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 入道と呼ばれるものがあります。ニュウドウと読みます。道に入ると書きますが、この場合は仏道を指します。なので出家することやその人、または仏教に関する教えや言葉などが本来の用法です。他にも、剃髪しているお坊さんが多いことから、スキンヘッドを称したりもします。個人的には、大入道、一ツ目入道、輪入道、見上げ入道といった妖怪の印象が強いです。世間から遠い場所で修行するのが一般的ですから、浮世離れしたイメージと結び付けられたんじゃないでしょうか。現実の坊主がどうであるかはともかくとしまして。積乱雲の俗称である入道雲も、大入道のように巨大な姿から名付けられたとされています。他にもゴンドウクジラを入道イルカと呼んだり、蝶や蛾のサナギや地虫を入道虫と呼称することもあるようです。こうして並べてみると、馴染み深いもののようにも思えてきます。妖怪関係はともかくとして、入道雲以外を日常会話で使うかと言われると怪しいものがありますけどね。

(・ω・) 坊さん自体が尊敬されてない近頃の風潮のせいなのかしら

【日本の下請け孫請けシステムの源流を見た気がする】
朱:ニニギさんって、設定の割に知名度が低いですよね~。
黄:天照の孫にして、国を譲り受けた初代統治者のはずなんだよぉ。
天:更に子孫の、ヤマトタケルの方が知られてるくらいです。
朱:まるで自分とは関係無いみたいな言い方ですけど~。
黄:元々、なんで自身で行かず孫に任せたかと言えば、
 面倒だったからって説が有力視されてるんだよぉ。
天:私だって父に放り投げられたのですから、別に良いじゃないですか。


【とはいえギリシャ神話なら埋もれる程度な感じもある】
黄:現代人の感覚からするとヤンチャなのが一因だと思うんだよぉ。
天:容姿を理由にイワナガヒメの嫁入りを断ったり、
 正室であるサクヤヒメが家に火を付けても止めなかったりと困った子です。
朱:奥様も中々です~。
黄:バカ夫婦の元祖とも呼ばれてるんだよぉ。
朱:この濃いキャラクターを活かせなかったのは、
 もったいない話なのでは無いでしょうか~。


【子々孫々にもタイムリミットが設けられたのは恨んで良いのでは】
天:既にこの世の住人で無いというのが致命的かも知れません。
朱:ふに?
黄:イワナガヒメには不老長寿を与える力があったけど、
 実家に返したせいで神族なのに寿命が限られてしまったんだよぉ。
朱:そのことはちゃんと説明したんでしょうか~。
黄:粋がってるやつは太く短くとか言い出すし、
 知ってたとしても結婚しなかったんじゃないかと思われるんだよぉ。


【そこを掘り下げると長くなりそうだからしょうがない】
天:なので、今更ニニギを推しても再興の役には立たないでしょう。
黄:アホでも孫は可愛いという一般論が通じないんだよぉ。
朱:神様って、身内を溺愛か酷薄かの両極端なところがありますよね~。
天:登場人物の大半が親戚ですし、血縁自体は情の理由になりません。
黄:月読限定でバカ姉な理屈が通ってるんだよぉ。
朱:どうして月読さんだけという最大の難問は残りますが、
 愛に論理性は無いという定番でお茶を濁すことにします~。

 ニニギの影が薄いのは、やっぱりチンピラ感がとんでもないからとしか思えません。まあ価値観なんて時代と共に変わるので、これくらいの方が英雄っぽいという流れが何処かでやってくるかも知れませんけどね。
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