2015
サザエさん時空という言葉があります。マンガ、アニメ作品として人気を誇るサザエさんの作中で、季節は移り変わるのに、主要人物が年を重ねる様子を見せないことから、同じ様に時間経過が曖昧な現象を、そういう風に呼ぶことがあるようです。ドラえもんやそれいけ!アンパンマンといった他の長寿アニメも同じなのに、なぜサザエさんが選ばれるのでしょうか。一つには、アニメ化が一番早かったことがあるのでしょう。調べてみると、サザエさんが68年、ドラえもん(テレ朝版)が79年、アンパンマンが88年スタートの様です。テレビアニメ第一作とされる鉄腕アトムが63年であることを考えると、サザエさんの凄さというか異常性がよく分かります。あと、サザエさんはSFやファンタジー要素があまりないというのも、言葉として使われる一因なのではないでしょうか。最近はあまり見てませんが、磯野家の御先祖様が出てくるネタもあった気がしますが、あれくらいは御愛嬌ということで。やっぱり、サザエさん時空はサザエさん時空でいいのだと再認識しました。ドラえもんですら初期は二十一世紀のロボットだったのに、いつの間にか二十二世紀が定着してますしね。アトムが生まれる2003年なんて、もはや遥か過去のことのようですらあります。人間並の思考ができる人工知能はいつ生まれるのか。スパコンがどれだけ人外の演算能力を得ようとも、脳のことなんて全く理解できていないのだと痛感させられます。
あんまし関係ありませんが、アンパンマンの正式なタイトルが、それいけ!アンパンマンだと今回知りました。そういや、そんな感じだった気もします。あまり思い入れがないので、意識したことがありませんでした。
(・ω・) 黄龍ちゃんは、それ『ゆ』けだから、セーフだよな?
【マスコミで噂の美人女医みたいな物言い】
天:思ったのですが、私はもう少し、人様に媚びることが必要なのではないでしょうか。
黄:日本最古の萌え神様が、何か言ってるんだよぉ。
天:私って、そういう立ち位置だったんですか?
黄:かぐや姫なんかと違って絶世の美女とかいう記述は無いっぽいけど、
これだけ格が高ければそこそこでも美人扱いになるから問題ないんだよぉ。
【最高神のやるこっちゃないな】
天:日本人は、なんだかんだと言って、あざといのが大好きなんです。
黄:しょうもないけど、事実なんだよぉ。
天:きゃるきゅるぴーんとか言っておけば、イケるでしょうか。
黄:極一部の人気は得られるかも知れないけど、
同時に失うものについても、ちょっとは考えておいた方がいいんだよぉ。
【また朱雀計算説が持ち上がったのか】
朱:ふに~。
天:やはり、最終的にはこれくらいに達したいです。
朱:わ、私の立ち位置って、そうだったんですか~?
天:ふにふに言って浮いているだけで全てを許されるだなんて、
狙っている以外のなんだと言うのですか。
黄:たしかに、それはそうなのかも知れないんだよぉ。
朱:す、少しは否定してくださいよ~。
【外見については脳内補完でなんとか】
天:やはり、ローティーンの容姿は鉄板でしょうか。
黄:真面目なアホが本気出すと、アホに拍車が掛かる好例なんだよぉ。
朱:月読さんの姉だって、実感しますよね~。
天:見た目年齢を下げてドジっ子属性を追加。これで何とかいけませんか。
黄:一応、義務みたいなものだから言っておくけど、
うっかり引き籠もって太陽も隠したあんたは、素で立派なドジっ子なんだよぉ。
天照と玄武の喋り方が似てるせいで、なんか凄い既視感のある雰囲気ですが、話とはしては大分違う様な、そうでもない様な感じです。
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2015
『それゆけ黄龍ちゃん!』に於ける、黄龍や白虎といった聖獣勢は、人間サイズの、人間の形で生活しています。黄龍には巨大な黄金龍形態がありますし、白虎も本来の姿は五百キロくらいだと、どっかで書いたような記憶があります。ではなぜ、わざわざ人間を模して生きているのでしょうか。作者に、ケモナー属性が薄いんだよという冗談はさておき、おそらくは普段の生活が便利だからでしょう。ホモ・サピエンスという種は、多少の個体差はあれど、大体150センチから190センチくらいの大きさです。その人類が使うほとんどのものがそれに合わせて作られているので、それに合わせた結果と言えるのではないでしょうかと、今、適当に理屈を捏ねました。人の、もっと快適に暮らしたいという欲望の発露を掻っ攫うような行為ではありますが、上に生きるものなんてこんなものという風刺が籠められていたんですよ。これも、今、適当に考えたものですが。
(・ω・) しかし朱雀の鳥形態は、ビックリするほど想像がつかないな
【童心をどこに捨ててきた】
月:正義とか悪って、勝者が決めるものだよな?
黄:絶対的な正義が存在しないことに気付いた中学生みたいなことを言い出したんだよぉ。
月:伊賀忍者が善玉っぽい扱いが多いのは、徳川家と関わりが深いからだという事実。
黄:歴史は、権力者と小説家が作るとはよく言ったものなんだよぉ。
朱:ひ、ヒーローものの番組を見ながら、
そういう感想を述べるのもどうかと思うんですよ~。
【黄龍好きにも通じるものが】
マ:どっちかっちゅうたら、隠密なんてどれも悪もんちゃうんか。
月:ダークヒーローに憧れる気持ちは、大抵の青少年にあるものだ。
マ:たしかに、ウチらへの信仰もその類っちゅう感じはするわな。
月:今からでも、そっち路線で何とかならないだろうか。
黄:月読が好きでたまらないとか言い出す奴はダークヒーロー推しと言うより、
天邪鬼か、サブカルをこじらせすぎた末路って感じなんだよぉ。
【積み木は崩すまでが知育です】
朱:私達の正義は、社会の秩序を守ることじゃないですか~。
マ:ウチはちゃうで。
月:姉さんはそんな感じらしいけど、私はどうなんだろうか。
黄:千年単位でその仕事をしてると、町作りシミュレーションみたいに、
全部、一気にぶっ壊したくなる瞬間が出てくるんだよぉ。
朱:こ、この方々に、正義とは何かを語る資格があるんですかね~。
【年功の味はほろ苦く渋い】
月:そういう意味で、少なくても五千年は頑張ってる青龍は凄いな。
黄:あれはもう、一種の中毒症なんだよぉ。
マ:何より凄いんは、その努力を上回る形で混沌となる中国社会の方やろなー。
黄:結局、働こうと働くまいと、社会の摂理は大して変わらないんだよぉ。
朱:い、一応は若い私の前で、
そういうくたびれきった意見を言うのはどうなんですかね~。
調べてみたら、今年の戦隊が忍者モノで、主人公が伊賀者らしいのですが、そこから発想した訳ではありません。伊賀忍者のヒーローと言ったら、ハットリくんでしょうが。
2015
古来、中国の特産品の一つに絹がありました。英語ではシルク、蚕が吐き出す糸を紡いで作られる繊維です。蛾のサナギを茹で殺して、糸だけ掻っ攫うとか、中々に凄いことだと思うのですよ。生物工学がこれだけ進んだ現代なら、糸を延々と吐き出して成体には決してならない蚕とか作れそうな気もしてきました。こっちの方がエゲツナイですか、そうですか。
さてこの絹、かつてはシルクロードと称されるほど、ヨーロッパなどで珍重されたものでした。大昔は中国近辺しか作り方を知らず、各地の上流階級が大枚をはたいてでも手に入れたがりました。あのスベッスベの感触には、得も言われぬ魔力があるのでしょう。冷静になれ、それ、虫が吐き出したもんだぞと言ってしまうと、現代の虫がダメな子達はどう思うのでしょうか。何とも言えません。
時代は下り、養蚕方法が世界中にバレてしまって、中国が持つ特権は失われました。同時に、蚕自体も完全に野生への執着をなくし、家畜として生きる道を選んだそうです。現代の蚕はどう足掻いても自然界で生きていけないらしく、人類が滅亡するとまではいかなくても、同レベルの化学繊維を作れる技術を得てしまった時点で相当に危機的な状況なんだとか。大半が茹で殺される運命にありながらも、種としては存続させてもらえて、しかも三食昼寝付きなら、生き物も平然と堕落するという好例なのかも知れません。教師とすべきか、反面教師とすべきかは、皆様方の人生観に委ねることに致しましょうか。
(・ω・) その点、家猫ってあれだけ飼い慣らされても、生まれながらのハンターだよな!
【深夜のテンションで観るなら面白そう】
月:今日は、恐ろしくも悲しい桃三郎の話をしようと思う。
朱:桃太郎さんは有名ですけどね~。
月:そもそも、人の世で争いが尽きるはずがない。
第二次鬼ヶ島戦役で生き残った鬼達は桃太郎への復讐を誓い、
鬼ヶ島改で雌伏の時を過ごした。
黄:この、三流映画並のしょうもない設定に、
ちょっとワクワクしてる自分が嫌なんだよぉ。
【岡山県民に怒られるぞ】
月:不可解に思ったことは無いだろうか。
桃太郎が入っていた桃が一つ限りだったことに。
黄:そう言われても困るんだよぉ。
月:ここで言う桃とは、かつて鬼を虐殺した伝説の戦士を、
クローン技術で培養したガラス管を暗喩したものだとすれば、辻褄は合う。
黄:早くもツッコむの疲れてきたし、とりあえず最後まで喋らせようと思うんだよぉ。
【一人での戦闘には限界があるからな】
月:第二次鬼ヶ島戦役から十数年後、鬼は逆襲の狼煙を上げた。
桃太郎は鬼ヶ島で受けた怪我が悪化していて、戦士としてはゴミ同然だった。
朱:戦いは、傷跡しか残さないんですね~。
黄:別に、うまいこと言えてる訳でもないんだよぉ。
月:クローン二号たる桃次郎に期待が掛けられたが、すぐさま消息を絶った。
彼には、動物を手懐けるだけのコミュニケーション能力が無かったのだ。
黄:さて、ここからどうやって桃三郎で話を転がすのか、
ダメな方の意味で先が気になってきたんだよぉ。
【桃三郎まで到達してないじゃないか】
月:ここからの物語は、君達が描いて欲しい。
黄:最低の投げっ放しが来たんだよぉ。
朱:作家としては、敗北宣言と同じですよね~。
月:だが貴様ら忘れるなよ。
物語なんぞ、こうやって作品背景を煽ってる間が一番面白いのだ。
黄:何で逆ギレされたのかは分からないけど、
そういう面もある辺り、業の深い話だと思うんだよぉ。
この桃三郎ネタは、セネレで使おうかとも思ったのですが、単発でどこでも使えそうなので、数合わせでこっちに回ってきました。この業界ではよくあることです。
2015
バブル経済華やかなりし頃、日本の成金達は、こぞって世界の有名絵画や美術品を買い漁っていました。ある人は、純然たる投機の為に。ある人は、箔を付ける為にと、目的は違えど相当の額を注ぎ込んだのは事実のようです。日本人は基本的に商売人を卑下する文化が長年続いていたので、いざ金が有り余る状態になってしまっても、使い道が分からないのでしょう。島国日本人にとって土地は限られたものの上、逃げたり、溶けて消えるようなものでもないので、不動産に一極集中するのも自然な流れだったとも言えます。現代人の感覚からすると、土地は値下がりしない神話なんて、アホ以外の何物でもありませんが。原野商法など、詐欺同然の投資で庶民から幾ら騙し取ったのやらという話は余談として。
さて、そのマイケル・ジャクソンの様に雑な買い占めを行った美術品は、今現在、どうなっているのでしょうか。バブル崩壊から数年後は、買った時と比べて相場が下がりに下がって、売るに売れない状態だったそうです。結局、金庫の中に塩漬けするという、これまたアホ以外の何物でもない行動をとっていたとかなんとか。持ち主に関わる企業が潰れそうになってようやく放出するという、経営戦略という単語が悲鳴を上げそうな状態だったという話はどこかで聞きました。そこから更に十年以上が経ちましたが、まだ塩漬けされたものは残っているのかは、よく知りません。そう言えば、中国の富裕層が買い漁ってるとか、前に書いたことがあったみたいです。こうやって、美術は成金の玩具にされていくのは、いつの世も変わりないのかも知れません。かつて金で美術品を買い漁った日本人を下品だと白人層は揶揄したそうですが、そもそも金を出せば買える場に日本人を入場させている時点で同罪とも言える訳で。文化とは、美術とは、誇りとはなんなのか、今一度考え直してみるのも、いいのかも知れません。
(・ω・) こんな偉そうなこと言ってる私だが、芸術は今一つ分からないぞ!
【でも治そうという発想は出ない】
朱:大人になるって、どういうことなんですかね~?
黄:苦々しい記憶が思い出に変わったなら、青年期も終わりなんだよぉ。
月:今尚、昔のことをネチネチ言う私は、まだまだ若いな!
黄:それは世間的に女々しいと表現されるんだよぉ。
月:自分でも、少しぐらいの自覚が無い訳じゃない。
【親如きに影響される子供は軟弱者理論】
白:とりあえず、子供が居るからって、必ずしも大人じゃないっていうのは、
お父さんとお母さん見てもらえれば分かると思うけど。
月:ああ、うちの父さんでも可。つーか須佐之男も。
亜:ん? 何の話?
黄:よくよく考えたら、そもそも親らしい親が居ないという、
軽く絶望的な環境の気がしてきたんだよぉ。
【まるで精神は成長してるみたいな物言い】
朱:そんなことはありませんよ~。私のお母さんは立派な方です~。
月:生まれた瞬間に転生して育児をしないのに立派と言えるのだろうか。
黄:幼い容姿で庇護欲を煽って、周りに育てさせる作戦なのかも知れないんだよぉ。
月:要するに、カッコウみたいなものか。
黄:鳥類は中々、えげつない生存戦略を展開するんだよぉ。
朱:わ、私の見た目が子供のまま成長しないのには、そんな理由があったんですか~。
【先達が少ないというのも大変だ】
白:んで、こういう子供みたいなことばっかり言ってて、
誰も大人になりきれてないってオチだね。
黄:アハハと、笑い飛ばしてやろうと思うんだよぉ。
朱:長生きしてるからって大人という訳じゃないと理解しました~。
黄:死ぬ直前にどれだけ後悔を少なくできるかが大人の生き様と聞いたことがあるけど、
寿命が無限の場合、どうしたらいいのか、誰か教えて欲しいんだよぉ。
大人になるということはどういうことなのかと、一石を投じてみたかったんですよ。
2015
プロ野球ファンは、若い子が好きです。こう書くと語弊が生まれそうですが、普通に選手の話です。贔屓のチームに期待の若手が出てくると、ワクワクするものです。今年のオールスターファン投票を見ても、同じような活躍をしている選手の場合、キャリアの少ない方が上位に来る傾向があります。プロで十五年以上やっているような大ベテランとなると、逆にカルト的な人気が出てくるのですが、それはそれとして。
何故この様な現象が生まれるのかというと、一つには親目線と言いますか、おらが村にもこんな凄いやつがおるんやでという郷土愛というか、両方が合わさったものがあるのでしょう。前に書いた生え抜きを贔屓してしまう心理と共通するものがあります。かつての同級生が有名人になったら、ちょっとくらい自慢したくなるのが人情です。例え、大して仲良くなかった子であったとしても。
もう一つには、若いということで、成長性を期待するというのがあるでしょう。二十歳そこそこでこれなら、野球選手の一般的なピークである三十前後でどれほどの選手になれるんだという、ロマンに心躍らされているのです。大抵の場合は、五年くらい経っても大して成長しておらず、こんなもんかなぁと思ってしまうのですが、何度だって騙されてしまうのです。何と器がでかいのでしょうか。単に学習能力の欠如という感じもしないでもないですが。
(・ω・) 器量人って、もしかしてバカじゃないと務まらないんじゃないか?
【友情が厚いのか薄いのか】
月:ほら、私はいわゆるところのウザカワ系じゃん。
黄:自分で言うこっちゃないんだよぉ。
朱:ちょっと保険を掛けてる感じですよね~。
黄:一応言っておくけど、ここに『そんなことないよ』とか言ってあげる、
お優しい輩は居ないんだよぉ。
月:ああ、分かっちゃいるさ!
【出自からして胡散臭い】
朱:どうやったら、月読さんくらい胡散臭くなれるんですかね~?
月:まるで私が、狙って胡散臭いかのようだな。
黄:この領域になると、意識してどうこうなる話じゃないんだよぉ。
朱:つまり月読さんは、胡散臭さの天才なんですね~。
月:もしも人生のステータスを振り直せるのなら、
少しくらいは見栄えのするジャンルの天才でありたい所存です。
【どっちみちダメじゃなかろうか】
月:思うんだが、猫を好きな奴にロクなのは居ないよな。
黄:何だその偏見、なんだよぉ。
月:どんな悪戯をされようと、顔の可愛さと目力だけで許すような連中だぞ。
黄:そう言われるとそんな気もしてきたけど、
それはどちらかと言うと親目線の甘やかしの感はあるんだよぉ。
【相変わらずどっちが主人なんだか】
白:うにゃ?
黄:これが悪さした時、あんまし見逃した記憶が無いんだよぉ。
月:猫飼いの素質が無いんだな。
朱:わ、私の羽は、爪研ぎ代わりに毟るものじゃないんですよ~。
猫:まーお。
月:たしなめてるようで、あの嬉しそうな顔、あれこそが真の猫飼いだ!
今回のオムニバスは、広がるかなと思って書き溜めておいたものを集めてお送り致します。リサイクルは、私の脳に優しい!