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 暑い夏が帰ってきましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。まあ、八月はこれくらい暑くても文句はさして無いんですけどね。だって、八月だもん、暑くて当然じゃん。米不作になっても困るしさ、的な感じで。

( ・ω・) だが九月の残暑という名の猛暑。てめーだけは許さねぇ

『なぁ、勇者アレクよ。君は、賢明であろう?』
「何?」
 再び目線をこちらに向けてきた奴は、そんなことを問い掛けてきた。
『選びたまえ。抵抗し、連れの女性三人を惨殺した後、君だけが連れ去られるか。或いは、君がすぐさま降伏し、三人を見逃して貰うかを、だ』
「……?」
 発言の意図を理解するのに、幾らか間を必要とした。言い振りからして、奴らは僕を欲している?
 恐らくだけど、話の流れからして、勇者としての僕ではないだろう。となると――。
「お前らは、素質を持った魔法使いを集めて、何を企んでいる?」
 半ばカマを掛けるようにして、質問を返した。
『ほぉ、そこまで気付いているとは、優秀、優秀。無駄な労力は、使わずに済みそうだ』
「やっぱり私が、数に入っていないだと」
「あら、わたくしもですわよ」
「魔力なんて無いあたしにゃ関係ない話だーねー」
 この女性陣のお気楽さは、そろそろ本気でどういうことなのか解説が欲しい。
『君の言う通り、我々は優秀な魔法の使い手を求めている。魔法使い、僧侶、賢者といった、人間の作った区分に興味はない。必要なのは、純然たる資質。喜びたまえ。君は、我々魔王軍のお眼鏡にかなったのだよ』

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 何でも、子ども手当が廃止されるのが正式決定されたそうな。個人的な予測としては、一年で消えると思ってたんですけどね。震災のドサクサと、空手形先行という子供地味たやり口で二年強行してしまいました。マニフェストとは、何だったのか。あれ、みんなの党が、マニフェストじゃ印象悪いって、何か新しい言葉使ってませんでしたっけ?

( ・ω・) そうそう、アジェンダ。割とガチでほぼ忘れてた

『君が何を言っているか分からないな。その家は、空き家だぞ』
 僕の方が、何を言っているのか理解できなかった。
『考えてもみろ。この一帯は、五年前に我がバラモス軍の支配下となった。幾らか、人間の軍勢が入ってきたこともあったが、威嚇をするだけで逃げ帰っている。それはそうだ。奴らにとって、この村は既に、地図から消えた場所だからな。
 そんな場所に、少数なりとも、人が住めると思うか。歴戦の勇士ともなれば話は別やも知れぬが、その様な存在を中央が耳にせぬ程、魔王軍は腑抜けてはいない』
 発せられる情報に、頭が追いつかない。どういうことだ。一体、何が、どうなってる。
『半分燃えてしまったとはいえ、家を見てみろ。明らかに風雨に晒され、しかも手入れされずにいた朽ち方だ。どの様な者を見たかに興味は無いが、大方、君達と同じ流れ者が一夜の寝床に選んだだけの話だろう』
「違う!」
 意に介さず、声を荒らげていた。
「あの人達は、ここで生活を営んでいた。ささやかだけど、確実な幸せを手にしていたんだ。そのことを知らないお前に、何が分かる!」
『我々にとって、その話はどうでもいいのだがな』
 言って、エビルマージは、視線を中空に向けた。


 今、気付いたこと! よくよく考えてみればアレクって、ドラクエ的に考えると、職業は勇者っていうよりは、魔法剣士ですよね。でも、ドラクエ界の魔法剣士といえば、2のサマルとか、6のアレとかですか。7以降は知りませんが。うん、ぶっちゃけた話、微妙極まりないよね!

( ・ω・) 名前だけは格好いい。うん、名前だけは本当に

「ひょっとして、クレインとリオール君を連れ去ったのって」
「あの男。魔王直属部隊、『紅蓮』隊長、エビルマージ」
「エビルマージ……あれが、高位モンスター」
 その存在を耳にしてはいたものの、ヤマタノオロチを除けば、目にしたことは無かった。生まれながらにして、天才と呼ばれる人間の更に上を行く存在――魔法研究者の端くれとしては興味が湧くけど、敵として相まみえるのには覚悟が必要だ。
『ふむ、しかし困ったね』
 エビルマージは、何やら自問自答を始めた。
『たしかに、ここに勇者アレクが居たこと自体は僥倖を言えよう。だが、捕える手立てはどうする。先程と違い、ここには火力で押すことしかできないアホしか居ないではないか。万に一つでも殺してしまっては、バラモス様に申し訳が立たない』
『アホとかひでーでゲスで、たいちょー』
『燃やす? 燃やす? 燃やしちゃう?』
『炎とは熱と光の混合物! 即ち、力の代名詞とさえ言えましょう!』
 何だ、こいつら。僕が今まで見てきたモンスターとは、何かが違う。
「そんなことより、ジョンさん――ここの家の人達はどうした!? 人質にでもしようって魂胆なのか?」
『家の人?』
 その声は意外にも、想定の外側から投げ掛けられたかの様だった。

 今更になって、民主党の誰それが公債特例法案を通さないのは無責任だとか意味不明のことを言い出しています。アホか、元はと言えば、財源も確定してないのに平成23年度予算案を通すだなんて空手形切ったお前らの責任じゃねーか。震災でドタバタして記憶の彼方の方も多いでしょうが、ありえない無責任なのは、明らかに政府民主党の方です。繰り返し言いますが、文字通りの、『空手形』。銀行に残高も無ければ、借りる為の担保も無い状況なのに、『三ヶ月経ったら現金化できるからー』って言うのと同じです。お遍路じゃなくて、地獄巡りすればいいのに。

( ・ω・) ってか、あのデコボクロの罪って、もうお遍路くらいでどうこう出来るレベルじゃないよね

『ほぉ、あれだけの集中砲火を浴びて立っていられるのか』
 不意に、声を聞いた。
『数には入れていなかったが、あの二人の連れということは、余り軽く見すぎてはいけないか』
 心臓が、痛いくらいの強さで鼓動を続けていた。徐々に土煙と火煙が薄れ、赤く燃える外壁が周囲を映し出す。建物の上半分は既に吹き飛んでいて、もはや家の体を成していなかった。
『おや?』
 その声色は、疑問を帯びたものだった。
『君は、勇者アレクか。成程、残党狩りなどというつまらぬ任務だと思ったのは私の誤りだったようだな』
 男、と言って良いのだろうか。声の主は華奢で痩せぎすの身体をしていた。唯、全身を深緑のフード付きマントで覆っている為、その顔立ちまでは判別できない。声は澄んでいるものの、特有の重みがあり、通常ならば即座に男性であると断定するんだけど、多分、魔物だしなぁ。
「……」
 周囲に目を配ってみると、ヒートギズモと溶岩魔人がそれぞれ十体程に、スカイドラゴンが二頭確認できた。詰まるところ、炎系の攻撃に特化した部隊ってことなのか。そして、隊長が、あの緑の男、と。
「貴様――」
 次いで声を上げたのは、シルビーさんだった。

 なでしこジャパンこと、日本女子サッカー代表が、国民栄誉賞を受けることとなりました。まあ、この手の話が出てくると必ず言われるのが、『時の政権の人気取りだ』という奴なのですが、ふと思う。現政権がどうしようもないのは置いておいて、今時、国民栄誉賞を与えることで人気取りになんてなるんですかね。いや、昭和の時代なら『国が認めた』ってのにインパクトがあるのは分かるんですが、現代は尻馬に乗っただけにしか見えなくて、ねぇ。ってか、基準がそもそも適当極まりないですよね。世界大会で優勝してる選手なんて他にも幾らでも居ますし。つーか、あとは野球の世界記録ですか。これも、他の競技で幾らでもあって、もう何が何やら。

( ・ω・) やっぱこういう賞は、死後か、せめて晩年に貰うものだと思うんだ

「人間索敵機、ねぇ」
 納得はしてない口調だけど、否定しない辺り、本人もある程度は認めてるんだろうね。
「よし、じゃあ、それで行こう。扉を開けたままにしておくから、様子を見て、その後は臨機応変に」
「了解」
 息を小さく飲み込んで、気合を入れる。何かあった時の為に、左手に魔力だけは溜めておいて、っと。
「マホカンタとフバーハ!」
 へ?
『マホカンタ』
『マホカンタ』
『フバーハ』
 唐突に叫び声をあげたシスに、一瞬、思考は遅れたけど、そこはそれ、一応、歴戦の冒険者である僕達だ。身体の方は、間、髪を入れずに防御呪文を張り終えた。
 途端、轟音と衝撃が、身体を震わせた。次いで目に入ってきたのは、昼間と見紛わいかねい程の、光だ。光熱系呪文と炎のブレスで家そのものを攻撃してるのだと理解し、体勢を整える。
 どれ程の時間、その場に構えていたんだろうか。肌を焼く熱と、火煙で、状況を判断しきれない。
「みんな、大丈夫?」
「何とか」
「とりあえずはねー」
「呪文を先行させておかなかったら、危うかったかも知れませんわね」
 本当、こういうことがしょっちゅうあるもんだから、シスへの依存がやめられなくて困っちゃうんだよね。



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