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 タツノオトシゴと呼ばれる生物が居ます。トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に所属する魚類の総称です。頭部と胴体に角度があることや、ひょうきんな顔付き、甲殻類のように硬質な表皮、渦を巻いた尻尾などの理由で認識しづらいですが、れっきとした魚です。中国名が海馬、英語圏ではシーホースと、やたら馬扱いされていたりするんですけど。見た目が特徴的な為、江戸時代まで虫に分類されていました。骨はあるので捌いたら誤認しない気もするのですが、全長10cm程度で可食部が少ないのでそういう発想に至らなかったのでしょう。丸ごと乾燥させて、漢方の原料にするのが主な活用法です。雄が出産するという、珍しい生態が知られています。受精卵を引き取り、育児嚢と称する袋で育てるのです。外敵から保護するだけではなく、何と栄養を与える機能も備えています。こうなってくると卵生と胎生の境界が曖昧になってきてしまいます。前述の通り薬用や観賞用として高需要なのですが、乱獲で絶滅が危惧されている種でもあります。学術的にも謎が多いので、求めるのは程々にしたいものです。

(・ω・) その制御ができないからこそ人なんだけど

【幽霊や動物は古典の域という恐ろしさ】
玄:推理ものは膨大な作品数を誇る為、
 斬新な探偵の肩書が皆無に近いそうです。
マ:ゆうて訴求力を犠牲にすれば何かあるやろ。
玄:それに意味があるんですか。
マ:考えすぎると訳分かんなくなって、
 本来の目的を見失うんは珍しないで。


【別にミステリーに限った話じゃないのでは】
マ:技能系の職業は活かせそうやから既出やろな。
玄:流石に爪楊枝職人は無理なのでは。
マ:こう、削りの技が解決の糸口になるとかどや。
玄:単発はともかく連載は絶望的でしょう。
マ:初期設定は突拍子も無いけど、
 気付いたら王道になっとるのはようあるわ。


【よっぽどの雑魚でない限り複数は無理】
マ:ウチみたいな元会社員なんて目新しさがあらへん。
玄:今からでも過去を盛りますか。
マ:経歴詐称やんか。
玄:ちょっと大袈裟に吹聴するだけですよ。
マ:殴り合いの喧嘩をしたことあるだけやのに、
 何人も相手に勝ったて言い出すオッサンやな。


【目撃者として軽く事情聴取されたくらいかな】
マ:実は学生時代、幾つもの事件に遭遇しとったんや。
玄:ありがちな後付けです。
マ:せやけど何一つ解決しとらんどころか、
 容疑者になった訳でも無いゆうんは珍しいんちゃう。
玄:そこで名探偵に出会ったならまだ分かりますが、
 単なる野次馬みたいですし、違うんでしょうね。

 ミステリアスなキャラの過去を語るべきか秘匿すべきかは、判断が割れるところかと思われます。そりゃ、見合うだけのエピソードを用意できるんなら盛り上げられますが、下手を打てば一気に魅力が薄れてしまう訳ですし。そこら辺の匙加減が絶妙だと、うまい作者と呼ばれるんでしょうね。
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 タングステンと呼ばれる元素があります。英語表記はtungstenです。スウェーデン語で重い石を意味します。原子番号は74、元素記号はWです。何処からWが湧いたんだという疑問は、誰しもよぎってしまうでしょう。これは錫の鉱石に混ざっていたことが発端です。当然ながら活用するには精製しなければなりません。しかしタングステンが含まれていると分離を困難にしてしまいます。狼のように貪り食う厄介者ということで、ドイツ語でWolframと称されました。Wはこの頭文字です。特徴は幾つもあります。まずは融点が3400℃程と、金属の中で最も高いことです。その為、耐熱性が要求される高温炉などで重宝されます。また非常に硬質なことも有用です。炭素と結晶を形成したタングステンカーバイドは、ダイヤモンドに次ぐモース硬度を誇ります。他にも金属にしては電気抵抗が大きい特性を活かして、白熱電球のフィラメントに用いられていたこともありました。電気エネルギーが消費され、熱と光になって放出される訳です。この様に、かつての問題児も技術革新と共に生きる道を見出しました。人間だって環境次第で変われるかも知れないという、希望に満ちた話ってことで良いんですかね。

(・ω・) もちろん悪い方に傾く可能性はあるんだけど

【数十億円クラスが支払われた前例はあるのかしら】
マ:重要情報の提供に報奨金出るんやから、
 いっそ解決した場合も払ってええんちゃう。
玄:バウンティハンターを目指すんですか。
マ:海外じゃ凶悪犯捕まえて生計立てとるのおるで。
玄:賞金首制度は西部開拓時代の名残なので、
 簡単に真似できるものではありませんけどね。


【だからこそ創作の題材になるとも言える】
マ:日本の警察は部外者に手助けされることを、
 恥と考えるから無理かも知れへん。
玄:メンツが真実より重いとは思えないのですけど。
マ:体面を気にして罪の上塗りするんが組織人やから、
 よそもんが風穴を空けるべきなんや。
玄:言葉は立派ですけど、
 それほどの個人は極めて稀なんです。


【前職での恨みがちょっと漏れてますね】
玄:下手に額を増やすと、
 優秀な刑事が独立してしまう問題もあります。
マ:出来るもんが稼いで何が悪いねん。
玄:正論ではあるのですが。
マ:業務を一極集中させて有能な上司気取っとるんは、
 手痛いしっぺ返しを食らったらええんや。


【玄人仕事は見た目より手間が掛かってる】
玄:それ以前に、誤認した時はどう責任を取るんです。
マ:社会正義の為の尊い犠牲やで。
玄:権力を持ってすらいないのに腐るのもどうでしょう。
マ:せやけど警察よりは率を抑えられる自信あるんや。
玄:アマチュアは根拠もなく己を肥大化させますが、
 彼らは彼らなりに苦労していると思います。

 そういえば一瞬だけ私人逮捕系の動画が流行しました。あれが現行犯限定なのは、冤罪の可能性が低いからなんだそうです。その上で無益に罪人を生み出していた訳ですから、ダメな意味でのプロと言えるのかも知れません。

 バッキンガム宮殿と呼ばれる建造物があります。主な用途は、イングランド君主の公邸です。観光地としても有名で、何かしらで衛兵交代式を見たことがある方も多いでしょう。衛兵が被っているふわふわした巨大な帽子はベアスキンと言います。文字通り熊の毛皮が素材で、身長を盛って威嚇するのが目的なのだとか。つまり戦闘モードの猫が毛を膨らませたり、両前脚を上げて牽制するのと同じです。歴史的には18世紀初頭に建てた屋敷が始まりでした。それを数十年後に王族が買い取ります。19世紀に入ってから改装を始め、1837年、王宮になりました。バッキンガム宮殿と称されるようになったのはこの頃からです。ちなみにバッキンガムの名は、最初の持ち主であるバッキンガム公に由来します。敷地面積は約1万坪、総部屋数は775と半端ない広さを誇ります。とまあ、英国王室にとって象徴とでも言うべき場所なのですが、現在の国王陛下であるチャールズ3世は住んでいないとのことです。邪推されるのが彼らの宿命なのであくまで推測ですけど、格式が高すぎて肩が凝るからとも言われています。伝統の継承と実用性は、永遠に折り合いが付かないのかも知れません。

(・ω・) 古式ゆかしい京屋敷で暮らせと言われても嫌だしな

【若気の至りと呼ぶには奇行が過ぎる】
マ:身体が鈍ってきたで。
玄:まるで全盛期は動けたみたいな言い回しです。
マ:地元じゃトビウオと見紛うゆわれとったわ。
玄:それは褒めてるんですかね。
マ:意味もなく跳ね回ってたからや思うんやけど、
 躍動感に溢れてるゆうことにしてあるねん。


【どう考えても短編殺人の導入部】
マ:体力が資本やし、鍛え直さんとあかんな。
玄:ジムにでも通いますか。
マ:入会自体に満足しとる連中の真似なんかせんで。
玄:随分な偏見がありましたけど、
 探偵の関与は事件の引き金になりかねません。


【更には足を使えるようにしておけば完璧】
マ:ちゅう訳で、探偵式鍛錬術を開発するで。
玄:言葉だけは興味を唆ります。
マ:まず『犯人はお前や!』と、
 指差す動作を百回繰り返すのはどやろ。
玄:地味に大変そうですが、利き腕だけだと偏るのでは。
マ:怪我する可能性を考慮して、
 反対の手でもやっとけば安心やな。


【命よりも美学を優先するタイプ】
マ:反射でナイフくらいは躱せるようにしときたいで。
玄:現実を直視していなくて、微笑ましくなってきました。
マ:防刃のインナーを仕込んだ方が早い気ぃはする。
玄:致命傷だけは避けませんと。
マ:せやけどそないな探偵が映えるか問われて、
 頷くんは難しいんよなぁ。

 作劇の関係で、探偵は昼行灯の方が見栄えします。常日頃から頭脳明晰な人物が凄まじい勢いで謎を解いていくという作風もありますが、メリハリに欠けるのは否定できません。その影響で運動が得意そうに見えないのも多い訳ですけど、プロなら自衛くらいは出来て然るべきですよね。

 ハイビスカスと呼ばれる植物があります。アオイ科フヨウ属を総称したものです。仏桑華(ブッソウゲ)という和名も知られています。人間視点で最大の特徴は、鮮やかな花弁です。真紅、白、桃、橙など様々で、それなりの大きさなこともあって目を引きます。原産はハッキリしていませんが、インド洋系と、太平洋系に大分されるとのことです。現代日本では沖縄を筆頭とした南国の代名詞的存在になっています。低温に弱く、10度以下になる地域で育てるには、室内に避難させるなどの工夫が必要です。種子は油、葉は薬用、花は染料と実用性も無視できません。かのクレオパトラも美容の為に茶を愛飲していた逸話があったりします。この人、何処にでも湧いてきますな。花言葉はポジティブなものばかりですが、後ろ向きな印象を持っている方も居るようです。これは沖縄で葬送の際、手向けに散りばめるのが原因とされています。しかし文字通り花を添えるのが目的で、悲観的な理由ではありません。本土では穢れ思想が根強く死を否定的に捉えがちですけど、誰しも最終的に迎えざるを得ないんですから拒否ってばかりはいられませんよね。

(・ω・) 見送って貰えるとか、充分に幸せな最期だと思う

【死んだ目で教義を復唱してそう】
ア:学び舎を建てたいんですの。
朱:教育は大事です~。
ア:主にアテナお姉様の素晴らしさを説きますわ。
黄:宗教の世襲化問題が叫ばれる昨今、
 この手の輩を野放しにして良いのかと思うんだよぉ。


【善にも悪にも振り切れないバランサー的存在】
朱:単なる推し活と言えなくも無いですし~。
ア:少し組織的なくらいで洗脳と呼ぶのは狭量ですの。
黄:境界線が曖昧なんだよぉ。
朱:こういった黄龍さんの中途半端な良識が、
 信者の大半を失った理由なのかも知れません~。


【とりあえず精神的要素が敗因になる】
月:黄龍のクローンである黄龍改を誕生させたい。
亜:最新の戦闘技術をインプットしたら、
 オリジナルを超える存在になるだろうね。
真:返り討ちのイメージしか湧かないですぅ。
玄:カタログスペックを誇るのは噛ませ犬と、
 古典文学の頃から相場は決まっています。


【無限の手札からランダムならそれはそれで怖い】
青:黄龍の恐ろしさは、
 経験を持ちながら閃きで行動することです。
白:ノリで生きてるって意味で良いの。
則:過去に囚われたところで得るものは無いでの。
朱:あまりにデータが多すぎて、
 最適解なんて選んでられないだけな気もします~。

 という訳で今年も何とか本編を完走することが出来ました。黄龍って本気出したら相当にアクが強いんでしょうけど、色々と面倒で抑えに回ってる節があります。いつだったか暴走側に行きましたが、そういう場合は月読が常識人に鞍替えする摩訶不思議な構成になるのです。

 エスプレッソと呼ばれる飲料があります。イタリア語のespressoを直輸入した単語です。速達や特急の意もありますが、日本語ではほぼコーヒーの一種を指します。一般的なドリップコーヒーは焙煎した豆を粉状に磨り潰し、湯で煮出します。対してエスプレッソは、高温高圧を掛けて一気に抽出します。結果、高濃度になるのが特徴です。また圧力で油分が多めに溶け出す為、風味が強くなります。工学技術が必要なことから予想できる通り、歴史はさほど長くありません。20世紀に入りたての1901年、ルイジ・ベゼラ氏が初めてエスプレッソマシンを開発しました。しかし話自体は19世紀初頭、ナポレオンの大陸封鎖令まで遡ります。この影響でイタリアではコーヒー豆の入手が困難になり、苦肉の策としてカップを小さくしました。このデミタスは意外にも受け入れられ、少量で濃厚なエスプレッソが流行する下地になります。飲み方はもちろん色々とありますが、本場イタリアでは溶け切らないほどたっぷりの砂糖を入れることが多いのだとか。他にも泡立てた牛乳をブレンドしたカプチーノ、ホイップせずミルク多めなのがカフェラテ、逆に少ないのがマキアート、アイスクリームにちょびっと掛けるアフォガードなど様々です。強烈な苦味があるからこそ甘みを楽しめると考えたら、スイカと塩理論に通じるものがあるのかも知れません。

(・ω・) 単調な味わいは、すぐに飽きるもんな

【自分が殴った後遺症だとは考えない】
黒:黄龍よ、バスケットボールを始めよう。
赤:けかか。
黄:唐突なんだよぉ。
朱:何か動機があるんですか~。
黒:五龍でメンバーを組んだら凄い。
黄:脳が児童で止まってんじゃないかって発想だけど、
 実際にそんなもんの気もするんだよぉ。


【分身の術くらい使いこなせないと】
朱:四神と麒麟さんでお相手します~。
黄:青龍が被ってるんだよぉ。
黒:奴なら敵味方に分かれてもやれるだろう。
黄:謎の信頼なんだよぉ。
朱:本当に出来そうなのが頼もしくもあり、
 恐ろしさを感じる部分です~。


【中国史ウン千年の最高傑作とも言える】
青:人はどうして龍の入れ墨を彫りたがるんですかね。
朱:カッコいいからで納得できないんですか~。
青:大きさ次第で一種類しか選べないのに、
 屈指の人気を誇るのが昔から不思議でして。
黄:それだけデザインが秀逸ってことなんだろうけど、
 自分で言うのは流石に照れくさいんだよぉ。


【弱そうなのからだと野心家の可能性が高い】
朱:勲章の代わりに動物を一つずつ刻んで、
 百獣が大集合する絵柄にするのはどうでしょう~。
黄:完走するにはどれだけの手柄が必要なんだよぉ。
青:その価値観が定着するなら数を競い合うはずです。
黄:選択順で性格が推し量れる辺り、
 意外とバカに出来ないシステムかも知れないんだよぉ。

 百獣という言葉は浸透していますが、具体的に百種類を並べた例は聞いたことがありません。日本語で八と百と万はたくさんと同義なので、そういう意味では無いのかも知れませんけど。獣の方も何処までを称するのか曖昧ですし、意外とふわふわした熟語の気がしてきました。


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