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 煙草増税の名目は、『国民の健康を阻害するから』ということになっていますが、他に健康を阻害してるものなんて幾らでもありますよね。ジャンクフードなんて、真面目に国民のことを思えば全面禁止にしてもおかしくないレベルでしょう。まあ、身体に良くないから旨いんだって論もありますが。
 同時に、何かのテレビでマクド○ルドの広報さんが、『たまに身体に悪いものを食べないと、逆に身体に悪い』って言ってたのは、殿堂入りの発言だとも思っています。

( ・ω・) いや……さすがにそれは通らない気がするんですが、どうなんでしょう

「順序立てて話そう。私が、アリアハンを発ってから、どれ程の時が流れた?」
「四年……ううん。もう、五年近い」
 僕達がアリアハンを旅立ってから、既に半年以上の年月が流れている。それを計算に入れるのを忘れてしまい、慌てて言い直した。
「ということは、アレクも十五――いや、十六歳になったのか?」
「ううん、誕生日はもうちょっと先だから、まだ十五歳」
「そう、か」
 言って姉さんは、口の端を上げ、笑みを見せた。
「大きくなったな、アレク。見違えたぞ」
 出来ればその言葉は、もっとちゃんとした再会の場で聞きたかったと、僕の中からやましい心が這い出てきた。
「外では、そんなにも時が流れていたのか……ここでこうしていると、時の感覚が無くなる。四季の巡りも、一炊の夢も同じだとは、人の心は、実に曖昧なものなのだな」
 まるで自嘲するかの様な面持ちで、姉さんはそんなことを口にした。
「それで、アレク、お前は何でここに居る? アリアハンで一体、何が起こったと言うんだ?」
「アリアハンは、大丈夫。元々、侵攻が弱い地域だし、厭世観が強まって皆の心が荒んでる部分もあるけど、まだ滅ぶとか、そういう感じじゃないよ」
「言い方から察するに、バラモスはまだ健在なのか」
「あ、うん。それで三年前、兄さんと姉さんが行方不明になって、次の勇者として選ばれたのが僕で――色々とあったけど、今、僕はここに居るのは、そういった理由だよ」
「成程、な」
 事態を把握したのか、姉さんは両目を閉じ、険しい表情を作った。
「済まなかった、な」
 次いで口にしたのは、そんな言葉だった。

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