。私はここに残り、夢と現の狭間で、こいつを抑え付けることとなるだろう」
「何でさ。折角、あたし達がここに居るんだし、このデカブツやっつちゃえば良いんじゃないの」
「無理、だと思う」
 シスを説く為に、言葉を選んでから口を開いた。
「第一に、今の僕達じゃヤマタノオロチを殺すなんて真似は恐らく無理だ。この鱗は、間違いなく鉄と同等の強度を持っている。姉さんが動きを制限してくれると言っても、これを断って致命傷を与えることは、今の僕達には出来ない」
 半端な攻撃は、暴走を招く可能性を秘めているとも付け加えた。

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