ユートピアとディストピアという言葉があります。16世紀初頭、トマス・モアが著した社会風刺的小説Utopiaが前者の語源です。今では理想郷という和訳で知られ、何一つ不満が出ることのない完璧な住処という意味合いでも使われます。ちなみに何処にも無い場所ということから生まれた造語であり、皮肉が効いていると思わされます。一方のディストピアはユートピアの対義語として誕生しました。英語表記だとdystopiaです。良く知られた和訳は無く、強いて表現するなら『厳格な管理社会』辺りになるでしょうか。近未来SFで用いられることが多い設定で、思想、宗教、行動などの自由が大幅に制限されていることが特徴です。とはいえ、時代が変われば価値観は変質するというのが世の常です。物語上のユートピアは、私財を認めない、貴族は居ないものの奴隷に相当するものは存在する、職業選択の自由がそんなに無いなど、ディストピアっぽい要素が多くあります。個人がイメージする完璧な社会はそれぞれ違うでしょう。多様性を許容すればするほどに齟齬は大きくなる訳で、結局のところ妥協と寛容と不自由さこそが実社会の現実なのかも知れません。 (・ω・) ディストピアが一ジャンルになったのは、共産主義への皮肉かららしい 【単に誰も真似したくないが真実なのでは】 月:やって来てしまった、アルテミスアイランド。 朱:名前の付け方が前世代的です~。 黄:このセンスの古さが、実に月読なんだよぉ。 月:うおっ、空青っ! 太陽サンサンで腹立たしい! 黄:そして小旅行如きでこんなにはしゃいでしまう幼さが同居してて、 ある意味でオンリーワン的な人格を形成してるんだよぉ。 【男神説が強い月読だと誤作動する可能性も考えられる】 黄:ところで、このレーダーとかミサイルっぽい機械はなんなんだよぉ。 ア:男性の気配を感知して、近付いたら迎撃する設備ですわ。 月:そこまでしなくてもと言いたいけど、個人の土地なら自由だな。 朱:深く考えるのをやめましたね~。 黄:そりゃ、普通に関わりたくないんだよぉ。 月:動物に対しては反応しないのかとか技術的に気になる部分はあるが、 分解したら深遠に取り込まれそうだから遠慮しておく。 【水中歩行の方が関節への負担は少ないんじゃなかろうか】 月:とりあえず、砂浜ダッシュするやつやろうぜー。 黄:まだ日が高いんだよぉ。 ア:夕暮れでないと、単なるトレーニングになってしまいますわ。 月:最近、運動不足で足腰を鍛え直したいというのもある。 黄:言動が完全にオッサンなんだよぉ。 朱:さっきの撃墜装置が動きださないか、不安になってしまいます~。 【天使か悪魔のどっちかが完全に勝った世界ってつまらなさそうだし】 月:朱雀相手に波打ち際でバシャバシャ出来ないのは惜しいな。 朱:人生なんて、何もかもが叶わないから楽しいんですよ~。 ア:そこまで壮大な話でしたの。 黄:お得意の、それっぽいだけの適当発言なんだよぉ。 月:それでも私は、なにもかもが欲しい。 黄:こういうのが居るからマモンとかの仕事が尽きないんだけど、 世の中それなりに回ってるし、別に良いのかなって思うんだよぉ。 アルテミスアイランド(仮)の所在地は、地中海のどっかじゃないかなと思います。治安とか生活全般の問題が無ければ老後に暮らしてみたい訳ですが、まあ無理なんでしょうね。 PR 天中殺という言葉があります。テンチュウサツと読みます。算命学という中国で生まれた占術があり、それに於ける運の巡り合わせが悪い時期を意味します。陰陽五行や干支がもととなっていて、12年の内2年、12ヶ月の内2ヶ月、12日の内2日がそれに該当します。つまり割と頻繁にやってくるものだったりします。よくアンラッキーデーの最上級みたいな用いられ方をしているのを見掛けます。しかし本来は幸運と不運のどちらでもない、プラスマイナスゼロのような感じらしいのです。殺の字が禍々しいのが悪いのでしょう。相対的に見て天の後押しが無い訳ですから、派手に動くのは慎んだ方が良いことに変わりは無いのですが。天・中・殺、とか書いちゃうと必殺技っぽくなりますし、微妙に知名度があるのはやはり字面の強さのせいだと推察します。今年の貴方は天中殺です、とか言われたら占いに興味が無くてもビビリそうな辺り、使い勝手は良さそうですよね。 (・ω・) 脅して懐柔が基本戦術と言われると、ヤクザなんかと変わらんよな 【朱雀研究家第三の刺客になりそうな流れ】 朱:ですけど私、温水は平気ですけど、冷水は火の属性と反発して、 とんでもないことになりかねないんですよ~。 ア:炎から見れば熱湯ですら低温なのに不可解なことがあるものですわね。 黄:朱雀だから仕方ないんだよぉ。 月:体温が七十五度あるのに、普通の風呂を温かく感じてるしな。 ア:本当に地球の生態系に属する生命体ですのと言いたくなりますが、 可愛いから全てを許しますわ。 【無酸素でどれだけの時間を生き抜けるかが鍵になりそう】 黄:風呂と言えば、朱雀の残り湯だってことを忘れると、 火傷しかねないから注意が必要なんだよぉ。 ア:黄龍さんが熱水如きでダメージを負うというのは衝撃ですの。 朱:焼け石に腰掛けても、アチッで済みそうな雰囲気がありますのに~。 黄:オーラ的なもので保護すれば我慢できるけど、熱いもんは熱いんだよぉ。 月:活火山に放り込んでも同じこと言って生還しそうなところあるよな。 【負に負を掛けることで正になるかも知れないだろ】 月:それはそれとして安心しろ。 私が開発したスペシャルクリームで水の浸透を防ぐことが可能だ。 ア:信用しきれなさが凄いですわ。 朱:何を根拠に効果があると言ってるんでしょう~。 月:医学的な臨床実験で、明らかな違いが確認されている。 黄:健康食品の通販番組で似たようなフレーズを聞いたことあるんだよぉ。 朱:月読さんが喋っているのと相まって、 撥水スプレー程度の力だと推察するのが妥当と思われます~。 【いずれ温水プールへ連れて行くことで代わりとしよう】 ア:それよりも、誰が塗るのかが最大の問題ですわよ。 月:こいつ、欲望ダダ漏れで生きてるな。 黄:方向性はともかく、月の女神はこんなんばっかなんだよぉ。 ア:わたくしを指名してくださいましたら、島への永久優待権を差し上げますわ。 月:折角だから、私も立候補することにする。 朱:色々な状況を鑑みて、大人しく砂浜で楽しむことにします~。 いつだったか、裏山に湧いた温泉に朱雀と入ったことがありましたが、あれは湯量が多いから平気なんだと言い訳をしておきます。 一字千金という言葉があります。イチジセンキンと読みます。場所は現代の中国、春秋戦国と呼ばれる時代末期のお話です。後に始皇帝となる政王の後見人的立ち位置に呂不韋という人物が居ました。彼は政王の父である荘襄王を人質の立場から救い、王となる手助けをした功績で国家の重鎮となったのです。元は商人だったのですが文化事業にも熱心で、知恵者数千人を囲い込んで呂氏春秋という書物を編纂します。当時の百科事典的なもので完成度は高いとされています。呂不韋本人も自信を持っていたらしく、『呂氏春秋の文章から一文字でも足したり引いたり出来たら千金の褒美を与える』というお触れを出しました。これが一字千金の由来で、詩文などがとてつもなく優れているという意味で使われるようになったのです。ちなみに千金とは大金の意味で、具体的に幾らというものでは無いようです。懸賞金という分かりやすい餌で釣るという作戦はこんなにも昔からあるところを見るに、人の本質は変わらないなと思わされます。 (・ω・) むしろ人材には報酬を与えんと、社会そのものが萎縮していく 【存在を許容してるから穏健派というヤバい連中だしなぁ】 ア:海水浴に行きたいですわ。 黄:誰はばかることなく、好きにすれば良いんだよぉ。 ア:皆さんと一緒に、という意味ですわよ。 朱:その中に、男性陣は入ってないんでしょうね~。 黄:そもそも視界に紛れたとして、認識されてるかが怪しいんだよぉ。 月:脳内で画像を処理して、ボカシや黒塗りになってるやも知れぬ。 ア:わたくしを、秘密警察か何かと思ってる節がありますわよね。 【海要素が無さすぎて逆に良いという人も居る】 朱:そういえば黄龍さんの地所に、山、森、湖なんかはありますが、 プライベートビーチは無かったですね~。 黄:海の幸だけは自力での調達が難しいんだよぉ。 則:海鮮特盛という言葉には、そそられるものがあるのぉ。 ア:趣旨が変わってきてますわよ。 月:海岸で食らうものと言えば、 安っぽい焼きそばに原色かき氷と相場は決まっている。 黄:それはそれで、一部の人にしか通じない気がしてならないんだよぉ。 【絶対に月が見えない場所とか弱体化が激しそう】 ア:男子禁制の島を所有してますので招待いたしますわ。 月:さらっと高位神っぽいアッピールしやがって。 黄:アンタも格的には似たようなもんなんだよぉ。 月:私が、そんなアウトドアの極みみたいなところに金使う訳ないだろ。 朱:たしかにイメージしづらいものがありますけど~。 黄:どちらかというと地下帝国を作って、 モグラやミミズ相手に鼻息荒くしてる印象なんだよぉ。 月:ちょっとやってみたいと思った辺りが、筋金入りの日陰者気質だ。 【均衡を保つ為に弟がヤンチャだと考えると辻褄が合う】 朱:これはもう、天照さんと引き籠もり対決を繰り広げるしかありません~。 ア:サウナの耐久勝負くらい、得るものが無さそうですわね。 月:ネットが繋がってて、趣味用具一式があれば半永久的に出てこない自信がある。 黄:妄想だけで凌げる姉と比べて、中途半端感があるんだよぉ。 ア:たしか、何をやらせても一番になれないという自己評価を耳にした記憶がありますわ。 月:謙遜風自虐的な自己弁護だと、認めてしまえば楽になれるのか。 アルテミス回が今年あったかを思い出せずにいたせいで、後回しになっていました。映画を撮る話ってのは記憶にあったのですが、今年か去年かが曖昧だったのです。ちなみに一年以上前でした。人の記憶なんて当てにならないなと思い知らされます。私個人の問題な気がしないでもありませんが。 ピクルスという食べ物があります。英語表記だとpicklesになります。原音に近付けると、ピカァルズ辺りっぽいのですが、発音しづらいせいかこちらに落ち着いたようです。日本人が真っ先にイメージするのはハンバーガーに挟まっている、ないしは付け合わせとしてのキュウリの酢漬けでしょう。しかし定義としては欧風の酢漬け、もしくは塩漬け全般を指します。なんなら日本の梅干しやらっきょうなども範疇になります。要するに限りなく漬物の英訳に近い言葉なのです。じゃあ逆に日本語の漬物ってなんなのさという話になります。どうやら、食材を塩、酢、酒粕、糠などに漬け込むことで風味を付けたもの、ということになるようです。塩分濃度が高まるだけで保存性は上がりますし、混じっている菌次第で発酵が進んで栄養価が増すこともあります。古来より伝わる知恵の結晶と言って良いでしょう。何気なく口にしているものにも歴史があると考えると、見方が変わる部分もあるのではないでしょうか。 (・ω・) 各国の癖が強すぎて、合わない時はとことん合わない食べ物でもある 【鹿肉は全体的に他より強いけど猪肉にだけはメチャクチャ弱いとか】 亀:最終コーナーは、肉バトルロイヤルですじゃ。 黄:競技名から、これっぽっちも内容が予想できないんだよぉ。 朱:私の貧困な想像力では、 生肉を手にしてペチペチと殴り合うくらいしか思い付きません~。 黄:或いは、肉の選択で圧倒的な有利不利が生じるのかも知れないんだよぉ。 朱:ジャンケンと言いますか、対戦ゲームの相性みたいなものがあって、 本格的な心理バトルが勃発する可能性もありますね~。 【収録前に何も食べてないから少しくらいは勝機があるかも】 亀:要約すると、大食い勝負ですわい。 黄:乱戦要素が分からないんだよぉ。 朱:それよりシロサイさんが絶対に勝てないルールなのは良いんでしょうか~。 亀:肉一キロを育てるのと同等の飼料で換算するので問題ありませぬぞ。 黄:鶏肉で二、三キロ、牛肉だと十キロ以上必要だって聞いたことあるんだよぉ。 朱:どっちにしろ圧倒的なハンデを背負っていますが、 生物界での格差を考えると、そんなものなのかも知れません~。 【食レポと競技性の両立は成し得るのであろうか】 白:あー、成程。こういう味付けも有りな訳か。 ?:新たな調理法を認めていただき恐悦至極に存じます。 ?:素材を活かしつつ、こないに斬新なことしおるとは、 もはや食のレボリューションいうほかあらへんな。 朱:こういうのって、もっと黙々と食べるものだと思ってたんですが~。 黄:喋りながらだけど、とんでもない勢いで減ってるんだよぉ。 朱:番組的に美味しいようでいて、 情報量が多くて胃もたれしそうな感じもありますよね~。 【お行儀が良くなりすぎると大事なものも削ぎ落としてしまう】 亀:協議の結果、優勝を決められるほどの差が付かなかったということで、 決着は持ち越しになりましたぞい。 黄:最後の最後で日和りやがったんだよぉ。 朱:角は立ちませんが、消化不良感は物凄いです~。 白:賞品の肉も山分けじゃ大した量にならなさそうだし、この場で持ってかえろ。 朱:今日だけで一体どれだけの肉を消費したんでしょうか~。 黄:このエコとか倫理なんかを意に介さない感じが退廃的で、 娯楽の本質を突いてる気がしないでもないんだよぉ。 食性と言えば、人間は雑食とされていますが、こいつらほど何でも食ってやろうって生き物は他に居ない気もします。本当にこんな大雑把な括りに収めていいのかは悩ましいところです。 天狗と呼ばれる妖怪が居ます。御存知の通りテングと読みます。真紅に近い顔色をしていてピノキオ並に長く伸びた鼻を持ち、山伏の装束でカラス的な羽根を背中に生やして、手にはヤツデの葉、足元は一本歯の下駄、と、日本人が抱くイメージがほぼ一定という程度には知れ渡った存在です。牛若丸こと源義経が烏天狗と修行した伝説があることからも分かるように、千年近く前には周知されていた古株でもあります。元々、この熟語は中国で凶事を知らせる流星や彗星を指すのだそうです。字を噛み砕けば、大空のイヌですから分からんでもありません。日本でも、大陸文化に直接的な影響を受けていた時代だと、そういった用法が確認できるようです。しかしその使われ方は姿を消し、再登場した時には現代的な山に住む人間離れした怪異を指すようになっていたようです。一説には、当時の人にとって山中は暗黒地帯で、その訳の分からなさが流れる星に通じるものがあった為なのだそうです。千年前ともなると、推察もざっくばらんです。ともあれ、日本人にとって神と妖怪の境界線は曖昧で、天狗は畏怖や信仰の対象でもあります。最近は減りましたが、超人的な能力の持ち主を天狗に喩えることがあることからも伺えますよね。 (・ω・) そういや、天狗のしわざじゃAAとか一時期流行ったな 【一般客にガチ話をしても理解して貰えるとは思えないし】 亀:次なるは趣向を変えて、肉ディベートじゃ。 観客の支持を得られたらポイント加算ですぞい。 黄:言葉の愉快さで盛り上げようとする空気があるんだよぉ。 朱:既存の単語に肉をくっつけて、 新しい何かを生み出そうという気概を感じますね~。 黄:この感じだと言い負かすとかそういうのは捨てて、 うまいこと言ったり面白発言を狙った方が効率的な匂いがするんだよぉ。 【伝説として語られるにはそれくらいの大胆さが必要】 亀:白虎殿が考える肉とはなんですかな。 白:魂の残骸、とかどうだろう。 黄:これを格好いいとする感性が、最前線では必要なのかも知れないんだよぉ。 朱:もう、どうでも良くなってませんか~。 黄:この空間で真面目に頭を使うと、気が狂う予感がしてるんだよぉ。 朱:そんな番組をお茶の間に流すって、 ちょっとした無差別テロと呼んで良いのかも知れません~。 【偉大な理論を提唱した両巨頭とか存在してそう】 亀:ではここで、避けては通れぬ肉の差別論について行きますぞ。 ?:肉に優劣が存在する派と、貴賎なしとする派の争いですか。 白:私は後者だけど、他のも考え方自体は尊重するよ。 ?:世の中そないな綺麗事で回らへんやろ。 何事にも序列があるいうんが真理でっせ。 黄:知ってて当然みたいに話が進んでるんだよぉ。 朱:編集で解説なりテロップなりを挟み込まないと、 視聴者置いてきぼり待ったなしです~。 【変則が受けた場合の続編はどう展開すべきかが難しすぎる】 朱:結局のところ、肉って一体なんなんでしょうか~。 黄:その結論を出そうとすると血で血を洗う抗争になりそうだし、 なぁなぁになるのはしょうがないんだよぉ。 朱:次回があった場合のネタに困りそうですしね~。 黄:逆に続きを想定せず全精力を注ぎ込んで、 二作目以降が絞りカスってのは何の業界でも良くあるんだよぉ。 朱:先を考えて抑えた結果それっきりってこともありますし、 加減が重要っていうのは何となく分かります~。 肉肉肉肉書いてますが、そういやしばらくまともに肉を食べてない気がします。語る為にも、もうちょっとくらい肉喰らいになるべきなのでしょうか。 |
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