2015
バブル経済華やかなりし頃、日本の成金達は、こぞって世界の有名絵画や美術品を買い漁っていました。ある人は、純然たる投機の為に。ある人は、箔を付ける為にと、目的は違えど相当の額を注ぎ込んだのは事実のようです。日本人は基本的に商売人を卑下する文化が長年続いていたので、いざ金が有り余る状態になってしまっても、使い道が分からないのでしょう。島国日本人にとって土地は限られたものの上、逃げたり、溶けて消えるようなものでもないので、不動産に一極集中するのも自然な流れだったとも言えます。現代人の感覚からすると、土地は値下がりしない神話なんて、アホ以外の何物でもありませんが。原野商法など、詐欺同然の投資で庶民から幾ら騙し取ったのやらという話は余談として。
さて、そのマイケル・ジャクソンの様に雑な買い占めを行った美術品は、今現在、どうなっているのでしょうか。バブル崩壊から数年後は、買った時と比べて相場が下がりに下がって、売るに売れない状態だったそうです。結局、金庫の中に塩漬けするという、これまたアホ以外の何物でもない行動をとっていたとかなんとか。持ち主に関わる企業が潰れそうになってようやく放出するという、経営戦略という単語が悲鳴を上げそうな状態だったという話はどこかで聞きました。そこから更に十年以上が経ちましたが、まだ塩漬けされたものは残っているのかは、よく知りません。そう言えば、中国の富裕層が買い漁ってるとか、前に書いたことがあったみたいです。こうやって、美術は成金の玩具にされていくのは、いつの世も変わりないのかも知れません。かつて金で美術品を買い漁った日本人を下品だと白人層は揶揄したそうですが、そもそも金を出せば買える場に日本人を入場させている時点で同罪とも言える訳で。文化とは、美術とは、誇りとはなんなのか、今一度考え直してみるのも、いいのかも知れません。
(・ω・) こんな偉そうなこと言ってる私だが、芸術は今一つ分からないぞ!
【でも治そうという発想は出ない】
朱:大人になるって、どういうことなんですかね~?
黄:苦々しい記憶が思い出に変わったなら、青年期も終わりなんだよぉ。
月:今尚、昔のことをネチネチ言う私は、まだまだ若いな!
黄:それは世間的に女々しいと表現されるんだよぉ。
月:自分でも、少しぐらいの自覚が無い訳じゃない。
【親如きに影響される子供は軟弱者理論】
白:とりあえず、子供が居るからって、必ずしも大人じゃないっていうのは、
お父さんとお母さん見てもらえれば分かると思うけど。
月:ああ、うちの父さんでも可。つーか須佐之男も。
亜:ん? 何の話?
黄:よくよく考えたら、そもそも親らしい親が居ないという、
軽く絶望的な環境の気がしてきたんだよぉ。
【まるで精神は成長してるみたいな物言い】
朱:そんなことはありませんよ~。私のお母さんは立派な方です~。
月:生まれた瞬間に転生して育児をしないのに立派と言えるのだろうか。
黄:幼い容姿で庇護欲を煽って、周りに育てさせる作戦なのかも知れないんだよぉ。
月:要するに、カッコウみたいなものか。
黄:鳥類は中々、えげつない生存戦略を展開するんだよぉ。
朱:わ、私の見た目が子供のまま成長しないのには、そんな理由があったんですか~。
【先達が少ないというのも大変だ】
白:んで、こういう子供みたいなことばっかり言ってて、
誰も大人になりきれてないってオチだね。
黄:アハハと、笑い飛ばしてやろうと思うんだよぉ。
朱:長生きしてるからって大人という訳じゃないと理解しました~。
黄:死ぬ直前にどれだけ後悔を少なくできるかが大人の生き様と聞いたことがあるけど、
寿命が無限の場合、どうしたらいいのか、誰か教えて欲しいんだよぉ。
大人になるということはどういうことなのかと、一石を投じてみたかったんですよ。
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