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 シャークトレードという俗語があります。鮫と交換を組み合わせたもので、シャークまたは鮫トレなどと略されることもあるようです。トレーディングカードで生まれた言葉とされています。威圧を背景とする、或いは無知につけこむといった手段で、相場的に釣り合わない取引を強要することを意味します。トレカというものは、販売元が意図して価値にムラをつけることで射幸心を煽るという構造で成り立っている部分があります。規模が大きくなれば制御は難しくなり、数百倍、数千倍、場合に依ってはそれ以上の価格差を生みます。そういった稀少性が高いものを、気が弱い人ないしは初心者から人喰鮫のように武力を誇示して巻き上げることから名付けられたと言われています。幼少の折、仲間内でこの手のものが流行っていたとすれば、多くの方が関わったことがあると思われます。骨董品の世界でこういった交渉事は物の値打ちが分からない方が悪いとされています。しかしあくまで遊びである以上、悪意を紛れ込ませるのは褒められた行為ではありません。一方で、浮世からこういったものが消える日は来ないでしょうし、勉強代として糧とするしか無いのでしょうね。

(・ω・) 興味ない人から見たら、どっちも同じ紙切れなのが罪深い

【昔は凄かったよねと共感される匙加減が難しい】
朱:一世を風靡した方に会いに行く系の企画ってあるじゃないですか~。
白:考えてみればああいうのって、その業界に継続的な興味が無いと、
 埋もれたことに気付かなくて成立しない気がする。
黄:それとそこそこ年取ってないと、ノスタルジーを覚えないんだよぉ。
朱:大衆向けなようでいて、地味に限定的なんですね~。
白:見る側の大半が情報を共有する環境でないと受けない感じっぽい。
朱:黄龍さんのように存在自体が忘却の彼方ですと、
 誰それで終わってしまう問題も残ります~。


【百年の放浪歴と百年の白虎歴を持つ野良猫】
朱:私達も、最近お話してない方が居るなと思いまして~。
黄:十五年しか意識が無い朱雀からすればそうかも知れないけど、
 正直、百年や千年くらい間が空かないと懐かしくないんだよぉ。
白:それは流石に、龍族クラスだけじゃないかな。
朱:二百年ぶりくらいに御両親と再会したのを、
 割と軽いノリでこなした白虎さんが言いますかね~。


【今日も姉を使っての招集じゃなければ来なかっただろう】
サ:そんなどうしようもない理由で呼んだのか。
黄:メタトロンの双子の弟のサンダルフォンなんだよぉ。
朱:解説が無いと記憶を掘り起こすのが困難です~。
白:本格的に寄り付かなくなって久しいもん。
サ:僕に関係ないところで姉さんが笑顔になってる姿なんて見たくない。
黄:そして筋金入りのシスコンで、
 最上級天使じゃなかったら誰かがなんらかの処置を施してるんだよぉ。


【依存が悪化するのか決別して悪魔と化すのか】
メ:大きな声じゃ言えないけど、ちょっと苦手だからここに入り浸ってる。
白:絶望的な情報が発覚しちゃったんだけど。
朱:面倒な身内ほど厄介なものはありませんし~。
メ:そこまで悪い子じゃないんだけどね。
黄:何とか取り繕おうとする常套句が出たんだよぉ。
白:バッサリ切り捨てたらどんな反応するのか、他人事だから見てみたい。

 最近、レギュラーと準レギュラークラスだけで一年ギリギリ回せてしまう感じがあるので、どんなマイナーキャラが居たのかを思い出す意味も籠めて書いてみることにしました。これが供養的なものではないと、信じたい所存です。
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 横紙破りという言葉があります。ヨコガミヤブリと読みます。慣習に反して我を通す、周囲にとっては迷惑な行為全般を意味します。明文化された法律の類ではない為、力関係に依って押し切られがちというのが厄介な部分と言えましょう。横車を押すなんて類語もあります。現代っ子には、ジャイアニズムと置き換えた方が通りが良いかも知れませんけど。語源は、和紙にあります。この紙は繊維が縦に揃っているのが特徴で、その方向には裂きやすいのですが、垂直になると難しくなります。この道理を外れて押し通す様に見立てて誕生したという説が最有力のようです。横車の方も似ていて、車輪の進行方向に対して側面から押しても動かしづらいということから生まれたようです。良くも悪くも日本人は職人気質の為、トライアンドエラーを繰り返して最良の状態を模索する気質があります。なので不合理なやり口は嫌いなのでしょう。一方で、一度確立したものは時代が変わり、そぐわなくなっても守ろうとして悪習と化すことも少なくありません。良い方向に仕組みを変えようとするのは改革と呼ぶ訳ですが、横紙破りとの境界線が何処にあるかは曖昧な気がします。

(・ω・) 革命家が新たな独裁者になるなんて、良くあることなのさ

【泥水に砂糖水を混ぜたところで飲めるようになる訳では無い】
青:私としましては、こうなって欲しいというよりは、
 朱雀自身がどうなりたいかを優先していこうかと考えています。
黄:自主性の尊重に見せかけた匙投げなんだよぉ。
朱:我ながら、完成形が全くイメージ出来ませんしね~。
青:既存の概念に囚われない、自由奔放さに期待しようかと。
黄:たしかに青龍は頭が固いところあるけど、
 朱雀が補佐したところで中和される気がしないんだよぉ。


【友人なら笑い飛ばすけど部下が言ったら張り倒したくなるな】
青:と言いますか、この十五年で成長以前に何か変化をしたんですか。
黄:核心を突いてきやがったんだよぉ。
朱:変わらぬことこそが最大の変貌という解釈も可能です~。
黄:そういやこの、中身が有りそうで無い言い回しが得意になったんだよぉ。
青:実務では使えそうもありませんね。
朱:一見すると非実用的に思えることこそが、
 真の意味で有用であると言い換えられるのではないでしょうか~。


【制御してる元締めが居るという考え方は新しいな】
黄:何にしても転生まで百八十年以上は残ってる訳だし精進するんだよぉ。
朱:たまに考えるんですが、今までが二百年周期だったからって、
 私がそうとは限らないんじゃないですかね~。
黄:たしかに、こんなイレギュラーな朱雀が居た記憶が無いんだよぉ。
青:バリエーションは出尽くしたと思っていたんですが。
黄:五千年以上経ってこんな秘密兵器を出してくるとは、
 朱雀サポートセンターにクレームの一つも入れてやりたいんだよぉ。


【経営者は非情なくらいで丁度いいという部分はある】
朱:私がファイナル朱雀で、黄龍さん並の長命になるかも知れません~。
黄:一万年以上就労しなきゃならないとか、罰ゲームの類なんだよぉ。
青:何か問題でも。
朱:感覚が完全に麻痺してます~。
青:教育のし直しや引き継ぎをしなくて済むんですから、
 良いこと尽くめじゃないですか。
黄:下手な悪魔より考え方がえげつない気もするけど、
 これが居なくなると空中分解確実なのが難儀なんだよぉ。

 朱雀が居ない黄龍ちゃん世界というのがどういうものなのか想像しづらいものがあります。もしやそれで一本書けるのではとも思いますが、残り話数的に最速でも来年になりますね。

 トートロジーと呼ばれる言葉があります。英語表記だとtautologyで、ギリシャ語の同じを意味する単語から派生したものです。特に理由もなく同じ文言を繰り返すことで、日本語だと同語反復と言います。『私は、私だ』や『真実とは、紛れもない真実である』のような感じが一例と言えるでしょう。表現技法の一つとしてはありやも知れませんが、客観的な内容が皆無なのは否定できません。その為、使いどころを間違えるとセンスや知性を疑われてしまう危険なものです。若かりし頃は、雰囲気を出したい時に体言止めを多用してしまうことがありますが、近いものを感じます。あれも劇中なら強調などで使える部分があるのでしょうけど、一般社会では面倒がられがちです。人間関係の何割かは言葉の選択に依って左右されるので、難易度が高い物言いは控えるべきなんでしょうね。

(・ω・) 小泉進次郎氏のせいで、注目されてる感はある

【あの何とも言えない気まずさを完全再現していく】
月:朱雀は、現状に問題が無いからと甘えてる部分があるな。
  もっと研鑽を積み、上を目指さないといけないぞ。
黄:どういう立ち位置での発言なんだよぉ。
朱:数年に一度しか会わない親戚のオジさんに説教されるって、
 こんな感じなんでしょうか~。
月:責任が無い立場から物を言うのは、この上ない娯楽だ。
朱:生まれてから一度として重責を担ったことが無い方が言うのは、
 説得力があるのか判断しかねます~。


【神輿は軽いに越したことはないなんて言葉があるくらいだし】
黄:かく言う月読が向上心皆無ってのが最大の笑いどころなんだよぉ。
朱:ですけど、出世と言っても最高神くらいしか残って無いんじゃないですか~。
月:こう見えて肩書上は貴子で、国家の支柱だからな。
黄:自分で言いやがったんだよぉ。
朱:天照さんがなんとかしてるんですから、
 月読さんも充分やれそうな気がしますけどね~。
黄:元々、トップがビシバシ決断を下していくというより、
 それなりに有能な参謀が落とし所を模索する国民性ではあるんだよぉ。


【十一年周期で活発になれば裏付けの一つになる】
天:朱雀さんが核エネルギーで活動している説が出て以来、親しみを覚えています。
黄:たしかに、恒星は核融合で熱を生み出してるんだよぉ。
朱:私は、ミニ太陽だったんですか~。
天:陸上生物の体液は塩分濃度を除けば海水に似ていると言いますし、
 自然を模した生命体として誕生したとしてもおかしくありません。
黄:それっぽい無茶苦茶を言い出したんだよぉ。
朱:こういうところが、実に姉妹だと思わされますよね~。


【こうやって未解明の怪奇現象が増えてしまうのか】
天:つまり私と朱雀さんは、皆を明るく照らすのが最重要業務なんです。
黄:アイドルみたいなこと言い出してるんだよぉ。
朱:崇拝されないと始まらないのは一緒ではあります~。
天:実は本来の私は直視できないほどの光量なのですが、敢えて抑えてるんですよ。
黄:墨汁なり黒ペンキなりをぶっかけてやりたいんだよぉ。
朱:隙間から異様な光が漏れ出る姿を想像してしまいましたが、
 夜道で出会ったら腰を抜かす程度には恐ろしそうです~。

 月読にとって朱雀ってなんなんだろうと考えると、これで意外に難問な気がします。朱雀にとって月読は、今回の通り、扱い方が分からない親戚的な感じなんでしょうけどね。

 原野商法と呼ばれるものがあります。舞台は、土地の値段が下がることはないと信じられていた狂気の時代の日本です。資産的な意味で大した価値が無い山奥のような地所を、道路が通るからとか、開発されるからと言って相場以上で売りつける悪徳不動産屋が居ました。この詐欺と呼んで差し支えない一連の商行為を、原野商法と称した訳です。現代的にネットで現地を確認するといった予防策が少ないこと、絶対の土地信仰があったこと、既に隠居していて老後資金に不安があること、など複合的な要因が絡み合って、1980年代に全盛期を迎えたようです。商売人視点で考えると、安いものを如何にラッピングして高く売りつけるかが腕の見せどころとも言えます。それでも虚偽の情報を吹き込んでというのは悪質であり、碌でもない人は何処にでも居るんだなと思わされます。

(・ω・) そんな良い不動産なら、自分で買うがなという基本中の基本

【武装強化と戦闘プログラム最適化のどちらが有効かは気になる】
亜:今の玄武と仲良くしてくれてることには感謝してるかなぁ。
黄:近所のオバちゃんみたいなんだよぉ。
朱:育児放棄同然とはいえ、お母さん的な存在ですからね~。
黄:フェンリルヘル夫婦といい、真っ当な親が少ないんだよぉ。
亜:自然界なんて、百匹を野に放って数匹育てばいいって感じじゃん。
黄:厄介事になる予感しかしないから、コピー玄武を潰しあわせて、
 生き残ったのが真の玄武みたいな展開はやめて欲しいんだよぉ。


【中国は陸地至上主義なところがあるので考えにくいけど】
亜:あと専門外だけど、朱雀の細胞を培養したらどうなるかは興味ある。
黄:またしてもホラー映画的な話になってるんだよぉ。
朱:自分で言うのもあれですが、増殖が止められなくなって、
 果ては地上を覆い尽くす流れになるんじゃないですか~。
亜:海さえ無事なら、まだまだ生物はやってけるし。
黄:半分亀は、そういうとこ薄情なんだよぉ。
朱:水属性ですし、海亀と海蛇のハイブリッドという可能性もありそうです~。


【現代の倫理観が悪いと居直ってこそ神様だぞ】
ア:愛でる対象ですので、今のままで構いませんわ。
黄:玄武と言ってることは大差ないのに、ニュアンスに違いを感じるんだよぉ。
朱:氷漬けで保存させられるみたいな恐ろしさがあるんですが~。
ア:わたくしを、サイコパスの類と勘違いしてますわよね。
朱:突き抜けた一念の持ち主は、本質的に差が無いんじゃないですか~。
黄:最低限の社会生活を送れるかどうかが境界線と言えるけど、
 ギリシャ神話の面々は失格者だらけなのではと思うんだよぉ。


【自分で道を切り開くというのはかくも難しい】
ア:朱雀さんは狙っている方が多くて、やりがいを感じますの。
朱:置かれている状況が、全く嬉しくないんですけど~。
黄:ロックオンの目的がバラバラなのはともかくとして、
 どれを選んでも幸せになれそうもないから仕方ないんだよぉ。
朱:結局、朱雀を続けるしか平和に生きられそうもありません~。
黄:そうである限り青龍も保護してくれる訳だし、
 借金の問題もあるから諦めて働くのが最善手なんだよぉ。

 なんか朱雀を育てるのに成功したかどうかというより、朱雀個人をどう思うかになってる気もしますが、聖獣なので人徳とかも大事なんですよってことにしておきます。

 難平と呼ばれる言葉があります。ナンピンと読みます。主に株式や為替の売買で用いられます。この業界を物凄く単純化して言えば、安い時に買って高い時に売ることで差額を利益にするのが目的です。ですが、当然のことながら毎回うまくいく訳ではありません。そんなことが可能なら誰もが大儲けしてしまいます。値段が下がって来た時、同じ商品を買い増すことで単位当たりの損失を減らす手法が難平なのです。もちろん、この時点で負けの総額は変わりません。しかし値を戻してきた際、その振れ幅に依ってはプラスに転じる可能性があります。つまるところ予想外の値崩れだったものの、あくまで一時的なものだと判断したケースで有効な手になります。実際のところ、これは楽観的思考という名の考えなしで、更に下降して泥沼に嵌まったりするパターンが多いようですが。いっぺん読み違えてるんですから当然とも言えます。損失を受け入れて傷を最小限に抑えることを損切りなどとも言いますが、その見極めこそが大半なところがあるようです。

(・ω・) 冷静に判断できるなら苦労しないのが、人の世の常とも言う

【大体のことをイジりで処理できる打たれ強さが欲しい】
マ:嬢ちゃんは秘められた才能を持った、ええ人材や思うで。
  地位が人を育てる言うし、責務を与えたら覚醒するんちゃう。
朱:悪魔さんに褒められるって、素直に喜べないんですが~。
黄:古い教えで、敵国の無能はおだてまくって、
 重鎮になるよう促すってのがあるんだよぉ。
マ:ちょいわざとらし過ぎたか。
黄:結局は青龍の審査をクリアしなきゃならないんだから実現性は低いんだよぉ。
朱:私でなかったら、本格的に傷付いてもおかしくないやり取りですよ~。


【世界から重力が消える的なとんでもない副作用が生じそう】
マ:他はそうやな。電波発生装置として使い道はあらへんか考えとるわ。
黄:唯一無二の個性と言えば聞こえは良いんだよぉ。
朱:仮に私と同等の電波力を持つ方が現れたら、
 存在意義が無くなるみたいに言われました~。
マ:そん時はどないしたら相乗効果が生まれるか実験するわ。
黄:だったらこっちは相殺する位置関係とかを研究するんだよぉ。
朱:分裂した時に目を付けられなくて、返す返すも良かったと思います~。


【悪意なしに毒を吐けるってのが真の意味でピュアだという】
メ:純粋が正義であるとは限らない分かりやすい例、かな。
黄:朱雀と天使、どっちの話なんだよぉ。
朱:善意での粛清が天使さんの本質だと、気付きつつあります~。
メ:だから同族扱いで、ふにえるという名を認めた。
黄:割と納得できる部分があるんだよぉ。
朱:天使さんと悪魔さん、どちらに評価されようと嬉しくないって、
 どういう風に消化すれば良いんでしょう~。


【そろそろ朱雀を捨てて別の存在へと羽化すべきなのでは】
メ:ただ普通の天使は世俗にまみれて堕天するんだけど、
 朱雀の場合、逆に染め返してきそうな恐ろしさがある。
黄:もう、天使なんて小さな枠に収めようとするのは諦めるんだよぉ。
朱:私は、宇宙クラスの朱雀ですから~。
メ:なんか捨て鉢になってない?
黄:凡庸な人間ですら自分が何者なのか考えると頭が痛くなってくるのに、
 何の神仏に属するかと向き合うのは、さしもの朱雀も面倒そうなんだよぉ。

 天使と悪魔に評価されるって、何かそれだけで汎用性のあるネタな気がしてきました。両方の査定が低いタイプってのは分かるんですが、どちらからも高いってのはどんな人間なんでしょうね。


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