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 ダニと呼ばれる生物が居ます。壁蝨など幾つかの漢字表記があるようですが、あまり見掛けるものでもなく、日本語だとほぼ仮名で表されます。虫の類ではあるのですが昆虫ではなく、蜘蛛や蠍に近いのだそうです。基本的にはとても小さく、世界中の至るところに生息しています。種類や環境で食性は様々ですが、最も知られているのは吸血です。人間や家畜などに張り付き、蚊と同様に針状の口を突き刺して吸い上げます。それ自体が痒みを引き起こすものですが、死骸や糞などもアレルギーの原因となる為、好きな人は少ないでしょう。更には伝染病を媒介することもあって、人間社会的には完全無欠の害虫に区分されてしまいます。世の中に溢れるダニ退治を売りにした薬剤や家電の多さからも伺えます。また寄生生物の側面が強調されることが多く、比喩的に用いる場合はコミュニティに貢献せず利益だけを掠め取る存在を指します。ダニだってそれなりに頑張って生きてるはずなのですが、人とは傲慢な生き物なので仕方ないのかも知れません。大体、血を吸うのは楽みたいな風潮ですが、自分の何十万倍の体重を持つ相手にへばりつく根性は認めても良いんじゃないでしょうか。食事の為に特撮の怪獣みたいなのに突撃すると考えると、彼らも大変なんだなと思わされる次第です。

(・ω・) でも生き残ってる訳だし、相対的には割が良いんだろうか

【敗軍の将は兵を語らずとか言ってたら意見なんて出せなくなるけど】
天:日本人が日本神話を良く知らない現状に危機感を抱いています。
朱:ふわっとした精霊信仰を持っていても、
 ちゃんとした知識のある方は少ないらしいですね~。
黄:宗教との付き合い方なんて、その位で充分な部分もあるんだよぉ。
天:そんな呑気なことを言っていた末路が黄龍さんじゃないですか。
黄:必ずしもそういった理由じゃないんだけど、
 没落したのは事実なんで、反論しづらいんだよぉ。


【本来は表意文字だけど表音文字としても活用した歴史がある】
天:まずは原因を考察してみましょう。
朱:当て字的な名前が多くて、馴染みにくいのは一因な気がします~。
黄:仮名が生まれる前に書かれたのが原典だからしょうがないんだよぉ。
天:今の子も音を優先した名が多いですし、そこまでとは思えませんが。
朱:似たものとして扱って良いんでしょうか~。
黄:原点回帰に分類されるかはともかくとして、
 漢字に過剰な意味を求めないってところは共通してるんだよぉ。


【本格的にキチガイだらけだと収集が付かないしな】
黄:後は須佐之男如きが英雄的立ち位置なことで察するんだよぉ。
朱:花形の人材が不足してますよね~。
黄:余所と比べて根本的にキャラの立ち具合が微妙ってことなんだよぉ。
天:人間味を重視したのが裏目に出た可能性はあります。
黄:同じ俗物でも、ギリシャ神話くらい飛ばしていけば世界的になれるんだよぉ。
天:定期的に比較されますが、ああなってしまうのもどうでしょう。
朱:イカれてる方が印象に残るのは間違いありませんし、
 そこは兼ね合いってやつなんじゃないですか~。


【世の中的に国教自体が廃れていく流れではある】
朱:バトル展開が少ないのは人気に悪影響がありそうです~。
天:最強論争がこれほど盛り上がらない神話もあまり無いかも知れません。
黄:こうして見ると、何処から手を付けても改善になりそうなんだよぉ。
朱:むしろ千年以上、何をしてたんでしょうか~。
天:適度な距離感を意識して近付いたり離れたりをしていたら、
 気付けば疎遠になってしまったと言いますか。
朱:子供の頃の友達みたいですね~。
黄:国民に密着しすぎると閉塞感が生まれる面もあるし、
 さほど間違ってた訳でもないのが考えさせられるんだよぉ。

 という訳で天照の日本神話再興物語が始まります。私もさりげに断片的にしか知らないので偉そうなことは言えませんが、これを機に勉強し直すという名目でやっていこうと考えています。
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