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 鳩山政権への支持率が下落傾向ですが、考えてみれば、まだ、特にでっかいことを何かを決定した訳じゃないんですよね。単に、何もしないで先送りにしてるだけで。自らの資金問題や、普天間問題、それに来年度予算に於ける国債問題で酷い結果を出したらどうなるのかしら。やっべぇ、オラ、わくわくしてきたぞ。

( ・ω・) 一方、当の総理は会員制の店で、豪遊していた

「で、何処なのさ?」
「あそこ」
 言ってシスが指差したのは、姉さんのやや上、ヤマタノオロチの頭頂部だ。そこに、直刀が二本、御丁寧に並んで突き刺さっていた。
 そういえば姉さん、最後に攻撃をしかけたって言ってたっけ。それに上半身しか外に出てない今の状態じゃ死角になる訳だから、そっちの辻褄も合う。
「そんな近くにあったとは……不覚。いっそ手が届く位置であれば、切り裂いて脱出してくれたものを」
 さりげなく、無茶を聞いた気がしてならない。
「あくまでも、冗談だからな」
 そう言えば姉さん、お笑いって言うか、空気を読む能力が絶望的に欠如してたっけ。
「流石に、あんなとこにあったんじゃ厳しいかなぁ。あたしだけなら登れなくも無いけど、抜く時に暴れられたら、多分、振り落とされるし」
「ああ、やめておけ。私が動きを制御出来ると言っても、それはあくまで、平常時の大まかなものだけだ。不測の事態に対してまでは保証できん。それに愛剣ではあるが、私がこの様な状態である以上、命を賭ける程の価値は無い」
 言葉こそ冷静だけど、剣士が自身の分身とも言える剣を諦めるのは並大抵のことじゃないだろう。僕で言うなら、兄さんを失うことに匹敵する半身の喪失感が巡っているはずだ。姉さんは戦闘技術だけじゃなく、精神の面でも一流の戦士であると認識させられた。
「ま、持ち主がそう言ってるんだから、諦めるとしますかねー」
 幸いにと言うべきか、シスは額面通りに受け取っちゃってるけどね。
「それじゃ、姉さん、僕達、行くね」
 この場を離れたくないと心の内にあるのは事実だ。だけど、ここに居続けても進展は何も無い。感情を論理で抑え付けて、別れの言葉を口にした。

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