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 貧乏籤と呼ばれる言葉があります。ビンボウクジと読みます。籤は潰れて見づらいでしょうし、以下クジと表記します。一般にクジというと、実力や駆け引きの影響が少ない賭博ないしは遊びです。複数の紙片や木片などに当たりを記してランダムに割り振るものや、アミダクジのような選択式など様々な種類があります。共通して言えるのは、幸運の対価として大なり小なり利益が生じる特性を持っていることでしょう。貧乏クジというのは、逆に外れを引くことで損をしてしまう展開を意味します。転じて、周囲と比べて不利な役回りを押し付けられる状況を指して使います。むしろ現代ではこちらの用法の方が多いでしょう。人間が集団で何かをしようとすれば担当が設定されるのは必然です。その中で面倒事になりかねない役割はやりたくないというのが多くの人の本音でしょう。結局は悪い意味での譲り合いになるので、クジと言うよりは心理戦や力関係で決まるもののような気もします。せめて運が無かったとすることで精神的な損耗を抑えるという理由で使用されたとしたら、案外、考えさせられるものがあるのやも知れません。

(・ω・) 東京五輪のことを考えてて思いついたネタだと言って良いんだろうか

【証明しようが無いんだから考えるだけ無駄じゃないか】
猫:うにゃーご。
朱:『余計な干渉してこないし、悪いやつじゃないぜ』と言ってます~。
黄:この通訳が正しいか朱雀にしか分からない以上、
 実はとんでもない悪口を言ってる可能性も否定できないんだよぉ。
朱:前々から、私以外にもう一人くらい欲しいと考えてるんですよね~。
黄:その場合、全く別の文章が飛び出してきそうなんだよぉ。
朱:どちらが正解なのか揉めた末、無かったことにされる気がしてきました~。


【日陰のフローリングでだらしなく伸びる感じか】
猫:なーみゃお。
朱:『あと、晩秋から初春に掛けては温かくて良い。
 それ以外の季節は近寄んな』ですって~。
黄:朱雀と関係なく、猫にありがちな話なんだよぉ。
朱:飼い主を、巨大な懐炉と見てる節があるそうです~。
黄:道理でこいつ、夏場はひっついてくることが多いんだよぉ。
朱:忘れがちですが黄龍さんって変温動物ですし、
 ひんやりして気持ちいいんでしょうね~。


【現状が理性的かと言われると少し怪しいけど】
則:未だに生き肝はおろか生き血すら寄越さぬ、しみったれと思うておる。
黄:転生したての頃に良く言ってた気がするけど、
 霊体のアンタが不老薬なんか口にしてどうするんだよぉ。
則:再び肉体を得られるやも知れぬじゃろ。
朱:クリーチャーとなって、自我を失う展開しか思い付かないんですが~。
黄:そうなったら滅する方向で動くだろうけど、
 流石にちょっと切ないから実現しないことを祈るんだよぉ。


【量産型ツンデレと一緒にするなという想いが伝わってくる】
則:小間使いとしては、毒にも薬にもならぬ賑やかしといったところかの。
朱:この方の場合、褒められてる気がしてきました~。
黄:たしかに、自分以外の何かを絶賛する姿が想像できないんだよぉ。
朱:ですけど、素直になれないという訳でも無いんですよね~。
黄:純粋に、全く使えないのと、まだマシなのを選り分けてるんだよぉ。
則:見極めぬと、妾に火の粉が降り掛かってくる恐れがあるでな。

 朱雀は大体の話に出てくるので絡んでないキャラというのがほぼ居ないはずなのですが、逆に濃い付き合いをしてるのが少ない気もしてきます。
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 バンドワゴン効果と呼ばれるものがあります。英語表記だとbandwagon effectなので、直輸入系に分類されます。日本語訳を考えるなら、同調効果とか、流行現象辺りになるんでしょうか。この二つの単語からピンと来た方も居るでしょうが、たくさんの人が購入したり、既に保有していたりすると、何となく自分も欲しくなり、売れ行きが加速することを意味します。アメリカの経済学者、ハーヴェイ・ライベンシュタイン氏に依って提唱されたものです。理屈としては、多数が支持しているのだから品質的に標準以上ではあるという心理が働くのだとか。逆に、皆がやっているから反発したくなることを同氏はスノッブ効果と名付けました。こちらは個性が出ないとか、稀少性が乏しいという、つまるところ大衆に埋没したくない心の動きがそうさせるようです。人間という種は個体では生きていけない為に協調性を重んじますが、一方で有性生殖である故に変質も望みます。一見すると相反する二つが共存しているのが、我々なのでしょうね。

(・ω・) 私は天の邪鬼なので、スノッブ効果の発動率がやたら高い

【下げてから上げた方が精神的被害は少ないやも知れぬ】
黄:転生してから数えると、朱雀は今年で十五歳になるはずなんだよぉ。
朱:お陰様で健康に過ごせております~。
黄:一昔前の人間の感覚だと、成人扱いでもおかしくない年数なんだよぉ。
朱:そうかも知れませんね~。
黄:朱雀の育成が成功したのか、見直してみる頃合なのかも知れないんだよぉ。
朱:通信簿みたいなものでしょうか~。
黄:初っ端に上司である青龍に聞いてやっても良いんだけど、
 あれはあれで偏った見解しか出しそうも無いからやめておくんだよぉ。


【単純に己を省みる機能が欠落してるだけではなかろうか】
黄:とりあえず分かりやすいところで同僚に聞いてみるんだよぉ。
白:別に個人的感想を言うのは問題ないんだけどさ。
朱:どうしました~。
白:ここでの発言を記録して、後で青龍がネチネチ言うなんてことない?
黄:安易に他人を評価すると、自分に返ってくるってのはあるんだよぉ。
朱:そういった視点で考えると、
 批判ばっかりしてる方は強靭なメンタルの持ち主な気がしてきますね~。


【ネコ科って生活する以上の向上心を持ってないし】
白:ともあれ、朱雀なりに頑張ってるんじゃないかな。
  結果が伴ってるかどうかは別にして。
朱:引っ掛かる言い方なんですけど~。
黄:命を削るような働き方は誰にでも出来る訳じゃないし、
 気分でしか仕事しない白虎よりはマシなんだよぉ。
白:青龍を介さず、ダイレクトに嫌味が飛んできた。


【玄武の布教という非生産的なところに注力してるからだよ】
玄:朱雀さんは四神のマスコット的存在ですから、
 そこに居るだけで良いんです。
朱:これも喉に小骨が刺さったみたいな違和感があります~。
黄:ムードメーカーと同じで、褒めてる感じを出そうとしてるんだよぉ。
玄:曖昧な表現を用いることで、責任回避が可能になります。
朱:玄武さんって、その人工知能とは思えない絶妙な処世術を、
 どうして業務に活かせないんでしょうね~。

 という訳で今年も残り話数が少なくなりましたところで朱雀編です。2005年に始まって、リアルタイムで時間が流れる設定なので全キャラクターが15年分の齢を重ねています。大半が、気にするような年齢差では無いという部分が、便利というか緩い理由の一つなんでしょうね。

 私掠船と呼ばれる存在があります。シリャクセンと読みます。現代人の感覚で分類するなら、海賊の一種で間違いないでしょう。16,7世紀くらいの欧州で、派手に暴れまわっていました。一般的に海賊といえば、何処にも属さず、気ままに儲かりそうな商船などを襲っては逃げるを繰り返す印象です。しかし私掠船は決定的に違う部分がありました。それは国、ないしは地方領主から公的な免状を受けているということです。つまり名目上は民間組織ですが、傭兵に近い性質を持っているのです。都合が悪くなれば切り捨てられる危うい立ち位置ではあるものの、相互協力する関係にあり、フリーの海賊よりは安定感があったようです。そんな免許を発行する側の目的は、単純に上前を撥ねるというのもありますが、敵対勢力の弱体化が大きいとされています。マンガのワンピースを知ってる方には、七武海のモデルの一つと言うと分かりやすいんじゃないでしょうか。史実の私掠船団が、あそこまで野心的であったとは考えにくいですけど。時代が下って国際法が整備されたり、倫理的な制約が大きくなるにつれ廃れていきました。ただ、現代の海賊も一部は海軍なんかが後ろ盾になってるという話を聞いたことがありますし、完全に姿を消したかと言われると微妙そうです。国家が公式に認めてるっていうのが大事なんだよと言われると、そんな気もしますけどね。

(・ω・) 大航海時代のヤバさが、これ一つで伝わってくるよな

【精神的な問題の時にだけ真価を発揮する特性を持つ】
朱:砂浜といえば、お城とかの建造物ですよね~。
  サグラダ・ファミリアに挑戦したいと思います~。
黄:転生までの残り年数、全てを捧げても終わらないんだよぉ。
月:まず、ふわっとした雰囲気はイメージできても、
 細部を憶えてるやつは限りなくゼロに近いと思うんだが。
朱:これが私のサグラダだと、言い切ってしまうことで乗り切ります~。
黄:ある意味で開き直りは最強の返し技ではあるけど、
 建設的な部分が無いという致命的欠陥も兼ね備えているんだよぉ。


【汎用性の高さが最上級にカテゴライズされそう】
ア:アテナお姉さまに、パルテノン神殿を捧げますわ。
朱:麗しき姉妹愛です~。
月:私も姉さんの為に天の岩戸でも作ってやるか。
黄:棺桶的に、封印する気にしか思えないんだよぉ。
朱:天照さんは喜びそうですけどね~。
ア:それもまた愛ですの。
黄:そのフレーズを口にしとけば大抵のことは許されると、
 少しくらいは思ってるんじゃないかと疑ってるんだよぉ。


【織姫と彦星より知名度が低いくせに良く言うよ】
ア:今回は急でしたので人数が絞られましたが、
 次はもっとたくさんの方をお呼びしたいですわ。
朱:月読さんと違って社交的ですよね~。
黄:同じ月の女神というのが信じられないんだよぉ。
月:ギリシャ神話じゃ星座一つ一つに伝説があるが、
 日本神話で月は夜空に輝く孤高の存在だから仕方がない。
ア:うまいことこじつけましたの。
黄:こういう逃げ口上ばっかり磨くから残念さが改善されないんだよぉ。


【残り半分を欲しがるやつが居れば実行する可能性がある訳だ】
朱:アルテミスさんがコネクションを目一杯に活用すれば、
 最高神の座を狙えそうな気もするんですけど~。
ア:全く興味が湧きませんわね。
月:現職の父神がアレすぎて、尊敬できないからか。
ア:建前上、男性も管理下に入るというのが生理的に受け付けませんの。
黄:世界の全てをやろうと唆されても拒否るくせに、
 二分の一だったら考えてみるとか、思考パズルみたいになってるんだよぉ。

 終わってみると半分くらい月読編感がありますが、元々、月の女神繋がりという扱いで登場させた部分があるので問題ないでしょう。しかしアルテミスをいわゆる陽キャに分類していいのかは、筋金入りの陰キャの私には分かりかねます。

 カメレオンと呼ばれる生物が居ます。トカゲに近い種で、外見的にはギョロッと飛び出した眼球と長く伸びる舌が特徴です。そして彼らは、環境に合わせて皮膚の色を変えるという能力があまりに有名です。結果、状況に応じて主義主張を変える変節漢に対する蔑称として用いられることもあります。カメレオン側からしてみれば、求愛行動や防衛本能の一つに過ぎないのに、迷惑な話だとは思います。どういった原理なのかという話ですが、大抵の動物は色素細胞という体色を変化させる仕組みを持っています。人間の場合、日焼けすると肌が濃くなるやつです。カメレオンはそれが強力なのだと長年考えられていました。しかし現在では、全く別の機構だというのが強く推されています。私が理解できる範疇で説明すると、プリズムが角度で見える色が変わるように、カメレオンの皮膚は光の反射を変幻自在に調節できるのだそうです。といっても、彼らが自分の意思でという訳ではなく、気分とか気温とか背景なんかで勝手に決まるんだそうですが。なので別に擬態や迷彩だけしてるってことでも無いようです。このシステムを応用すれば面白いことが出来そうですが、古い忍者みたいに壁と同化して隠れるくらいしか思い付きませんでしたよ。

(・ω・) ステルススーツ的なのが、玩具として売られる日が来るんだろうか

【チャンピオンが強すぎて盛り上がらないから干されるみたいな】
ア:ビーチバレーを致しましょう。
黄:朱雀と球技の相性の悪さは、凄まじいんだよぉ。
朱:私がボールに触ると、重力から解き放たれるみたいなんですよ~。
月:要するに、ふわふわ浮いて落ちてこなくなる可能性が高い。
ア:それはルール上、どうなりますの。
黄:明らかな不備で改正が望まれるという結論に至ったこともあったけど、
 朱雀を排除すれば済む話だから黙殺されるという見解も根強いんだよぉ。


【これを使うのは二千年振りになるだろうかとか言ってみたい】
朱:という訳で私は審判に回りますね~。
月:ビーチボールなら、朱雀の動体視力でも追えるな。
ア:黄龍さんが全力で叩いても破裂しない特別製を用意しましたわ。
黄:そう言われると、奥義の封印を解いてでも潰したくなるんだよぉ。
月:バカな、まだ奥の手を隠していたと言うのか。
朱:伏線が全く無い新必殺技は燃える派と冷める派が居て、
 意見の隔たりは埋めがたいものだと聞いてます~。


【むしろ茶化してあげないと失礼に当たるのではとすら思える】
月:お約束なところで、スイカ割りでもするか。
  たまには私も神器全開パワーを使ってみたいんだが、どう思う。
黄:赤い汁が飛び散らないくらい木っ端微塵になりそうなんだよぉ。
朱:食べ物を粗末にすると、今の世の中うるさいですよ~。
月:全ては自然へと還る運命にあるのさ。
黄:言ってることは何一つ間違ってないし、それっぽい雰囲気もあるけど、
 月読が言うと台無し感が凄いのが、大した補正力なんだよぉ。


【あのシャリシャリ感が醍醐味だろと言われるとそんな気もする】
ア:弓使いとして、目隠しで射抜くというのを提唱したいですの。
黄:無駄にリスキーな遊びになってるんだよぉ。
月:私達だから良いが、一般人が真似するとなると大変だな。
朱:と言いますか、割って食べるというのが主旨のゲームなのに、
 穴を空けてどうしようっていうんでしょうか~。
ア:ココナッツみたいに、そのまま飲めば良いのですわ。
黄:小玉ならギリギリ分からんでもないけど、
 一般的なサイズだと、お腹たっぷんたっぷん待ったなしなんだよぉ。

 朱雀に焦点が当たりがちなせいか砂浜のシーンばかりを抜き取っていますが、普通に泳いだり浮かんだりもしてるはずです。

 サイボーグという言葉があります。英語のCybernetic Organismを略したcyborgが語源です。直訳すると『人工頭脳的な有機体』となりますが、一般的には身体機能の一部を人工物で補強している人間という認識でしょう。なので極端なことを言えば、骨折などでボルト一本でも埋め込んだら立派なサイボーグです。どのくらいの比率からをそう呼ぶかは、個人の判断に委ねることにしますが。創作界隈では戦闘用など、通常の人間には出来ない能力を備えた存在を呼称することが多いようです。テセウスの船的な話になりますけど、半分以上を機械化してしまった場合、それを人として良いのかという疑問は残ります。逆にアンドロイドであっても、人由来の有機物を使用しているケースはどうなるのでしょうか。フィクション色の強い概念ではありますが、人間とはなんなのかを考えると、割かし奥深いものな気がしてきました。

(・ω・) 複数の動物から素材をとったらキメラ扱いになるんだろうか

【どっちにしても育成失敗に変わりは無いんじゃないですか】
朱:それにしても本当に女の方しか居ませんね~。
月:そういやアルテミスはゼウスにたくさんの侍女を要求したんだっけ。
朱:お嬢様のおねだりとしては規模が凄いです~。
月:私も父さんに、お古の神器を譲ってもらったことがあるぞ。
  今にして思うと、あれがコレクターとしての第一歩だな。
黄:幼い頃の小さな出来事が人生を決めてしまうことはあるけど、
 こうもあからさまな二つの事例を聞かされると反応に困るんだよぉ。


【本音で自分を採点したら何点を付けるかは気になるところ】
月:しかし、リアルにハーレム作って維持するやつって凄いよな。
  私なら全員を落とした時点で飽きて解散する確信がある。
朱:それ以前に、月読さんがモテるっていうのが想像できません~。
黄:珍獣として遠巻きに眺める分には良いけど、
 人生の何割かを共有する覚悟を持てるのは天照くらいなんだよぉ。
月:パンダやペンギンは可愛いけど、飼うとなると困難みたいなものだ。
黄:相も変わらず、自画自賛が自暴自棄に聞こえる面倒な御方なんだよぉ。


【トーナメント的に勝ち抜いたやつだけが注目されるからね】
則:のぉ。とろぴかるどりんくを持ってきてたもれ。
?:私達はアルテミス様に仕えてますので、他の方の指示は受けません。
則:こやつら叩き斬ってええかいの。
黄:ダメに決まってるんだよぉ。
月:現代的な社会通念とか、国際問題に発展するとか、
 些細なことは気にしない大物の風格がある。
朱:歴史に名を残すだけのことはありますけど、
 この手合は大半が迷惑なだけっていうのが罪深い話だと思います~。


【うちが平穏な内は他の惑星の出来事と同じなのさ】
ア:大切なお客様ですから、粗相が無いようにしなくてはダメですわよ。
?:分かりましたです。
則:教育が行き届いてないのぉ。
朱:この状況で尚も上から目線なのは流石ですね~。
月:黄龍が、こちらこそと謝罪する局面では無かろうか。
黄:別に保護者って訳でも無いんだよぉ。
朱:だったら、どういった関係なんでしょう~。
月:個人的には、野生の熊に餌付けしておきながら、
 よそに被害が出ても知らんぷりするみたいな無責任さを感じる。

 余談になりますが、神話上のアルテミスは男女間の純愛は祝福しますが、色欲としての関わりには烈火の如く怒り出す傾向が強いようです。うちのキャラは歪んでないかと思わなくもありませんが、全体的に酷いので問題は無いでしょう、多分。


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